felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

無料ブログの有り難さ、怖さ

2022-03-30 15:44:07 | 日記

   私は、このサイトではなく、teacupという無料ブログを利用してて、動画を記事内に掲載したい時はそちらの方が便利なので「FELIZMUNDOの写真ブログ」というのや、雑誌や新聞に掲載されたものや孫のために作った絵本などを「Fのページ」、さらには複数登録がOKだったので、野菜や果物の生長を追った「生命の詩」としてアップしていた。それが、このたび閉鎖になるというので晴天の霹靂、大変驚いた。

    その最初の記事がこの下の記事。

Fのページ」最初は「童話のページ」というタイトルだったので、最初のページも童話だった。 

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2004/11/22
「童話1」  童話
   「太陽は動いている」

 公園で、友達を待っている時だった。早く公園に着いた僕は、見知らぬお兄さんがしゃがみ込んでいたので、何してるのだろうと後ろから覗き込んだ。お兄さんは一本の棒を立て、その周りに石を置いていた。(おまじないをしてるのかな?)と僕は思ったが、お兄さんは、僕に聞く暇も与えず 棒や石をそのままにどこかにいなくなってしまった。 

 見ると、石の一つが丁度、棒からのびた影の先にあった。そして、見上げると太陽がその先に輝いていたんだ。 
 なんとなく気になったまま、友達と遊んだ後の夕暮れ、僕は、石のあった場所に戻ってみた。 棒からのびた影はさっきの石から外れたところにのびていた。これまでの石はまっすぐ一列に並んでいて、棒の影の先は、その石の列の延長線上にあった。僕は、砂利の歩道のところに行き手ごろな石を見つけて戻った。すると、いつの間に来たのか、さっきのお兄さんがいて、僕が石を差し出すと、棒からのびた影の先に石を置いて僕に聞いた。
 
 「何してるかわかるか?」
 「さあ、わかんない」
 「太陽が動いているのを感じるんだ」   
 お兄さんは、優しそうな笑顔でじっと僕を見つめて、言った。            
 「たとえば、太陽の動きを、動いてると感じるだけじゃなくて、ちゃんと形にして見ていくのが大事なんだよ、わかるか?こうやって印をつけて・・・。ただ動いているとしか感じない太陽を、季節ではどう違った動きをしてるのか、これで調べられるだろう」 
 
  僕がそのお兄さんと会ったのは、その一回きりで、すっかり影の事もお兄さんのことも忘れてしまったある冬の日のことだ。授業中僕のノートの上に長い窓枠の影が伸びてきて、授業の間にもどんどん這いずるようにそのノートの上を動いていくんだ。
  それに気づいて、僕は思わず窓枠の角の陰を動きに合わせてノートの上に点を打ってみた。そう、点は公園のお兄さんの石の様に一直線に並んだ。
  (不思議だなあ)と感心していたら、「なにしてる?」と先生に突然聞かれて、僕は慌てて正直に説明をした。
  先生は、「授業中余計なことをするのは感心しないけど、面白いね。 それを、一年続けると、きっと、いろんなことが分かるよ。やってみたら」と言って、僕にお兄さんの言葉を思い出させた。

  そして、今ここに僕の自由研究のまとめができ上がった。この自由研究で僕は、「昔の人は、きっと僕たちよりもっと太陽を見て、もっと太陽を知ろうとして生きてきたんだ。だから、コンピューターも無い時代に、一生懸命考えて、太陽の周りを地球がまわっていることまで知ることができたんだ」と気付いた。 
 
  大事なのはこの感じて、もっと知っていく気持ちなんだよね。お兄さん!
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    何とも懐かしい。そして、「FELIZMUNDOの写真ブログ」の方の最初のページは2004年11月22日の下のような記事だった。

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teacup「FELIZMUNDOの写真ブログ

最初のページ 2005/1/17

「地震雲」  月・天体
新潟中越地震の6時間前に私が東京で見た地震雲の写真を公開します。カメラを横に構え、やや低い位置に横に長くこの雲が見えました。今日は、阪神大震災から十年の日、震災への心構えを!

クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します 
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    まさか、この6年後に東日本大震災が起こり、福島原発事故が起きるとは・・・。

    この"felizmundo's web"は、2007-10-05からだが、確かこれも、何か違った無料ブログが廃止になって、こちらにインポートしてきたような記憶がある。よく覚えていないが、このブログの最初の頃の記事は、その廃止になったブログからインポートしたからか、絵文字がちゃんと出ていないのがある。そのせいかもしれない。

    teacupのブログの閉鎖にあたって、こちらも(gooblogに移行できるので~)と「エクスポートの方法」の案内があった。でも、このブログと使い分けていたのが合体するとおかしくなりそうなので、今回は移行せず諦めることにした。  

    ところで、もっと前の最初のブログはどんなだったのかと思い調べたら、さらに古い記録がでてきた。こちらはBBCで、文字だけのもの。これが、2004年5月26日。「童話のページ」より半年早い。 

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おっかなびっくり

おっかなびっくりはじめてみたホームページですが、少し慣れてきたので、少しずつ皆さんにもこのページのことを公表して行こうかなと考えています。これを今読んで下さっている方、有難うございます。何か書き込みを、よければ残していってください。

 

From ムー To at 2004 06/06 00:19 編集 返信

おやまあ。

ってことで遊びに来てみました。初孫フィーバーしてるみたいだね。とても。

 

To at 2004 05/26 17:37 編集 返信

分からないことばかりでドキドキ

はじめたばかりで、BBSとDiaryの違いがよく分かりません。 ここでは皆さんの話が聞けるのでしょうか? 誰か、入れてみてください。

 

From To at 2004 05/26 11:23 編集 返信

新規入会おめでとうございます!!

ここからいろんなことを情報発信してください。
何かわからないことがあればQ&Aをご覧ください。
ページのカスタマイズはこちらからどうぞ。

    でも、ここに日記とBBCの区別が分からないとあった。ということは、さらに日記が前にあったのかもしれない。ちぎり絵をブログアップしていたことがあるので、それも廃止になったから、それが最初だった?もう、これは追えなかった。

    さて、ここまで私のブログを一緒に遡って下さった方。心から感謝します。こうやって遡ってみて、2004年5月から約18年、ネットでブログを書き続けてきたことが分かりました。このブログも無料ブログなので、いつどうなるか分かりませんが、このブログへの掲載記事が一番長く記事数も多いです。これからも、よろしくお願い致します。

    お陰様で、このサイトは、これまで累計50万人以上の方が訪問、累計130万閲覧して下さっています。読んで下さっている方がいるから、書き続けられています。

    間違った記載がないように努力はしていますが、間違っていると思われる時は是非コメントで指摘して下さいませ。ブログに書いた私の話に異論やご意見があれば、これもコメントに残してください。感想、その他も大歓迎です。

    最後に、このgooブログも無料ですが、このブログは、私の生きている間は閉鎖されずに続いてくれますように!!!

    gooブログの皆様、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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「奇跡は起きる!」と月が教える

2022-03-28 08:24:45 | 惑星・天体ニュース

      5時過ぎに自然に目が覚めた。月が出ているのかも知れない。昨日も同じような時間に目が覚めたが、雲に隠されて月は見られなかった。

            

      こんなに厚い雲に覆われていては、月はとても姿を現してくれそうになかった。でも、そんな昨日も、実は、印象的な朝の風景を楽しめて無駄ではなかった。

      というのも、残念に思いながら帰ろうと振り返ると・・・

          

       桜は満開を迎え、その並木の向こうに 何気ない建物が いつもとまったく違った様子で美しく輝いていた!

             

       日の出と共に、集合住宅の風呂釜の出っ張りが、黄金色に輝き始めていたのだ。なんとも不思議な光景に目を見張った。

          *黄金色の反射が分かるように、露出調整しているので、桜と撮った写真と同じ時刻ですが、明るさが違って撮れています。

       風呂釜の立方体の手前の壁にその明るい黄金色を跳ね返して光が2倍にみえていた。(太陽が当たると後ろに影が出る)のは誰もが知っているが、「これは太陽光を反射して、手前に黄金色の光ができたのか」と理解するまでには時間がいった。晴れの日には、こんな光景が毎日繰り返されていたのだろうか。朝寝坊を常とする私には初めての景色だった。

       コロナ禍で孫とのラインでのクイズのやりとりのために読んだ本の中の話<「どちらが先に朝の太陽の光をみられるか」と競った狐が、太陽の昇ってくる方向に背を向けていたのに勝った話があった。どうやって、勝ったか? 背中を向けた狐の前には山があって、太陽が姿を地平から現す前に、山の頂が太陽の光を受けて輝き始めるのを狐はいち早く見たからだった> というのを思い出した。

       月が、私を起こして見せてくれた素晴らしい朝の風景だった。

      そして、今日は・・・・またしても、公園に歩いていく正面には雲がまたしても埋め尽くしていた。月には会えそうにないかも~。そう思いながらも、足を止めることはなく公園に向かっていると・・・

       

      一瞬のことだが、雲から月が躍り出てきた。夢中でシャッターを2回だけ切れた。「奇跡が起きた!」

     「絶対に月には逢えないだろう」と思いながらも歩いていたら、月が応えてくれたのだ。月は、時々こうやって、「信じて行動していれば、必ず叶う」ということを私に示して勇気をくれる。「有り難う、お月様!」

     2枚目を撮るとすぐに、月は雲の中に入ってしまった。もうこのまま現われてはくれないかも知れない。「でも、会えてよかった」

     満足しながら、家に向かい家の前で振り返ると・・・ 月がまた雲から出ようとしているのに気づいた。再度現われてくれたお月様を、今度は動画に録れた。youtubeにアップできたので、ココから1分ほどの動画を、よかったら楽しんでみて下さい。下の写真をクリックしてもリンクで飛べます。動画にはうまく録音されていませんでしたが、山側からウグイスやスズメたちの鳴く声も聞こえ、今日も素晴らしい朝を迎えることができた。

     

     

        あなたにとっても、今日がよい1日になりますように!!!!

コメント (4)
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「祖国のために戦う姿に感動」で 「?」

2022-03-25 09:31:25 | 日記

           23日ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会内でオンライン演説した後、山東昭子参院議長が、会場であいさつした。

  「(ゼレンスキー氏が)先頭に立ち、貴国の人々が命をもかえりみず祖国のために戦っている姿を拝見し、その勇気に感動している。一日も早く貴国の平和と安定を取り戻すため、私たち国会議員も全力を尽くす」と述べた。山東氏はウクライナ国旗にならい、黄色のスーツに青のインナー姿で登壇。ゼレンスキー氏に「わが国とウクライナは常に心はひとつ」などと語りかけた(産経ココから)。

   ゾッとした。というのも、長期政権になってからの自民党は、「(自分の)命をかえりみず祖国のために戦う」というのが大好きで、国のために命を捨てた特攻隊を賛美するのはもちろんのこと、東日本大震災で、防災無線で地域に避難を呼びかけ続け、津波の犠牲になった遠藤未希さんのことを自民党の集会で賞賛し、翌2012年には道徳の教材に「天使の声」と題して、使命感や社会へ貢献する心を教える物語として掲載された。これに似たことは、他にもある。

    安倍元首相:横浜市緑区の踏切で、倒れていた男性を助けようとして、40歳の女性会社員が亡くなった。男性はケガを負ったものの、命に別状はなく救助された。女性の勇気ある行動への賞賛の声が高まる中、政府は女性に人命救助に尽力した人に与えられる紅綬褒章を授与し、安倍晋三首相が家族に書状を贈ることを決めた。(ココから転載)*香山リカさんの記事も是非読んで下さい!

     「命」を賭して特に「国のために」死ぬことを賞賛すること。これは「命」を大切にすることと矛盾しないのか。

    ウクライナの侵略者に対する自衛戦の犠牲と、ロシアのように他国を無謀にも侵略した場合のロシア兵や、過去の日本の特攻隊の兵士の死とは違うだろう。侵略戦争は正当化されるべきではないし、遠藤さんにしても、横浜の踏切の例でも、賞賛するよりも、他人を救おうとして亡くなってしまったことは悲劇である、悼むべきことだと私は思う。賞賛して山東さんのように「勇気に感動する」のと、私の感情は違う。どうして、そんな戦争をしかけたのか、ロシアを非難する気持ちと、命をかけて戦わざるを得ない状況の一刻も早い解決を願う。

   遠藤さんにしても、遠隔で放送ができるようにしていれば、亡くならないですんだのではないかと悼む気持ちが深い。横浜市の踏切も警報装置が不十分な危険な踏切にも、悲劇と思う。しっかり対策をとって、2度とこのようなことが起きないように学ぶ姿勢こそが重要で、「自己犠牲を賞賛」はちょっと違うと感じる。

   ロシア兵もニュースによれば自分たちの任務を認識して出兵したものでなかったり、日本の特攻隊も時代の流れの中で戦争に巻き込まれた犠牲者と言えても、どちらも賞賛する気持ちにはなれない。

    多くの人は、ウクライナのニュースをみて、「命」が奪われることへの痛みに胸が潰れる気持ちになっていると思う。だから、私と同様の「違和感」を感じたのではないか。実は、、ココの動画を見ると、自民党の長期政権を支えてきた人々の多くの発言は、どうも違和感いっぱいな発言、山東さんのような「命を賭すことを賞賛する」もの言いが非常に多いことが、たくさん出てくるのに気づくだろう。         

    長勢元法相、稲田元防衛相:ココの動画の最初から長勢元法相が、<戦後民主主義の「基本的人権」「国民主権」を軽視し、憲法は米国から押しつけられたもので、戦中の「国家主義」に戻さないといけない>と、ハッキリ言っていることに驚かされるはずだ。さらには、稲田元防衛大臣が、「国を守るためには血を流す覚悟をもってしなくてはいけない」と演説しているのも異様な感じで、その時代錯誤な思考に、(時代を間違ってしまっているのでは?)とあなたはびっくりするはずだ。 「個人主義」に対する反感。「家庭」を大切にといういい方、「教育勅語」や「八紘一宇」の言葉まで平気で国会や記者会見に飛び出す自民党の人々。小さな「違和感」の源泉を、しっかり彼らの集会の様子から捉えてみないといけない。その全体像を知っておかなければ、危ない!と認識することになるだろう。

   * 長期政権の大臣や要職に就いた人々が勢揃いの創生「日本」東京研修会第3回(H24.5.10) で話されていたこと、ココなら全部見られた。長いがこちらは、そのまま集会そのものを先ほどリンクしたものと違いノーカットで、作為的な字幕もなく見られる。

    長期政権の国民を馬鹿にして国会でいい加減な答弁に明け暮れて好き勝手に動かして目指しているのは、時代錯誤の<天皇を元首とした「美しい国」>なのだ。大戦は、資源もなく貧しい日本にとって、やむを得ない戦争だった。だから侵略戦争ではないなどとも言い続けている。

    自民党の文科大臣たちの「教育勅語を是認する」発言が続いていることも、絶対に忘れてはならない!

    「まさか!」と思う方は、自民党の憲法改正草案で確かめてみましょう(クリックすると、オリジナルで確認できます)。

           

   「天皇を戴く国家」とか、「天皇は、日本国の元首であり」とあるのに驚きませんか? もちろん、「象徴」の言葉は残してありますが・・・。「我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、今や国際社会において重要な地位を占めており、平和主義の下、諸外国との友好関係を増進し、世界の平和と繁栄に貢献する」。  ???  大戦は、「大災害」だったのですか? 下に、長期政権が改正したがっている日本国憲法の前文の同様の記述部分があるので、比較してみましょう。政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」

   今の「日本国憲法」では、戦争の惨禍が「政府の行為」だったこと。だから、主権を国民にすることで、平和な国を築こうとする宣言となっています。あなたは、自民党のこの改正案を読んだことがありますか?是非、下の前文と天皇の項目だけでも、読んで見て下さい。 

   *日本国民は戦争に巻き込まれただけで、戦争責任はないのか。ウクライナ侵略に、プーチン支持を続けるロシア国民に今回の戦争の責任はないのか。それについて考える必要はもちろんあります。今、軍備拡張をする長期政権をあなたがもし支持してきたとして、将来何か日本が他国に敵基地攻撃能力をつけて侵略したりすることがあった時に責任がないかどうかも。

          

     

      わたしは、現在の日本国憲法の前文の方が好きです。天皇を元首とする偏狭な「国家主義」や「愛国心」を押しつけられたりする改正案より、国際社会に名誉ある地位を築こうとする日本、持続可能な世界全体の平和を希求しようとする現在の「日本国憲法」の前文の方が、今のSDGsの明るい未来への希望にも繋がると、思いませんか??? あなたは、どちらが、平和を愛する人の立場で書かれていると思いますか?

     自民党が「天皇を元首とした時代に回帰しようとしている党」になっていること。「自民党」と名のりながらも「自由」も「民主主義」もない方向へ向かっていること。表で平和を守るとか、民主主義とか言っているけれど、裏では「個人主義」を批判し、「基本的人権」などを無視しするいい方に拍手していること。でも、実際に本性を隠しきれずに、国会でも「八紘一宇」「教育勅語」などを平然と口にし、こんな時代に逆行する憲法改正案を公表していること。多くの人に見て認識して「他の党より、よさそう」などと考えて大丈夫なのか考えてほしい。このような政権を支持する危険に気づいてほしい。

     今、ウクライナへのロシアの侵略をみて、「ロシアの嘘のプロパガンダ」の恐ろしさを知ったと思う。それを他山の石として、かつて日本も嘘のニュースを長し続け、今のロシアのように他国を侵略したことを忘れないでほしい。知らなかったら、学んでほしい。

     アメリカも、民主主義国家でありながら、ベトナム戦争やアフガン戦争ではどうだったのか・・・なども学び直して、<戦争について自分たちはウクライナを支援し、戦争反対する>と考えるだけでなく、日本は本当に大丈夫なのか。今の日本の長期政権はどんな政権なのかというのをしっかり<自分の国を振り返ってみる>ことが大事だとここでしっかり伝えたい。

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爽やかな朝に半月が桜の木に

2022-03-25 08:16:57 | 惑星・天体ニュース

  夜中にふと目が覚めて、ベランダから見た時には、寝ぼけ眼で探したせいか、月は見つかりませんでした。でも、朝になって外を見ると、クッキリと半月が私にあいさつをするように目に飛び込んで来ました。

    

    「おはよう!」気持ちのいい朝です。もう半月になる直前ですね。この月が10:14に沈んで西の国の空に移動した14:37にちょうど半月になります。

    用事を済ませている内に、みるみる高度を落として・・・

      

     おやおや、隣の建物に隠れてしまいました。地球の回るスピードの速さを感じます(厳密にいうと、月は少しずつ地球の自転に反した方向へと回っているので、地球の回る速さよりやや遅い)。

     用事を済ませて、カメラを首から下げて、ゴミ捨てに行きがてら見えなくなった月を探しました。もちろん、沈んでしまう前にはまだまだ時間があります。どこにいるかというと・・・だいぶ南西の低いところに待ってくれていました。

          

        桜のまだ硬い蕾の向こうに、少し太陽で明るくなった空に溶けかかったお月様を見つけました。

                    

        薄い色の月に焦点を合わせるのは難しかったですが、「お月様、今日もよろしく私たちを見守って下さい!」と祈りながらピントを合わせると、一瞬「Have a good day!」と月が桜の枝の向こうで私に微笑んでくれたのが見えました。

  

        

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雨の後の朝にお月見

2022-03-24 08:50:04 | 惑星・天体ニュース

   昨夜は、夜まで雨がまた降り、夜中を過ぎても昇った月は雲に阻まれて姿を現すことはなかった。

   でも、まだ暗い内にふと目が覚めた。月が呼んでいるのかも知れないと思った。でも、我が家は今外の塗装工事のため足場が組まれ、外がベランダからは見られない。さらに、月はどうやら今はかなり低い空を通過中のようだった。

   思い切って、コートにズボンで防寒してカメラを抱えて外に出てみた。すると・・・

   

   「公園まで行くのは大変でしょ。僕はここにいるよ~」と公園に行く手前で、建物の隙間に南空低くが見えるところで、月が声をかけてくれた。

   「ああ、お月様。いいところで会えた。昨日もいろいろあって、毎日なかなか疲れることが多いの。無事に会えてよかった。愚かな私たちを、どうか支え続けてください!」 だれも見ていないお月様と静かに話しをしました。

   そして、朝、ゴミを捨てに行きながら、抜けるような青空の低いところにお月様がいるだろうとカメラを抱えて出て行くと・・・

    

   もう、西側の木に触れるように沈んできたお月様に会えました。

   まだしばらく、天気ならばお月様に朝ちょっと寝坊していても出会える月の巡りです。だんだん、この月が細くなるにつれて、太陽が出てからは難しくなりますが。1日の始めに、お月様に元気をもらってみませんか。

   今日もいい1日がすごせますように。

 

 

 

   

  

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霙の降った夜に見た月

2022-03-23 08:15:09 | 惑星・天体ニュース

   桜の開花宣言、我が家の近くの川沿いの桜もほころび、並木がにわかにピンク味を帯びてきた。

         

   そんな昨日、急に温度が急降下。ニュースでは、<21日の東北地方を中心に起きた地震による一部の発電所停止や関東地方の気温低下で22日朝からの東京電力管内の電力需給が極めて厳しい見とおしで、初の「電力需給逼迫ひっぱく警報」を発令。経産省と東京電力は、不要な照明を消したり、暖房の設定温度を20度にしたりすることを求めた>。

   我が家は石油ストーブもあるので、エアコンを切って、まだ灯油も残っていたのでこの際だから使い切ろうと、石油ストーブで対応。本当に昼過ぎには霙(みぞれ)がかなり激しく降りだし驚いた。

   そんな夜、今日はもう月も見られないかと思いながら外に出てみると、雨も止んでシーンと静まり空には雲がないように思えた。月の出を待っていると、公園の木の茂みの向こう側に黄身色の光が見えた。月が昇ってきたようだ。ちょっと仕事をしながら、月が木を逃れて見えてくるのを待っていると・・・・

           

     息を呑むような美しい月が、昇ってきました。霙ですっかり洗われたシンとした大気の中に昇った月です。

              

      天気が悪く見られない内に、月はもう半月に近づいています。月の出は今夜はさらに遅く23:29。日付が変わる時間まで起きていないと昇ってくる月はみられそうにありません。これからは、早起きの人や、晴れていたら青空の中に沈む前の月を見る時期に入ります。早起きの人や仕事や学校に通う方は青空だったら西空に白い月を探してみて下さい。私は、ゴミ出しに出ながら、青空だったらお月様を探すつもりです。

      今朝は残念ですが曇りで、まだ月はいるのに、姿を見せてはくれませんでした。冷たい朝。車のフロントガラスはびっしり氷の膜に覆われ、工事用のシートの上に溜まった雨も真冬のように氷になっていました。

      <車のフロントガラス>

       

            <雨水が溜まっているのかと思ったら、氷だった>

 

      さあ、ようやく空が明るくなってきました。夜中過ぎか明朝にまた月に会えるでしょうか?まずは、今日1日がいい1日になりますように。ウクライナの戦争が、一刻も早く終わりますように。

     そうそう、経産省と東電の「電力需給逼迫ひっぱく警報」の大騒ぎが、危険な原発の再稼働が必要であると思わせるための「プロパガンダ」でないかと、私はちょっと疑いました。 原発が、ロシアの天然ガス輸入中止によるエネルギー逼迫で是認する動きがあるからです。世界の人々はしっかりそうした原発是認の動きに「NO」を訴えましょう!

      ウクライナへのロシア侵攻で原発占拠があり、いまも危険が続いています。

      地球には自然のエネルギーが太陽光、風力、潮力、地熱・・・溢れています。再生可能なエネルギーを自国でしっかり開発していくことこそ、エネルギー危機を乗り越える要。ただでさえ放射性廃棄物という行き場の決まらない危険物質を排出し続ける原発使用、再稼働は世界で即刻止めていくのは必然!「環境によい、クリーン」という原発の「嘘のプロパガンダ」に騙されないように!

      ミサイル攻撃に脆弱で、自然災害も世界の地震の1割が起こる日本での原発再稼働は、狂気の選択だと国民全員が今こそ認識すべきです!!!!

 

 

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追伸)4月2日赤羽で中筋純さんの映像・トークショーあります

2022-03-21 09:38:51 | 日記
中筋純さんのfacebookより転載して、皆様にシェアします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お知らせ」(ご参加&シェア大歓迎です!)
「レオニー」「不思議なクニの憲法」の松井久子監督のお取り計らいで、来る4月2日(土)14:00〜東京北区赤羽の赤羽青猫書房さんにて、「コンセントの向こう側 チェルノブイリから福島へ」と題し、拙作短編動画2編の上映(30分)と1時間ほどのトークを行います。ご縁を繋いでくださった古民家ギャラリーかぐやの井上ご夫妻、そして、松井監督ありがとうございます。
トークではウクライナ侵攻の発端ともなった2014年2月のキエフ騒乱の写真、現在危険にさらされているチェルノブイリ原発敷地内の使用済み核燃料処理施設の写真もお見せしようと思っております。
以下松井監督のFBページより
【緊急開催!青猫上映会・番外編】
2007年からチェルノブイリ、2012年から福島の被災地を撮り続けている写真家の中筋純さんの映像とトークの会『コンセントの向こう側 チェルノブイリから福島へ』が、急遽開催の運びとなりました。
ウクライナの平和を願い、自分ごととしての原発問題を語り合いましょう!
『コンセントの向こう側 チェルノブイリから福島へ』
日時:2022年4月2日(土)14時〜16時半
参加費:1000円
申込み:松井久子か中筋純のFacebookメンセンジャーで、お名前と連絡先をお送りください。(定員30名)
中筋純プロフィール
1966年 和歌山県生まれ。
写真家・編集者
東京外国語大学中国語科卒。 
出版社勤務を経てフリー。
様々な媒体での写真撮影を生業としつつ産業遺構を撮影。
2007年よりチェルノブイリ、2012年より福島事故被災地を記録。
2016年より「時」と「空間」に着目した、独特の展示方法の作品展「流転 福島チェルノブイリ」を金沢21世紀美術館からロックフェスの催事テントまで全国40カ所で巡回。2017年より3度の「もやい展」を主宰。最近は短編動画作品も手がけています。
著書:廃墟チェルノブイリ(二見書房 2008年)
チェルノブイリ 春(二見書房2011)
流転チェルノブイリ(二見書房2014)
かさぶた(東邦出版2016)
コンセントの向こう側(小学館2021)
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美しいウクライナの地・優しい「てぶくろ」の話の国

2022-03-21 08:49:53 | 日記

   ウクライナの話を発信し続ける写真家・中筋純さんのfacebookの話を、私はfacebookはしていないので、ここで転載して公開させていただきます。*中筋純さんは、このブログでよく紹介していますが、チェルノブイリと福島をとり続けている写真家です。

   チェルノブイリのあるウクライナに、足繁く通い日本に原発の危険性を発信し続けた中筋さん。この下の記事は2014年3月20日。ロシアが今回のウクライナ侵攻を始めたのは、このクリミア併合の成功でウクライナも同じ手法で親露政権を作れると思ってのことだったと言われている。

 

   

     現時点でのウクライナの状況を憂いながら、

    >今はなき「DAYS JAPAN」誌に初の写真掲載。

同じ企画を掲載した「実話ナックルズ」よりギャラが安いのに驚き、フォトジャーナル界の厳しい現状を知る。
そして何より、戦争はすぐにやってくるものだ、、。2年前この世を去ったキエフ在住の五代君が生きていたら今何を発信していただろう、、。
 
    とコメントして、上記の昔の映像をアップした中筋さん。特にみなさんに私が見ていただきたいと思ったのは、ここに中筋さんが紹介してくれたキエフ在住の通訳・五代さんが当時シェアしてくれたというキエフのあまりにも美しい風景の動画だ。http://vimeo.com/89113357
から、ご覧下さい。下の画像クリックでも見られます。  
    
    登録しないと見られないかと思ったが、リンクに行ってみたら、登録しなくても簡単に再生できた。
    都市も美しく整備され、素晴らしい道路や建物があり、田園風景は平和な豊かさにあふれる国、ウクライナ。この国が蹂躙されているということが、この美しいウクライナの風景を知ることでより胸に深く迫りました。
  
    この映画に出てきた上の映像は、ちょうど中筋さんが撮り雑誌に掲載された2014年のウクライナ騒乱。比較的平穏に行われていたキエフにおける反政府デモ活動が、警察との衝突に至り、数日間で13人の警察官を含む82人が死亡、1100人以上が負傷したと言われるキエフ独立広場の政府軍と抗議者との騒乱の写真と同じ場所だ。
 
    いま、このキエフをロシア軍が攻略しようとしている。この理不尽で非情で愚かな戦争を一刻も早く止めなければならない。
    (中筋純さんの貴重な情報提供に感謝)
 
    うっかりしました。タイトルに「てぶくろ」の話を書きました。森の動物が落とされていたてぶくろに入って身体を暖めていくほっこりと優しい「てぶくろ」という絵本。私も読んだ記憶があります。それがウクライナの話だというのが新聞の読者投稿欄に出ていました。
    小さなお子さんが「森の動物たちはだいじょうぶかなぁ」と心配しているとのこと。民間人、子ども達までも犠牲にしているロシア。この戦争を進めているロシアを世界は一刻も早く止めなければいけません。
 
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岩澤さんの「不耕起栽培+冬期湛水」の「究極の田んぼ」に学ぶ

2022-03-20 09:26:17 | 日記

   以前、「たまには月でもみませんか」というバーを東京で開いていた高坂さんという男性が、バーで出すお米を千葉県で作り始めたのをきっかけに農業の世界に入り、千葉県の匝瑳で(素人でも週末参加で米作りができるプロジェクト)を立ち上げたと聞いて、凄く興味が湧き遊びに行ったことがある。「匝瑳プロジェクト

      

     写真をクリックしてもらうと、様子がのぞけるが、たくさんの人達が週末に月に1~2回のペースで小さな田んぼの一区画を借りて米作りをする。集まる日には、自分の田の仕事だけでなく、みんなで使う農道の草取りや、食事をしたりするスペースの整備なども共同でして、昼食は共同で作ったものに、それぞれが持ち寄ったものも加わり和やかでともて楽しい雰囲気が溢れていた。

     居心地がよくて楽しくて、ついに移住して来た人まで50人を超えたと聞く。

     自然に溢れ、私が行った時も、緑が美しく、生ぬるい田に足をいれると子どもに戻ってワクワクした。蛙がいたり、人からも生物からも、植物からも命を感じる空間だった。残念ながら、家からあまりに遠くてレギュラーで参加は難しいと断念したが、もう少し近ければ絶対参加していたと思う。

     最近になって、図書館で偶然に岩澤信夫・著「究極の田んぼ」という本が目に飛び込んできて読んだ。月が時々このように「偶然」を装って、私に必要なものに出会わせてくれる。おかげで、目を見開かれたように、いろいろな話が結びついて、日本の農業のことが見えるようになった。

     高坂さんが説明してくれた、匝瑳プロジェクトの「不耕起栽培+冬期湛水」田んぼ。それが、岩澤さんの「究極の田んぼ」の中にでてくる藤崎さんから教えてもらったことも分かった。

     都市に住みながら、匝瑳プロジェクトに参加して米作りができるのは、<自然豊かなのに手間もかからず週末で農業ができる>岩澤さんの「不耕起栽培+冬期湛水」によったのだということが、本を読んで手に取るように分かった。自然の力を借りて、「耕さず」「水を冬も落とさない」栽培法! これぞ、自然のもつマジックな力!

    米作りは農家の人が腰をまげ、草取りに汗をかいた時代が長かったのではないかと思う。だから、<農作業は大変!>というイメージが強いと思うが、今は違うのだ。1970年代後半には、田起こし・田植えからイネの刈り取り・米の乾燥までを全部機械で行う機械化が進むことで一変。 一般の慣行農法においても、農業は大変なお仕事ではなくなっていたのだ。 下の表でわかるように、それ故、農業を専業にする農家が3分の1を占めていた1960年から、グラフは右下がり。家族だけで機械や農薬、除草剤で省力化して農業を行い、さらに他の仕事をする兼業農家が圧倒的に多くなっていたのだ。

    あまり、農業に興味がなく、真剣にかえりみたことがなかったが、確かに思い出してみると、昔の田は案山子もいて賑やかで、スズメや鳥や人もよく見た気がするが、今、田が広がる風景に人影をみることはほとんどない。

     

     

     高齢化の波もあり、農家はどんどん減って、現在は企業が乗り出したりするケースもあるようだが、機械が入れない棚田とか、山間の田んぼとかは、収益が上がらず、軒並み耕作放棄地となっているようだ。1985から2010年の間に耕作放棄地は急激に増大して、何と埼玉県の面積と同じになっているそうだ。

     そんな日本の農業。機械化・化学肥料などの導入は、実は農家が機械購入や農薬会社への支払いが負担となり、本当に農家を潤せたのかは疑わしい気もする。さらに、田んぼは、生き物のいない「死んだ田」となり、生産者にも消費者にも健康によいとは思えない薬漬けの農業になっていたと言えそうだ。そんな田んぼに市民も米作りを楽しもうと参加できるだろうか? トラクターやコンバインなど運転できない市民は入る余地がない。そもそも、生き物がいない田んぼでは、市民が行ったところで、楽しみもなにもなく、自然に触れることもできない。

     耕作放棄地でも、畑については近所でも市民農園にしている所が結構どこでも見つかりそうだが、「市民田んぼ」は生まれるはずがなかったのだ。そんな中で、日本の農業の「死んだ田んぼ」が広がる風景と「耕作放棄された田んぼ」の存在。都市に住む人間の自然や土から隔絶した不健康な人々の生活ぶりをみて、<「誰でも簡単に作れ、しかも楽しんで環境にもやさしい米作り」はできないか>と考えたのが岩澤さんだったのだ。

     岩澤さんは成田市の農家の生まれで、工夫が好きな勉強家だったようで、実はスイカの早期栽培で大成功を収めて収入を倍増した経験をもっていた。米作りを始めたのは70年代末から。「耕す」ことは自然にはない「環境を破壊する行為」と気づき、外国で「不耕起」で収穫を倍増している例や、日本で福岡さんが行っていた「不耕起」栽培から学びながら、「誰にでもできる不耕起栽培で米を作る研究」を始めた。

     1年に1回の収穫の米。そう簡単には成果を確認できず、20年以上の月日を要したそうで、成果が結実したのは1990年代になってから。

     耕さないことで、残されたワラが田の水に溶けてイトミミズなど土壌生物が育ち、やがてその排泄物が厚いトロトロ層をなす。それが稲の肥料となり、雑草の発芽を抑え、「肥料や農薬不要、除草いらずの命溢れる田んぼ」を実現した。

     5・5葉まで育てた『成苗』を寒い時期に植える。耕さない土は硬いが、根を張ろうと野生の力を発揮した稲が、逞しく育った。機械に都合のよい「稚苗植え」する「慣行農法」の稲が1993年の大冷害で被害を受ける中、「不耕起栽培」の稲は強さを実証し全国にその名を知らしめたという。

     さらに、1994年には、宮城県田尻市でのマガンを呼び込む観光事業に参加。「冬も田に水を残す=冬期湛水」を導入して成功し、生態系豊かな田がマガンの餌場になり、「蕪栗沼と周辺の田」として、ラムサール条約締結地となった。この栽培法は、機械を使えない耕作放棄地に使えることから、耕作放棄地の再生を促すことができ、機械を買う費用もいらない。農薬や除草剤などの費用もいらず、有害な薬品による危険も伴わない。市民が週末に作業をするだけでも大丈夫な、安心な米作りができるのだ。

     また、機械で耕され地中に埋められたワラは、米作り中の湛水時にメタンガスを発生するのに対し、「不耕起栽培」では発生を抑えて温暖化対策にもなることも分かった。

     耕さず農薬を使わない「命溢れる米作り」。メダカや蛙、鳥たちもやってくる田んぼは、子どもも含めて家族で米作りを楽しめ米作りを可能にしてくれたのだ。この市民も参加できる新しい農業環境保全型農業、しかも自然の力で出費や労力を省き環境にもいい「究極の田んぼ」が耕作放棄地の再生にもなることからか、2008年に岩澤さんは、吉川英治文化賞を受賞している。

     藤崎農場を見て、メダカがたくさんいる田んぼに驚いて岩澤さんの門を叩き、この「不耕起栽培+冬期潅水」の農法を学んだ鳥井さんという今後継者として岩澤さんの始めた自然耕塾の講師をしている方のブログがある。「農を語る」というそのブログを読むと、農業は自然が相手なので、地域で土や気候も違ってくるので、本に書いてあるようにはいかず、試行錯誤の連続ではあるようだが、楽しく命溢れる岩澤さんの農業を楽しむ人達の姿がたくさん見られる。

     この栽培法は、大豆にも活かされ、ネットで「不耕起」と検索すれば、全国で広がっていることが分かる。思い出したが、匝瑳プロジェクトでも大豆を作っていた。<自給率の低い日本が、もし外国からの食料輸入が途絶えても生き残るには主食の米と、タンパク質の大豆を育てることを基本とすべし>というのが岩澤さんの教えなので、高坂さんも大豆も作っていた。自然耕塾という鳥井さんの不耕起栽培の講座も、だから米と大豆のコースがある。

     自然の力を引き出し、機械化や化学薬品を排除し、人々が自然と共生していく農業を見つけ出した岩澤さんの活動を、日本の多くの人に知ってもらい、誇りに思ってほしいと思った。バケツでも米作りを薦めたりもしていたので、まずは、米について知って、いつか自分で食べる米くらいは、どこかで作ってみたいと思う。「究極の田んぼ」(岩澤信夫:著)とても読みやすい本で面白いので、是非読んで見てほしい。

 

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雨上がりの朝に月がゆっくり沈んでいく姿を楽しめた

2022-03-20 08:13:58 | 惑星・天体ニュース

   雨が降っていて月に出会えなかった夜が明けて、未明に目が覚めました。月が呼んでいるようでした。窓から外を見ると、「やっと見に出てきたんだね。おはよう。もう少しで建物に隠れちゃうところだったよ」とお月様が丸い顔で笑っていました。

   「おはよう。朝にお月様に出会えると元気がもらえる。ありがとう!」

   

    お月様は、よく見るともう欠け始めた姿でした。しばらくすると、1回確かに屋上から建物の後ろに隠れましたが、時間が経つと建物の横から再登場してくれ、今度は電線に近づきながらどんどん地平に降りていく月を楽しむことができました。

        

    梅の花もすっかり開いて、今日は天気も上々。よい1日になるのでしょうか。

    最近は戦争、大きな地震と気分が塞ぐようなことが多いですが、1日1日を大切に生きていくしか方法はありませんね。そして、自分が退場する日まで、誰かのために喜ばれることを積み重ねていきたい。惚けないで、どこまで生きて行けるのか、お月様、どうかうまくいくように見守っていて下さい。

    

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