前回のレッスンは散々な様子。今回は、後半で頑張りかなり追い込みで練習に励んだ。
さて、と張り切って出かけたが、なんとレッスン時間を1時間間違えるお粗末。
先生にご迷惑をかけて、冷や汗をかきつつレッスン開始。
「ジャズ・ハノン」はミスはありながらも、とりあえず弾き、ややつかえたりもしましたが先に進むことに。
次に、弾いたのは "
Untold Story "。大事な先生の曲なのに、前回申し訳ないほどボロボロだった曲。今回は、問題のB部分を滑らかになるようにかなり練習しました。でも、自信があったつもりが、つまらないところがひっかかったり、70点の出来(泣)
でも、A部分もB部分も繰り返して何回もでてくる内には少しずつ安定して弾けました。
弾き終わって、「大分、思わぬところで間違えてしまいました」と言って、弾き直しへ~と思っていると・・・
「大分よくなりましたね。これは、こんなでいいんじゃないんですか」との意外な先生の反応。
(これは、1.私の感じてたほど酷い演奏ではなかった。2.先生がこれ以上私に期待できないと諦めた)のたぶん2でしょうか。
「もう少しうまく弾けそうに思うので、時間があったら後でもう1回弾かせてみてください(同じかもしれないけれど・・・)」と言って、やや不本意な合格ではありましたが、先生のご好意で無事終了ということに。
次は、前回のレッスン最後にお願いして頂いたカーペンターズの"
A Song for you"を先生がアレンジした曲(リンクしたのは生演奏ですが、CDの演奏はさらに凄いです。是非CD”Every Moment in Love"(渡辺かづき)で聞いてくださいませ~)。
練習したら、出だしのDm,DmM7,Dm7,Dm6とだんだんに左の親指の音が下がって言ってはじまるところから、オリジナルには感じられない先生らしいアレンジが、心をほっこり楽しく浮き立たせるアレンジでした。
最近ややお疲れ気味の私に最高の癒しをもたらすF⇒(B7)⇒B♭の部分。FからそのままB♭に行きそうなところにB7を入れるセンス。
いい! ここ、ここ! 弾く度に快感。最初のDm,DmM7,Dm7,Dm6部分以外とAの最初のフレーズ意外は主旋律とコードだけの譜だったのですが、思いのほか簡単に譜起こしができ、アドリブも結構しっかり書き取れました。
かなりハマって練習したので、どんな曲かまあ聞ける程度には仕上がっていました。これも、つっかえながらも、AとかBとかの主要なメロディー部分は繰り返しも多く、繰り返している内にゆったりと演奏できるようになって・・・弾き終わりました。
「これ、この前あげたんだよね。最初なのにこれだけ弾ければいいよね。あとは、弾き慣れだよね」
「そう、この曲は出だしが単調に出るから遅すぎる?と思えるくらいゆっくり弾くのがいい。さっきのだと、ちょっと慌てた感じに聞こえる。」との助言。
ゆっくりのペースで、再度しっとりと演奏。ゆっくりだったので、ミスタッチも減っていい感じに。
「Bの最後がおかしかったかな?もう一度弾いてみて」と言われて弾き直すと、「Bの最後が長さが足りない。2部音符分で終わっている」と私の書いた譜を覗きこんで、「あっ、譜もそうなっている(笑)」
「確かに。先生の元の音符は全音符だから・・・じゃあ、ここを休符をそれぞれにいれます」
「あと、ここにC♯の前にDの音入れたのは、いれない方がいいかなぁ」
「ここだけ4分音符2つ分にする時はその前に2/4と入れてある、というか入れないといけないんだよね」
「なるほど、なるほど」
4分音符をさらに4つにそれぞれ分けて感じないと弾けない細かなメロディーラインの揺れは、自分の感性でいいとのことで、ここはノーマークでOKになったので、上記の小節の長さが半分に間違ってなっていた以外は、ゆっくり弾くという指摘でOKに。
「この曲は、本当はDm主調でニ短調だけれど、ところどころにFがあって、最後もFで終わる哀愁に希望をちりばめたアレンジになっている。途中にいれたB7も元にはなくて、そう僕がいれたんだぁ~」とのことでした。
ということで、私も少しコードの意図が分かるようになってきました。
さあ、そして最後に"
Last Freedom"。 これも、結局 譜を問題部分を書き直し、どうしてもカウントがずれないように「4分音符4カウントに感じて弾く」という課題をクリアしきれず、奥の手を最後に編み出して挑戦。
カウントがずれる理由が、先生が左手をベースのように基本の4分音符の頭にちゃんと入れているところはいいけれど、右手と一緒に左も頭から1テンポ前に入れているところがあって、そこが躓きのもとだったことに気づいて、全部左を頭で出すように改造して弾かせて頂きました。
まずは、問題個所の確認をしてOKになって全体を弾いて。
「Cの僕が・//・と書いたところを弾き忘れていなかった???」
「??? あっ、完璧に弾き忘れていました。すみません」
「ここは同じフレーズを繰り返すってことだからね」
「それくらいかな。あとは、これもこんなところでいいんじゃないかな?」
「いいですか?!」
(これも、1.私の感じてたほど酷い演奏ではなかった。2.先生がこれ以上私に期待できないと諦めた)のたぶん2でしょうか(笑)
「それにしても、ベースみたいに音をボンボンボンといれてくれていないところが、めちゃくちゃ素人さんには弾きづらくて難儀しましたぁ~。しかも、なかにここだけ1テンポずらさず頭で入るのまであって、もう大変で・・・」と泣き言をいうと、先生にはそういう自覚がまったくないらしく「そうなんですか。でも、ここはこうしたいんですよね。確かに、左も合わせて一緒に早めて弾くのは珍しいかな」と涼しい顔でした。
そうなんですよね。先生には全然こちらの難しいと感じるところが分からない。これが、才能というものなんでしょうね。
アマゾン川のような大きな溝を感じました(笑)
でも、ともかく卒業ということに。万歳?
という訳で、2曲卒業で先生に新しい楽譜を探して頂いて・・・今日は、カーペンターズのアレンジがさらに2曲も出てきました!
今回は”Rainbow Connection”がちょっとですが譜に両手が書いてあるところもあったので頂けることに。
先生の模範演奏。アドリブが複雑すぎでしたが、いい音楽を独り占めの楽しさのあとには、アドリブは1ページ分コードしか書いてない(泣)という現実が。しかも、先生が「僕は1回分しか今弾かなかったけど、2回分弾いているんだよね」と。
まさか、私には要求しないですよね。さて、どうなりますか(汗)