今日の夕空は、雲ひとつない天気でした。月もゆっくり夕飯を食べても沈まないし~と家から見えないので、のんびり夕飯を食べていましたが、友人から「月が見えるね~」とメールが来るのを見ていたら、やはりジッとはしていられない。
カメラを抱えて南から西がよく見える駐車場へ。
お月様は、広い夕空に小さく白く見えました。
ただ、ズームしてみると・・・あれあれぇ。
月のそばには、明るい星がひとつ。月は一人ではありませんでした。
誰でしょう? 「星座表」のアプリで調べてみると、月は今日蠍座の頭のところにいて、どうやら、この星は頭のTの字の線が重なった中心の星のようでした。そうなんです。月はひとりではなく、蠍座の星たちとなかよく一緒にいたのでした。
これは、少し時間が経って、下にかなり沈んできたところで撮った写真ですが、月のすぐ上の星以外にも、右斜め上に1つ、さらに月の左斜めに明るめの星が見えていますね。明るいのは蠍座のアンタレスです。星座を参考に出しておきましたが、頭の「Tの字」星の下に月がいるというイメージ、つかめましたか? もっと地平線が暗かったら、アンタレスの左に星が尻尾までならんでいるのが見られたかも知れません。
お月様はというと・・・
きれいなお月様でしたぁ~。癒やされますねぇ。そして、実は、もうひとつ、残念ながら写真はありませんが、私がちょっと待って見たモノがあります。
地球がこんな風に見下ろせる駅? はい。国際宇宙ステーションです。「ISSディテクター」というアプリをスマホに入れていて、いつ、私のいる場所で何時にISSがどのように通過していくのか教えてもらっています。今日は、北側の低い位置を短時間ですが見られると教えてもらって、このあと、北の地平線をISSが「点滅しない飛行機」という感じでゆっくり移動して行くのを眺められました。
9月30日19:05を私はみたのですが、明日の10月1日18:15には、今日より長く約3分見られそうですね。ただし、見える角度は地平線から12度、今日の16度より低いので開けた場所がないと大変です。明日は北から東へ通過するようです。我が家のそばでは今日がキリキリだったので、みられそうにないです。
国際宇宙ステーションは、ちょうどクルーの交代時期に当たり、今は確か日本人は誰もいないと思うのですが、今度は若田さんが米国、ロシアの宇宙飛行士と共に国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、約半年間滞在する予定のようです。一時期はスペースシャトルが運航停止になり、ロシアのソユーズ宇宙船で行っていましたが、最近は米宇宙船クルードラゴンが活躍。今回もクールドラゴンで4人の宇宙飛行士が向かいます。詳細はJAXAのココを見ていくとわかります。若田さんは5回目のISS。
打ち上げ目標日時が、10月4*日のようですが、国際協調の象徴としても高く評価していた国際宇宙ステーションが、そもそも、もう耐久年数も近づいてくるとも言われています。 世界では、英国の欧州連合離脱、ウクライナ戦争にも驚きましたが、中国の独自の宇宙ステーション建設に続き、ロシアも抜けて別行動に2024年からなる?というのが本当になったら、もう地球でも、宇宙でも、人間の「理想に進む力」は衰え、情けなくもお粗末な人類の将来へ?何だか、希望が弱まり、憂いたい気分になってきます。
*最初は4日といっていましたが、ハリケーンの接近で6日に延期になったようです(10月2日追記)
日本のISS実験棟「きぼう」をみよう、というサイト(ココから)によると、次にISSが全国的にとても見やすいのは、10月4日(火)の19:00頃のようです。もう、若田さんが到着しているかもしれないISSを見上げて、世界が平和になることを願いたいと思います。
お月様ぁ、愚かな人間をどうにか、その月のパワーで正しい道へと導いてください。