いつも通り、まずはレオ・アルファッシー著の「ジャズ・ハノン」から。今日は10番。転回形の練習ということで、同じコードでもどんな風に転回の仕方で味わいが変化するかが面白い。10番は転回形を実際弾きながら、それなりの曲に仕上がっている。弾きながら耳を澄まし、音の不思議を感じる。このヴァリエーションをしっかりイメージできるようになると、編曲に使えそうだ。まだ、とても使えないけれど~(笑)
そして、問題山積みだった今回4回目の”Across the Border"。4回目というのは、これまでになかったかも。でも、問題は4回目でもまだ自信がないこと。今朝も仕上げにメトロノームを持ち出したら合わない。音に乗り切れない。
自信ないまま、メトロノーム持参で授業でいっそ使いながら弾こうかと思っていたのに、最後の最後に練習した時入れ忘れてしまったらしい。仕方がないので、お披露目スタート。問題の場所イントロの3に入ると、先生が制止。
「また、4拍子になっていますよ」
タァタタ、タァタタ。と3拍子のカウントを始めてから問題個所から挑戦。音を間に3拍子風に入れて・・・・(汗)・・・フゥ。終了。
「やり直してからは、全体的にはつかめてきたようですね」
何回か、間違えそうな個所を繰り返し、3拍子になっているか確認。アドリブは、今回ギブ・アップを自主申告。
「これ以上、進歩しそうにありませ~ん」の白旗宣言。「また、上手になってから戻ってアドリブにもチャレンジします!」
ということで、次は前回頂いた新曲に初挑戦です。”First Touch" クリックして頂くと、弦楽4重奏と先生のトリオでのこの曲の演奏がyoutube で見られますよ。さて、聞くと弾くでは大違い、先生は楽そうに気持ちよく弾いていますが、素人さんの私にはなかなか手ごわく、難所が2か所あります。難所がどうしても克服できず、今日はとりあえず譜読みがあっているかの確認というところまで。
いざ、お披露目。A.B.C・・・ときてGの後にアドリブがあるのですが、アドリブ前で精一杯。頑張って譜読みはまずまずか???と思い、「Fは、まだうまく弾きこなせなくて」と繰り返そうとすると、「いやいや、その前にもいろいろ問題がありましたよ。最初からいきましょう」
「まず、Aの出だしのフレーズ、おかしいですよ」「(まさか)どう、おかしいですか」
「今のだと、5つ音が入ってない。コードがCに入るのは、この5音の後。6音目で左を入れる。今は、5音目で入っていますよ」
(まさか!?) でも、弾いてみると、確かに5音目でCコードにして、頭がずれている。6音目に入れるように何回かやっていくと、合ってきました。癖がついているので、油断すると入りがずれますが、どうにか分かって次へ。
Cの難所です。音がワンテンポ早く入る感じの部分。その微妙な感じが、私の苦手なところです。
このフレーズを途中オクターブ上にしながら7回繰り返すのですが、7回の内ではバラつきがでてしまいます。安定しない。先生が、音を入れた方がいいかなぁ~。と「じゃぁ、これは譜に書いてあげますよ」ということで、ヒント音をいれたこんな譜を作ってくださいました。
これでどうにか間違えない? 7回間違えずに繰り返せるでしょうか・・・。練習するしかないですね。非常にカッコいい場所で、好きな音なのに、実に悩ましい個所。でも、このフレーズが失敗せずに弾けると、C'の最後で曲調が変わってこの最初問題になった5音を入れる時、入りの収まりがよくなりました。なるほど、そういうことだったのか。
「Dの最後は、コードがD♭、これは8分音符じゃなくて16分音符だから、カウントを16で行かないと」「え~っ、そうすると????これでいいですか?」(汗)これは、どうにかOKがでて、次へ。
Eでまた問題が。「ここの音は、裏裏ですよ。ここに休止符が入っているから。音を裏でとって下さいね」「え~っ、ここは私の不得意な裏裏の連続だったんですね」これも汗をかきつつ修正。ふぅっ~~~~。
意外や、困難なFは急いでは弾けなかったものの音はほぼOK。いやいや、私の油断していた個所に、落とし穴がいっぱいでした。落とし穴を修正したものの、いやはやすっかりゼロからやり直しでした。間違ったママ弾いていたらとんでもないことになっていましたね。
そして、”Across the Border"の代わりの新曲を頂きました。”Migration" 「遠い夢」というCDの中の収録曲です。これは、残念ながらyoutube とかにはアップがありません。でも、とてもいい曲です。先生曰く、「少しここ数曲は大変だったから、楽に弾けるのにしましょう」 でも、模範演奏をして頂くと確かに楽そうにも思えましたが、弾いてみてそう言えるかどうか・・・。