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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

東京都の低い感染者数は、検査の危機的状況を示しているのに、なぜ、説明しない!!!

2020-04-30 21:26:15 | 日記

  何が起こっているのだろう?東京都の感染者数が減少している。「それは、皆が外出自粛を頑張っている成果だ」と喜んでいいのだろうか?下の表を見てほしい。

   表1  

  これは、私が厚生労働省の「新型コロナウィルス陽性者数とPCR検査実施人数(都道府県別)」という統計の数字から東京都の陽性者数と検査人数を取り出して、東京都が何件の検査からこの陽性者を見つけ出したのか? その検査数情報を探るために作った表だ。今回は4月下旬のものしか出してないが、以前のもこれまでのブログ(ココなど)では掲載している。ともかく、すっきりと検査数をみせてくれる数字が本当にないのが、厄介なのだ。

  (表1)をよく見ると、4月24日(金)25日(土)が検査数ゼロとなっている。でも、実は、これは驚くべき事ではない。理由は分からないが、東京都のPCR検査は新宿区にある「東京都健康安全研究センター」を取材したNHKが「今回、実際に検査が行われている現場にNHKのカメラとが初めて入りました。センターによりますと、検体は都内各地から持ち込まれ、土日も含めて毎日、検査をおこなっているということです」ココに記事にしており、理由は分からないが、何らかの理由で金・土の検査数ゼロはずっと続いていたのだ。働いてはいるが、数字の報告はしてない?不明だが、これまでも検査人数が上下して、東京都の感染者数の波に影響を与えているのが、このゼロの日であることは確かなのだ。しかし、逆にここにきて、実は4月17日(金)ゼロだが、その後土曜日もゼロにならず連続4~500人の受け入れを休みなく続け、驚いていた。というのも、これまでは多くの検査を受入れると金・土曜日以外にももう1日検査を受入れないことも多かったからだ。

  ところが、ところが4月24日(金)25日(土)のあとがいけない!!!怖いことが起こっていた!!!

  日曜に875件受けたあと、27日(月)28日(火)と連続ゼロになっている!!! なぜ???

  今日も日課となってしまった厚生労働省の統計で、上の(表1)に入れる数字をみるために、下の表をとり出してみた。みると・・・累計しかこの数字はでていないので、今日と4/29までの分と、昨日の4/28までの分の東京都の数字をよく比較してみてほしい。

     

  検査人数が10702人と変わっていない!陽性者数だけが増えている。27日までの数字も10702人だったので、金・土のあと、4月25日は875人の検査をいつもより多めに受けたものの、金・土でもないのに、2日続けて検査を受入れていないのだ! 何らかの原因で875人の受け入れをしたため、パンク状態になっているのか?

  実は、昨日、こんな資料も見つけた。あまりに大きい資料なので、オリジナルはココから取ったのだが、1部のみお見せすると・・・

  

 多くの人が、全国の所管の「帰国者・接触者外来相談センター」どうやら保健所内にあったようだが、電話をして、そこでどの位が帰国者・接触者外来に受診でき、さらにPCR検査まで辿り着けたかを示す表が出ていたのだ。しかも、県別なので、東京の数字も読めた。4月10日~20日も入れたかったが、そうなるととても収まり切れないのでこの1週間のみ掲載。日にちがいるため、まず全国のを出して、その下に東京のを掲載する。ずれて表示される場合は、21日から1番右が4月27日です。

 ほぼ、2000~2500件の電話を受け、その内、病状についての相談が2番目の数字。ざっとみて60%ほどだろうか?25日(土)26日(日)は休日なので、人数を減らして特別な病状に関する受付がほぼ100%。そしてPCR検査にたどり着いた人の割合は?21日~27日に関していえば、病状の相談をした人の10%だ思い出したが、以前はこの「病状相談」という項目がなく、「相談件数から4%の人しか検査にたどりつけない!」知って愕然としながら書いたことがある。つまり、状況は、その時と変化していないのだ。

 病状を訴える電話がセンターに1000件以上かかっているが、実際は、入院中の人やクラスター関連で検査を必要とする人などがいるために、検査に普通の人が東京都の「帰国者・接触者外来相談センター」を通して検査をしてもらえるのは1日で129、168、153・・・ほどこれが、今も現実なのだ。あとは、新たに設けられた医師会や区が行っていて、民間検査会社に委託される保険適用の検査が何件あるかだ。それは、なかなか数字がみえない。たぶん、検査人数はわからず、全体の検査数だけなら明日金曜日に、1週間前の木~水曜日までの数字が東京都のHPで公表されるだろう。ただし、その中には 入院中の人の検査数や同じ人を対象に行われた検査数も含まれている。

 明日仮に前回のように、多くて800件~1000件の民間検査会社の保険適用の検査数が積み増されても、それがすべて新規の感染者に当てられるとは限らない。

 ところで、上の1日で129、168、153・・・すべて新規相談だとして、表1と見比べてみると、このPCR件数となっているものが表1の検査数に符合しないようだ。つまり、検査は即日してもらえないと推測される。事実、これについては、さきほどのNHKのサイトで、区の担当者が「検査まで1週間待たされるケースがある」と嘆いていた。

 つまり、東京都の陽性患者数が減っているから喜べるか???というと、電話してもPCR検査に行き着ける可能性は以前と変化なく、相談者の5%。病状があると相談した人の10%ほどにすぎない。この表をみて、東京都の陽性患者数が決して外出自粛の効果がでてきた証拠と言えないこと、理解して頂けましたか?

  新しく病状の相談を1000人以上しているのに、PCR検査が90%の人はしてもらえない現状で、東京都の新たな感染者数が2桁だと安心するのは、大間違い! 無症状で感染者がいるというのに、症状を訴えている90%の人に陽性の人がひとりもいない?

  さて、では、東京の要請感染者数の数字が、低い数字で低迷するのには、PCR検査をした方がいい人たちに検査をしてない。新規に感染をしてPCR検査をしていない人が、できない状況のためではないか?というのが見えて来たところで、次の疑問に答えてみましょう。

  なぜ、どんどんPCR検査が実施されないのでしょう?

  PCR検査の能力は1日13000件あると聞きました。さらに首相はそれを2万件にすると言っていました。もうずっと前から、「医者が必要と判断したら、検査ができるようにする」とも言っていました。それが、どうして実行されないのでしょう? わたし自身は、これまで積極的に検査を実施させてこなかった要因があったこと(習近平来日、オリンピック開催・・・)については既に言及してきたので、今は、それらの原因も含め、積極的に検査の拡充に手が打たれず、マスクや防護服、人工呼吸器もそうですが、全てが後手後手になっている現状のみを、見てみることにします。

  さあ、ゼロが並んだ不安な表1に戻ります。新たな感染者数の表ばかり出す東京都や報道だが、感染者は明らかに増加し、病床に長く留まり、医者はさらに忙しく、防護具や、マスクの枯渇が医療従事者の感染リスクも高めている。疲労も。そして、医療従事者や「東京都健康安全研究センター」の人たちにも家族があり、保育園もゴールデンウィークで閉まり、人々が休みの中家族とゆっくりする暇も許されない? すべての政府の無策のつけが医療従事者や、保健所、その他の人にずっしりと背負わされてしまっている現実は認識しないといけなそうだ。

   残念だが、もうひとつ更新された資料がある。「新型コロナウィルスのPCR検査の1日あたり実施可能件数(都道府県別)」だ。どうして、残念かというと、「地方衛生研究所・保健所」の検査能力は、ほとんど変化がないからだ。全国で4990件。ココをクリックすると厚労省の原資料にまだリンクしているかもしれない。

      この表は、毎日は出されない。月に1~2回?のみだ。

    驚くのは、私がこれと同じ表の(4月1日時点)のをみて、東京都が220件というのに驚愕した4月8日のココに書いた時から、1ヶ月経てたったの全国で160件しか増えていない。東京都で15件しか増えていないことだ! しかも、先ほどのまたもやNHKのサイトによると、「センターによりますと、検体は都内各地から持ち込まれ、土日も含めて毎日、検査をおこなっているということです。本来、1日に可能な検査は240件だということですが、今月に入ってからは作業時間を延長して1日平均で270件余りとなっていて、今月3日にはこれまでで最も多い557件の検査をおこなったということです。その結果、ことし1月25日から今月16日までに8850件の検査が行われました。
センターでは、検査依頼の増加にともなって今月に入ってから検査にあたる検査員を10人から32人と、それまでの3倍以上に増やしたということです。さらに、検査員のシフトを工夫したり、検査で使う機器を新たに5台増やしたりしてできるだけ多くの検査を実施していますまた、正確な検査をするためには専門的な知識や技術が必要で、1人前の検査員になるには2年から3年の経験が求められるということです」

    検査が増えない。見ていて、「地方衛生研究所・保健所」の検査数は、現状能力の235件をフル活用して検査を実施するのが、増員後でもギリギリなのかもしれない。まして、ゴールデンウィークだ。そして、期待するのは他の、特に民間検査会社だが・・・

    実は厚生労働省が、新型コロナウイルスに感染しているか判定するPCR検査について1日当たり、最大で1万3000件の能力と言っていた、4月中旬の内訳が▽国の研究所で800件 ▽検疫所で1760件 ▽保健所などで4915件 民間の検査会社で3740件 ▽大学などで1039件、
▽医療機関で714件となっていた。ところが、実績をみると、それをめいっぱい使っているところは勿論なく、最高でも未だに4月末で1万件の検査実施に達した日は1日たりともないのだ。

    民間の検査会社に期待したいが、未だに能力どころか、3000件にも達していない。2000~2300件のみの実施実績だ。これも先のNHKのサイトで民間会社の担当の声をひろっていた。

「現在は対応できているが、検査数が急増すると対応が難しくなる。検査態勢を増強するには場所や専門性を持った人材も必要で、そう簡単にはできない」と話していました。また、別の会社は「検査に必要な試薬などの確保に数週間かかるため、急に増えると対応できない可能性がある」と話していました。

   何処まで行っても、結論は変わらない。より検査をふやそうとしても、日本では進んでいない現実が見えるばかりなのだ。なぜ、外国に手を借りないのか???中国や、韓国に。メンツか?予算か?素人には計り知れない。人の命より大切なことがあるのか???

   ここまで、読んでいただいて、なぜ、低い感染者数が、検査の危機的状況を示しているのかご理解頂けたでしょうか。

   もし、その認識がなく「外出自粛の効果が少しずつ現れているみたいだ」とコメントをする人がいたら、即 その間違いをただして下さい!そうでないと、私たちの努力はすべて水の泡になり、医療従事者と我々自身をさらなる危機的状況に追い込んでしまうことになります。 

   それにしても、首相も、小池知事も、テレビも、報道も、なんでこの都の感染者数が低く低迷している本当の怖さを人々に説明しないのでしょう。未だに、本当の意味でこの現実の怖さを認識していないのでしょうか?

   保健所の方や、民間検査会社の方、医療機関の方の声が、もっと政府や国民にとどきますように!

   お月様、どうぞ真実がみんなに伝わり、多くの人の力が結集して、1日も早く平穏な日々が取り戻せますように!!!

        

    

  

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月が天頂近くに見えていますよ~~

2020-04-30 17:42:43 | 惑星・天体ニュース

  今日も、明るい内から、青空の中に気持ちよさそうにお月様が見えていますよ~!

  あまりに高い位置にいるので、見落としてしまう人が多いと思いますが、もうほぼ天頂の位置にいるので、ぐっと空を見上げてみないと見つけられないかもしれません。

        

     私が見たのは、4時過ぎた頃でしたが、いつもなら、学校帰りの子。どもたちを空から優しく見守る「お迎えお月様」が出ていますよ~とお伝えするところですが、子どもたちの学校はどうなるのでしょうね。

     学校を9月始まりにするということが検討され始めていますが、中国では12月、日本では1月に患者が出始め、用意周到に対策を練り始めていたら、こんな4月になってもマスクも消毒液も市中から消えてそのまま、用意できたマスクは不良品まじりの布マスク 家庭にたった2枚なんていう無能な政府に、これ以上負担をかけたら、何もかも共倒れになるのではないか。何とも、心配です。

     問題は、学校の休校の間の勉強格差をどうすべきか、いろいろあるにしても、まずはコロナ対策だけはやってもらわないと???という気もします。9月って、もう4ヶ月しかないですからね。

     まずは、医療従事者が、防護服と医療用フェイスシールド、医療用マスクを入手でき、安心して治療に当たってもらえるようにする!そして、検査が必要と思われる人は、医師の判断さえあれば検査が受けられること。陽性と判断がでたら、治療の必要な人には入院治療のための病床や人工呼吸器が準備があること。軽症や無症状の人には、ホテルで看護師さんなどが24Hいるような体制で他の人に感染させないように待機できること。 これに全力を尽くして政府も日本国民も、集中していきたいですね!

     そして、外出自粛仕を事を失い生活に困っている人には、一刻も早くお金の援助が届きますように!今も、どうしても必要な介護、金融、コールセンター、宅配便、スーパー、コンビニなどなど、人と接触して仕事を続けている方が、安全に仕事を続けられるように!

     お月様にしっかりお祈りしておきます。今日の日付の間は、沈まないお月様です。あなたも、是非天頂から西の地平へと移動中のお月様をどこかで見つけて、一緒にお願いしてみて下さい。

    

      

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皆さん、月がもう青空の中に見えていますよ~

2020-04-29 17:37:29 | 惑星・天体ニュース

  皆さん、月がもう青空の中に見えていますよ~。さあ、月は、明後日5月1日〔木)の未明5:38に上弦の月の半月になる月です。今日の月は、三日月と言うよりは、もう結構太ったこんな月です。

          

     私は、5時少し前に見つけました。

     さあて、どっちの方向にいると思いますか? 半月前なので、太陽から直角の辺りより少し太陽に近いあたりの空を探して見て下さい。結構天頂に近い、ベランダや家の中からでは見つけづらい場所ですよ。暗くなると、金星も綺麗に見えてくるはずです。

          

       国立天文台の「今日のほしぞら」から確かめてみると、上の夜8時の時でもまだ月は高い位置にいて、双子座の星(カストルとボルックス)がそばに見えるかも知れません。そして、金星は視線を月から地平に右下に下げた所に明るく見えるはず。うまくすればまだオリオン座の三つ星が地平線近くで見つかるでしょうか?東に目をやると、春の大曲線のアルクトゥルスや、スピカも見つけられるかも知れませんね。

       関東はいい天気です。是非、楽しんでみて下さい。

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ユキヤナギの種が飛びだした!

2020-04-29 13:45:52 | 日記

   昨日、ユキヤナギの小さな白い花が、いつのまにか変身を遂げていたことに気づいた話をお伝えしたが、それはこんな写真だった。

   

   白い花のあと、5つの種の袋になっていて面白いが、さらに種を出した痕の空箱も5つの茶色い花びらのように見えて 面白い。

   それで、昨日はこの丸みをまだ帯びた種の袋から 中身を取り出そうと思って失敗したが、今朝、いいアイデアを思いついた。

   youtube のココで公開しているけれど、単純に枝を揺すってみることにしたのだ。

   すると、想定外にたくさんの種が飛びだして、こちらの方が驚いてしまった。うっかり力が強すぎて、カスが落ちたのかと思ったけれど、集めて見たら、細い種のようだ。

      大漁だぁ~

    庭の花が少なく寂しいところに撒いてみた。さあ、どうなるかな???

    今日は日が暮れたら、金星と月がきれいにみられそうだ。夕方のひととき、月と金星とともに皆さんも過ごして見て下さいね。

         

 

 

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雲から逃れて月が現れた

2020-04-28 23:54:39 | 惑星・天体ニュース

  夕方には雲がいっぱいになっていて、(これは月に会えないかな)と心配になった。でも、夕飯後に外に出てみると、チラリと月の光が雲間から見えた気がした。これは、何かのチャンスで姿を見せてくれそうだ。

  しばらくすると、低い場所の雲がどいてくれて、雲の波から降りてきた月が姿を見せ始めた。

   <2020年4月28日21:05>

  もう少しで、姿を完全にみせてくれそうだ。

  「お~い、こんばんわ!」待っていると、雲から抜け出してくれたお月様が、スッキリとした顔で写真に収まってくれた。

          

      意外にもこの後も、結構長く地平近くの空が晴れていて、今夜はゆっくりお月見ができました。

      今夜はおまけをひとつ。ユキヤナギの花が白く咲いて、散った後の様子が面白いので近づいてカメラで撮ってみました。

     

     これまで、あまり気づかなかったのですが、白い花のあとに種が入っていそうな5つの袋が育っていて・・・さらによく見ると、種をもう飛ばした後の茶色になった開いた空っぽの袋が、これもまるで茶色の花のような顔をしてついているのを見つけました。

     どんな種なのか、幾つの種がどんな感じで入っているのか、まだ種を落としていないから見せてもらおうと思いましたが、小さすぎてうまく開けませんでした。今度は種を落とす前のを是非見つけてみよ~~~う。

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東京都39人の感染者報道の本当の怖さ!日本は

2020-04-28 11:51:25 | 日記

  私が、このブログでずっと懸念したことが起こりつつある。検査体制が不備だから、棒線グラフにすると不可思議に上下する東京都の感染者数。実態が数字に表れないまま、東京都の最近の陽性患者数が200人を下回る数字を徘徊した末に、とうとう昨日は39人と発表された。

  その数字に思わず絶句したのは、私だけではないだろう。さすがに、ニュース全般をみている人には信じがたい数字だ。発表している小池知事は、特にこれを説明しなくては~という様子はなく、「ここに来てがくっと減った数字だと思われがちだが、月曜日は検体の持ち込みがいちばん少ないためだ。皆さんのご協力あっての人数になっているが、決して緩むことはできません」と、居心地は悪そうに見えながらも小さなメッセージにとどめ、その場をやり過ごしている感じだった。

  ある報道では、(検査数が休みの時は、前から減る傾向がある)などの説明を加えたりしていたが、そこでも、いまだにPCR検査を受けたいのに不安の中で自宅待機を迫られている人々の声を代弁することなく、報告だけの弱い無批判な報道姿勢をさらけ出していた。

  「日々、死者が増えている緊急事態に、こんな検査体制でいいのか!」と言ってくれる番組は極めて少数だ。

  東京都のこの発表で、「皆さんの努力が効いてきたのでしょうか?」などというコメントをするテレビなどは言語道断だ。そんな報道を見た人には、是非もう一つのグラフを見て頂きたい。検査数のグラフだ!!!

  感染者が少なくなっている時は、検査が(新しく症状が出ている人々に割けてない最悪の結果を意味している!)そう、私には思える。じっくり下の表を見比べてほしい。

   

  2つ見比べてみれば、検査数受け入れの波が、陽性患者数の増減に影響を与えているの歴然だ。下の表は、私が厚生労働省の累計しか公表されていない統計から、東京都に関する数字を取り出して、1日あたりの検査数と感染者数をはじき出したもの。色を付けた下の2段がはじき出した数字だ。陽性者数は、東京都の発表と同じになっている。

   (表1)

      *上の東京都の検査数は医療機関による保険適用での検査人数は入ってないので検査人数は少なめとなっている。

  よく見て頂けばわかるだろうが、4月24日と25日の1日の検査数がゼロになっている。以前からそうなのだ。金・土曜日でゼロが並ぶ。それ以外にゼロになっている時は、能力以上の検査を受けてしまった後のように見受けられる。

  こんな事態になっていても、(週休2日なのか?どうなっているのか?)と思っていたときに、NHKの潜入レポートが出て、休みは取らずに人員も増やして頑張っていると伝えるのを記事でみた。ココで見られるが、<都のPCR検査は新宿区にある「東京都健康安全研究センター」で行われています。今回、実際に検査が行われている現場にNHKのカメラが初めて入りました。センターによりますと、検体は都内各地から持ち込まれ、土日も含めて毎日、検査をおこなっているということです。本来、1日に可能な検査は240件だということですが、今月に入ってからは作業時間を延長して1日平均で270件余りとなっていて、今月3日にはこれまでで最も多い557件の検査をおこなったということです。センターでは、検査依頼の増加にともなって今月に入ってから検査にあたる検査員を10人から32人と、それまでの3倍以上に増やしたということです。さらに、検査員のシフトを工夫したり、検査で使う機器を新たに5台増やしたりしてできるだけ多くの検査を実施しています>

  これを読んで少し安心し、どんどん検査体制が良くなっていくかとの期待ももった。実際、さきほどの検査人数は、*上の東京都の検査数は医療機関による保険適用での検査人数は入ってない と但し書きをつけたように、東京都の発表の数字も民間検査会社の数字がなく、これまで検査数の実態がいまひとつ分かりづらかった。実は、それが、先週急に、東京都のこれから下に見せる検査件数の棒グラフのように、「医療機関による保険適用での検査件数」が加えられ、検査数ゼロという日がなくなり、小池知事が(多い時は1日1400件実施した)と言いだしたのだ。4月1日から、みれば(最後の表3厚生労働省の統計を参照)3月24日のオリンピック延長が決まった翌日から民間検査会社の検査が3桁になり、4月14日から4桁になり、17日から2000件を超えてきた。

  これについては、このブログのココで、すでに検証し、東京都の検査数激増はこの民間の力によるのだろうと確かめた。

  ただ、未だにその「民間検査会社を使った保険適用分の検査数」は1週間以上も報告が遅れて、下の東京都の検査数の数字をみてもたったの400件!? 4/22までは1000件以上の数字がならんだが、また23日からは低い数字が並び続け、5月1日がくるまできっと低いままだ。

  さらに、ここで「検査能力」、「検査件数」、「検査人数」と、検査とひと口に言っても、ごっちゃに語られていることにも注意を喚起しておかなければならない。勿論、書いた順に数は多くなっている。

  政府が大きな数字で1日2万件!とか打ち出すのは、たいがい「検査能力」の希望的数字だ。でも、実際は検査能力がフル活用された試しはない。能力は、「棚の上のぼた餅」。大事なのは、味覚障害や、発熱、咳、呼吸の苦しさなどの症状が出てきた時に、自分や家族が検査してもらえるか否かだ。つまり、「新規で検査をしてもらえる人数」だ。 じゃあ、その数字はどこにあるか。

 

             

  *東京都のこのグラフは東京都のHPですぐ見つけられるが、途中から数字が読めるように、下の「テーブルを表示」をクリックすると、過去の数字が読めるようになった。改善されたのは、いい。

  残念ながら、そんな親切な数字は見当たらない。上の検査件数には、同一対象に検査する場合と但し書きがあり、検査人数の方ですら、退院とかの検査の人の人数を加えている可能性も大きい。   

  いまだに、最低退院前に2回の陰性検査が必要という「しばり」も生きているようで、この検査も上の数字にカウントされているかもしれない。そうなると、実際の数字は、どうなのか?

  次に、厚生労働省の出している入退院などの状況の表をだしてみよう。*クリックすればオリジナルページに飛べるはずだ。

       (表2)

 

   昨日の4月27日発表分のものだが、これは全国の数字。感染者で入院を要する者が前日より126人増えて、11175人いる。入院待機中は6人減って入院に移れたのかもしれない。だが、よく見ると、311人の入院を待つ待機者がいる。退院できた人が90人増えたが、126人感染が明らかになって、入院待機がまだ311人。

   収容する病床に余裕があれば、入院待機はいませんよね。ということは・・・。算数は得意ですか? 感染者が陽性となって病院にすんなり入れる可能性は、重症でないと少なく、予想では入院待機者は感染者が増えると増えていくばかり。

   テレビで流れる院内感染。外来患者や救急の受入れ制限を始めた病院のニュース。テレビでは、「医療崩壊寸前」とか言っているが、実際はもう「医療崩壊は始まっている」というべきだ。そもそも、防護服やフェイスシールド、病室の不足で、コロナウィルス患者を受け入れができない病院のニュースがしきりに流れているではないか(例ここから)。

   このコロナウィルスは、ただでさえ呼吸困難を招き、人工呼吸器が必要な人も出て、感染力の強さのために長期入院を強いられる。一部軽症の人をホテルや自宅待機にする例も出始めたが、自宅待機で亡くなった事例が埼玉ででたことで、軽症を軽く見ることもできない。そんな状況で、すでに医療現場に検査をしても受入れる体制が十分でない。「検査してどうする」の声は小さくなって来たもの、いまだある。それは、この状況を考えてのことだろうか? でも、それは、断じて間違った考え方だ!

   それにしても、このような状況で、なぜ72人の感染者がみつかったのに、数字が確定する前に39人と都知事は発表したのだろう?

 追伸)これは、私の単純ミスで、72人は、前日の25日の陽性感染者数。39人は26日の陽性感染者数でした。小池知事が発表した数字が間違っていたわけではありませんでした。ここに謝罪して訂正します。

   安心させるべき材料などひとつも与えられない今の現状。軽症からも重症になる可能性があることは、志村けんさんや、岡江さん、埼玉で命を失った2人の自宅待機していた方の例で多くの人が知るところとなった。軽症で早めにPCR検査を受けて、アビガンでもなんでもいい。医療行為を軽症の内から開始することが、死の危険から人を救う唯一の道であることに疑いはないのだ。 検査を狭めて、その道を閉ざすことは、「医療崩壊を防ぐこと」ではなく、この日本という先進国と思われている国で「医療の放棄」が始まっているということ。つまり、それこそ「皆保険制度の中で医療難民が起きた。医療崩壊!」なのだ。

   不良品を含む布マスク2枚466億円の無駄遣いの自宅でのんびりツイートをする首相に対しては「諦め」を抱き、期待を捨てている人もおおいようだ。そして、ひたすら家に閉じこもる。それしか方策はないのだろうか? 家にいることを楽しくするアイデアを動画でながす人。自分の病院でコロナウィルス患者の受け入れを決め体制を整える医師。自治体独自でドライブスルー検査が始められ、それを国が追いかけて承認する。などなど、色々な取り組みが、自治体や医師会、地域、個人、さまざまに始められたのは、とてもうれしいニュースだ。

   コロナの嵐が通り過ぎるまで、自分でできることを模索する人々の1歩1歩が地道に進められ始めている。間にあうか、間に合わないか。買い物や家族の持病の薬をもらうために、外出を一切しないという訳にはいかない。連休明けに仕事は再開されるのか。不安は尽きない。

   下の全国の検査実施数。これは、全てを網羅した数字で最新の数字でも空欄が多く、4月22日までしか数字は掴めていないが、景気のいい「検査能力2万をめざし~」の言葉とは違い、実際は1日1万件を超したことはない。4月17日(金)に9357件となった後は、相変わらず19日(日)には4588件と落ち込んでいる。

   連休はどうなるのか??? 問題は、検査能力ではなく、検査件数でもなく、「新規感染者のためのPCR検査の検査人数」だ。あなたは、何人だと思いますか?例えば、この最近全国平均8000件の検査の内、あなたのお住まいの県では何件の検査が可能で、その中の何件が今実際に検査に使われ、さらにその中の、いったい何件が、(コロナウィルスの症状がでて不安になった人のために、何件が実施されてきた件数)だか、考えてみよう。例えば、都民にとって、たとえそれが1000件でも、背筋が凍るような頼りない数字に、私には思えるけれど・・・。

  <国内における新型コロナウィルスに係わるPCR検査の実施状況> 4月25日時点

 (表3)

    現実をしっかり認識したら、やることはひとつ。感染しないように身を処すること。

    それにしても、都知事も、政府も、検査数について、その実態について、どのくらい把握しているのだろうか。人の命をどのように守っていくつもりなのだろうか。守る気は本当にあるのだろうか? 自分たちの命は、自分たちで守るしかないのか。

    今日は、感染者数が東京は112人だったようだ。ともかく、この陽性患者数に一喜一憂することだけは止めにしよう。なぜなら、陽性患者数は、陽性だとやっと判定してもらえた人の数にすぎないのだから。   

     

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嵐の中で現れた月と金星

2020-04-26 20:17:38 | 惑星・天体ニュース

  今日は、ずっと天気がよかったのに、月が見えてくる夕方になって俄に雲行きが怪しくなって・・・

  でも、月好きの人間はここで諦めません。(ちょっとの隙間でも、出てくるときには教えてね)と心で頼んでおくと、突然よんでくれるのです。

  「今なら、ちょっとでれそうだよ」声が聞こえて、夕食をもう少しで終える時だったのですが、「あっ、ごめん。月がでてきているかも」と外にでてみました。

  「あっ、お月様~やっぱり出てきてくれていたんだ!こんばんは」

    <2020年4月26日 19:07>

   お月様は、薄雲の中でややぼんやりしている様子でしたが、金星は結構しっかり見えていました。

   こういうぼんやりとした月をクリアに撮ろうとしてもどうも手持ちで撮ると手ぶれがでたり、焦点がうまくピンとあわずに翻弄されてきました。ところが、最近「連写」の中の「先撮り」モードを使うのがよいことに気づきました。

   

   肉眼で見るより鮮明に輪郭を捉えてくれます。たぶん、私がシャッターを押して、手ぶれを出す一瞬前を捉えてくれているのでしょう。(やるなぁ~COOLPIX B500君。君とも、だいぶ良くなれてきたね)

   この1瞬姿を現してくれただけで、すっかり雲ってしまいましたが、今日もお月様に会えて幸せでした。そうでした、昨日のブログでスマホが使えなく鳴ってしまった話を書きましたが、結局ショップにはちょっと寄ったものの、ショップでは解決せすぐ帰り、修理依頼の電話をしたところでもらったヒントで、無事復旧できました。きっとお月様が守ってくれたのですね。有り難う!!!いつも、見守ってくれて感謝していますよ~~~。

   さあ、明日の夕方は月がさらに金星に近く見えるはずです。沈む時間が遅くなるのでどんどん見やすくもなります。是非、晴れたら夕空に浮かぶ月と金星をあなたも楽しんで見て下さいね。

    

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もう沈んでしまいそうな三日月とその上に金星が~~~!

2020-04-25 19:45:34 | 惑星・天体ニュース

   皆さん、私は今、西に開けた所へ行って、久しぶりに三日月と金星に会ってきましたよ。今なら、西に開けた場所であれば見えそうです。間に合えば、いい景色ですから、三日月に会いに行って見て下さい。三日月は、太陽を追ってすぐ沈みますが、金星はまだまだ沈むまでに時間があるし、西空みれば1番よく見える星が金星で~~~す。

   という風に書いたあと、いろいろな事をして、さてどんな素敵な景色がみられたか、公開しますね。

      <2020年4月25日19:09>

   細い、細い月でした。今は、夕方の空に宵の明星の綺麗な姿がこの月の上の方に見えて、それは素敵でしたよ。

            

     今、写真をみて気づいたが、月のやや左上に星が小さく光っているようだ。誰なのかな? 実は、仕事がコロナの影響で連休明けまで休みになり、もうこれで3週間近く休んでいる。そうなると、ついPCも使うがスマホで誰かと電話したり、メールをやりとりする機会が増えて酷使したせいか、友人とメールでやりとりしているあたりから様子がおかしくなったと思ったら、電源が落ちてスマホが使えなくなってしまった。

     こんな時期にショップに行くのも嫌だが、実験してみたら、電話を受ける機能も使えないようだ。仕方がないので、明日は予約をして相談してこないと。厄介だなぁ。スマホがあれば「星座表」で、何の星か確認できたのに・・・と、スマホ頼りの生活をしていることに気づく。

          

      どんどん沈んで行く細い三日月が、少し黄色に染まっていくのを眺めた。スマホも一瞬で機能を失うと、当たり前に使っている日常が当たり前ではなく、有難かったと気づく。仕事をして、友人や、同僚と一緒に食事をしたり話したり、何気ない時間が、実は当たり前ではなく、有難い素敵なじかんだったのだと気づく。

      ウィルス騒ぎで普通でない日常ではあるが、今日も美味しいご飯を食べ、身体の不調もなく、1日を過ごせた、これが1番有難いことなのだろう。故障でもスマホは買い換えてもいい。コロナウィルス騒ぎもきっと皆で最善をつくしていれば収束に向かっていくだろう。大事なのは、このコロナウィルス騒ぎが皆の力で最小の犠牲で終わるように。そして、騒ぎを乗り越えられた後には、前より優しい心で、感謝をもって、「皆にとって幸せな生活ができる社会を作ろう」と、世界がそろって前に歩み出すことができるようにと。

            

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政府の政策は、後手後手と失策

2020-04-24 17:16:23 | 日記

 <すみません。修正が分からず、ページのトップに中国からの入国者が今年の1月に100万近くいたことを示す統計がでて、動かせません。あとで、この数字が出てくるので、ひとまず表から、100万人弱中国から来日があったこと確認して、読み進んで下さい>

                  *ああ、韓国との応酬があって、韓国の人の来日は6割近くもがへっていたんだ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

  3月24日まで7月のオリンピック開催を夢想していた政府。そのコロナウィルス対策は、何もかもが1ヶ月以上ズレていると私は感じている。

  今回見てほしいのは、現在の空港検疫のあり方だ。現在、PCR検査が東京都でまだ能力が十分に発揮されていない段階で、1日13000件のPCR検査能力かあると言われながら、実際に行われている検査は8000件位。その検査の中で 2,検疫所とかいてある項目を見ていってほしい。ダントツに増えたのはどこか。4月3日からだ。連日3けたでも500~900人のPCR検査が行われている。

  

 表1

  これが、どうして始まったかというと、ネット新聞のココの説明によると「政府は31日、新型コロナウイルスの急速な感染拡大に対応するため、新たに49カ国(渡航中止勧告)に引き上げた。対象は世界全域の73カ国・地域へと大幅に拡大した」「3月下旬に陽性が確認された4人に1人が海外からの入国者だったことなどを考慮した。対象地域に2週間以内に滞在した外国人は特段の事情がない限り入国できなくなる。大幅に増えた対象地域に中長期で滞在している多くの日本人が帰国することが見込まれる。帰国する日本人は、全員が感染の有無を確かめるPCR検査の対象となる」「日本人も含め、自宅やホテルなど検疫所長の指定する場所で2週間待機し、公共交通機関を利用しないよう要請する」 とした措置だ。

  アベノミックスとして経済を活況づけるのに大きな役割を果たした観光業。フェアプレイ精神を掲げるオリンピックの誘致に、賄賂を使い 、首相が先頭に立って嘘をつき日本の7/8月を温暖な気候と立候補ファイルで嘘をつき、あまりに話が違うとIOCにマラソンの会場を北海道に変更させられ、トライアスロン会場の水質も問題にされて、暗雲がたちはじめていて、とうとうコロナウィルスで延期となった。 でも、私としたは、このオリンピックは、そのスタートから復興五輪は名ばかりだと感じ続けていて賛成できなかった。

  しかしながら、テレビや企業はあちこちで宣伝にロゴを使い、オリンピックのマークが街中にあふれていた。そして、なぜか観光客はうなぎのぼり。

  観光客が日本のあちこちに溢れ、過剰ぶりがニュースにもなった。光があれば影がでる。今回のコロナウィルスはまさにそれだった。

  驕りに溢れて嘘をつき放題の報いを、国民も一緒に受けなければならないことがつらい。だが、観光業で益を受けたなら、それが逆に新型ウィルスがもたらす負の効果を生んでしまうことは、予見できたはずだ。そもそも東京オリンピックを前に、1000万人もの人が動く祭典に備えるために、そうした対策は当然考えられて然るべきはずだ。ところが、国立感染症研究所の予算はずっと削減され続けてきていた。

  そして、中国のコロナウィルスのニュースが入るようになった1月中旬から、ちらほら日本に来日していた武漢の中国人観光客に感染者が出始めた。そして、(ひとーひと感染)がはっきり疑われる渡航歴のない観光バス運転手へのコロナウィルス感染事例がでたのが、1月29日だ。

  そして、無症状での感染はついても、それと同時期に、チャーター便で帰国した人たちの間での感染で、すでに政府の知るところとなっていた。一般の私たちもホテル内で「陽性の2人もそれぞれ別の帰国者との相部屋で、同室だった人」が感染の心配が生じたために、個室に移しされた話に覚えがあるだろう。

  本来なら、中国で新型の恐ろしい感染症がでたと聞いた段階で中国人観光客がこの12年で10倍になり1000万人近かったこと。1月にも100万人弱入国したことを考えれば、無症状で旅行に来た観光客が、バス運転手だけでなく、ガイドにも感染者もでたことから、日本を旅行し、感染を広げていると想像し、背筋が凍る思いにならないのがオカシイ。

  でも、実際は背筋が凍るどころか、首相にも外務省にも、まったくコロナウィルスが日本に入ってくることへの危機感が欠如していた。どういう感覚をしているのか理解に苦しむ。だが、春慶節に是非と誘う北京の日本大使館のHPに、春節の連休期間(1/24~30)と、夏の東京五輪・パラリンピック開催時の訪日を要請する言葉があり、首相が祝辞で「多くの中国の皆さまが訪日されることを楽しみにしています」と呼び掛けていたという。

  連休初日に祝辞をHPに載せると、これを疑問視する書き込みがネット上に相次ぎ、外務省が30日に削除したという。習近平・中国国家主席の国賓来日へ友好ムードを盛り上げたい首相の意向を踏まえた対応だったらしい。(ココから)

  そして、日本は武漢を含む湖北省からの訪日規制はしたものの、習近平来日を控えていたためか日本が中国人の来日を禁止したのは、習近平来日延期が発表された3月5日だった

     *このようにシンプルに日付が一致するのが、この政府の特徴だ。共産党の人が、桜を見る会の名簿の書類要求を出した日にちょうどすでに処分する段取りで処分してしまったとか、ちょうど黒川さんの昇進にぴったりに定年問題の解釈を変更するとか。

  <日々の新規感染者数は湖北州以外の中国全土で急激に減少しており、ここ数日では1日4人から20人程度になっている。この状況に入ってから、「私は果敢にも中国全土を対象とすることにしました!」と言われても、ただ単に安倍首相の決断力演出以外の何ものでもない>とyahoo newsのココ で酷評されている。

  中国のことを弁護するつもりはないが、もし1月27日から中国が団体の海外旅行を禁止する措置を取ってくれなかったら、日本はどんなことになっていたのだろう。私は、心から中国の英断に感謝している。なぜなら、上に書いたように3月5日まで日本は習近平氏を受入れるつもりでいた位なのだから。

  そして、ご存じの通り、これはもう繰り返して来たので過去記事で見ていただくことにするが、3月5日の後も、(表1)のように検査数能力をどんどん増やすといいつつ、能力も約束通りには増やさなかった。それどころか、その乏しい能力の4分の1とかしか使わないという奇策を続けていた。検査を押さえ込み数字を抑える意図なのか、「熱が37.5度4日以上連続して出るまでは、病院にいくのは控える」「帰国者・感染者に接触した人、高齢者、特別な持病のある人」だけがPCR検査を受け、陽性だったら治療をうけられるという高いハードルが国民と病院の間に設けられた。

  それにより、患者は家で苦しんでいても我慢を強いられ、コロナウィルスと思われてもすぐには病院にいけない病院難民となり、「病院に患者が少なくなる」という他国とは正反対の「摩訶不思議な医療崩壊」ができ、そして今も続いている。

  そして、実は上のことはこれまでも書いてきたことが多かったのだが、ここからが今日新しく作った資料の初公開です。

  実は、空港検疫については何回かこれも書いてきたのだが、ココのブログを書いた時も使ったこの下の「空港検疫」をまとめて表にして、どんな推移をたどっているか見てみることにした。

  下の(表2)は、4月12日の時のものだが、厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について」という名前で毎日出されているものだ(ココ)。の国内事例とあるのが、皆さんが受ける時のもので、累計でこの4月12日では72801人のPCR検査がこれまで実施され、7509人が陽性とされ、4749人が何らかの症状があった人とわかる。陽性率10.3%(昔からの累計なので、他の資料から見ると今現在の陽性率は刻々と上昇している)

  それに比べて、空港検疫の方は、15921人も検査しているのに、たったの121人が陽性とされただけ。陽性率たったの0.8%だ。さらに、陽性の人も無症状の人が多い。国内は確認中の人を除外しても63%が症状のある人、無症状が6%となっている。

あなたは、この数字から何を読み取れますか? 問題は、国内の人が検査能力が追いつかなくて検査がなかなかしてもらえないと苦しんでいたこと。そして、多分いまも。濃厚接触者なら検査しても無症状である可能性があるから、無症状か確認中の人も47%いると思われるが、その人たちを抜かせば、残りの人は(無症状どころか4日も熱にうなされないと辿り着けない狭き門をくぐって検査をし、陽性に診断された人)だ。自然治癒して、検査を終えて陽性になったが無症状ということは、限りなくゼロだろうから。

*例えば、「東京ので検査数が急に増大 」でチェックした時の検査件数(同一の人に重複あり)と陽性患者数で14.15日の2日をそれぞれみると、18%と12%の陽性率だった。

  表2

  そして、新しく作った表をご覧にいれよう。 上のような統計がでるようになったのは、3月28日からこの統計が上のように、すっきりとして読みやすくなったが、その前はかなり見づらかった。それで、(括弧内は前日からの変化)と書いてあるのを下の一覧表にして並べて見た。すると、予想したとおり、いろいろ見えてきた。

   

 

    まずは、空港での「無症状で陽性」と分かった人の多さだ。皆、普通に入国して来られる身体状態である人を検査した結果なので、自然なことかもしれない。この方たちは、入国の際にPCR検査をされて、「検査結果が陰性の場合も、入国から14日間は、ご自宅やご自身で確保された宿泊施設等(※3)で不要不急の外出を避け、待機することが要請されるとともに、保健所等による健康確認の対象となります」(外務省「日本における新型コロナウイルスに関する水際対策強化」より)とある。

    だから、検査をしなくても、2週間は待機を義務づけられているので、感染リスクは小さいし、保健所との連絡もあり心配はすくないのだ。

   現在、病床が不足し、やっと検査をしてもらい、感染者と分かっても自宅待機を余儀なくされ自宅で亡くなっていたという悲しい例が2件続いて人々に衝撃を与えた。志村けんさんも自宅待機を調子がわるいけれど、帰国者でも濃厚接触も当てはまらず、4日目に医者が往診を受け、入院。その後、陽性の結果が出た。岡江久美子さんも自宅で4日熱があるのに様子をみて、病状を悪化させた。そして、お2人とも亡くなってしまった。

   さあ、最初に出した、この施策の始めた理由をもう1回出してみます。3月下旬に陽性が確認された4人に1人が海外からの入国者だったことなどを考慮した」

   苦しんで熱や体調不良を我慢してやっと病院にいって、PCR検査をすぐ受けられれば治療も受けられず、初期の段階なら効果があると言われるアビガンも投薬してもらうチャンスもなく、入院した時は症状が悪化していて、でも幸運なら人工呼吸器を使ってもらえるかもしれない? まるで、これが日本の国とは思えませんね。 

   さあ、この国内で順番待ちして苦しんでいる人と、空港で症状のない人、どちらに検査をするのが「命を救うための正しい優先順位」でしょう。考えるのに時間が必要ですか? 小学生に問題で出しても、答えは同じになるでしょう。この施策をさらに続ける必要がありますか?        *空港の検疫検査がなくなったら、それを周辺の検査に振り向けられるかという問題は別としてですが。

  100万人の中国人をすでに1月に受入れた国。しかも、3月24日のオリンピック延期が決まるまで、検査を抑制し続けて。無症状の人がたくさん普通の生活をして、歩き回って生活していると簡単に想像されるはずなのに。(市中感染はない。クラスターで感染が抑えられる)と、どのような計算で思えたのだろう? この国が、空港検疫を実施すべきだったのは、いつ? 4月1日以降は4月10日だけ黄色だが、そこでも陽性率2.1%。

  まずは、こんな形で、もう市中より検査のいらないほど感染者が少ない空港検疫する位なら、米国のように2月2日には中国の人の入国規制をするべきだった!!!  いつも米国と足並みをそろえているのに、不思議な行動すぎる。思い当たるのは、習近平来日のことだけ。そして、3月5日の来日延期が決まった日に、1ヶ月以上遅れて制限をやっとはじめた。

  防衛大の卒業式に祝辞を言うために参加した時も、首相はマスクしていなかった。マスクは、いらないと思っていたので後手に回ったのだろうか? 外出自粛が厳しくなってからのマスク配布、4月もう下旬だ!!!でも、まだ来ない? しかも、妊婦さんに先に届けられたマスクは不良品で回収。さらに、466億円も不透明なところがいっぱいで、回答は控えられている。国民は、自分でマスクを手作り済みで、<医療者に医療用のマスク、フェースシールド、防護具を>と言っている。それを聞いて、これから本気になって、それらを「頑張って国が供給します」?これまで、何をしていたの? 足りないと言われる前から動くのが、リーダーの役目ではないのですか?

  PCR検査の増強・オリンピック延期の3月24日からやっと始まり、いまだ1日1万に達してない。それなのに、800人前後のPCR検査を、陽性率が1%にならない空港検疫に無駄遣い。

  3月29日に西村大臣が病院を視察して人工呼吸器の増産を指示????

  これを後手後手と言わずになんと言うのだろう?

  この政権は、「ほかの政権よりよさそうですか?」自分の大切な人の命がかかっている今も、そう言えますか?

  森友問題の解明は?赤木さんの明かした新事実に応じて再調査しない理由は?桜を見る会の領収書は?名簿は? メロンを配った議員、IR汚職の議員、首相が渡した破格の選挙資金で逮捕された河井議員・・・コロナウィルスのお陰で忘れていましたか? でも、すべて「丁寧な説明」がなかった。

  野党が足を引っ張るから、コロナ対策も後手に回ったと弁護する人がいたが、全て簡単なことだ。真実を話せば早いのだ。うそをつき、ごまかし、隠すから話が終わらないだけだ。

  法律に違反した議員は責任をもって議員辞職させること。桜を見る会の問題など、名簿を捨てるはずがないだろう。来年もやろうと思っていたのに。出せばいいのだ。ホテルの領収書もないなら、ホテルに帳簿でも何でも公開してくれ、と言えば簡単に終わったはず。

  赤木さんの大事な遺言が新事実を語っている。終わった問題なはずがない。ちゃんと資料を出して下さい。

  隠し、ごまかし、嘘をいい続け、責任をとらないというから、問題が終わらないのだ。首相の対立候補だった方の言葉、「正直・公正」ということが、党内でどうして批判をあびるのだろう。 こんな当たり前の、まっとうな主張を取り下げさせる人ばかりの党。それが、国民の支持を1番集めている? そんな国で、日本はあり続けるのだろうか。

  野党の方も、すべての国民の方も、一緒に考えてみないとこの国難は、いつまでも続きそうだ。

 *ところで、娘に怒ってばかりでは身体によくないよ~と娘に言われますが、間違ったことに対してしっかり反論や批判を言えるというのは、民主主義の根幹を守ることにも繋がりますし、実は至って社会的にも「健康な」ことだと思います。木枯らし紋次郎の中村敦夫さんの朗読劇「線量計が鳴る」を見に行きましたが、中村さんが「こうやって言いたいことをいう。これが1番健康にいい。僕、元気ですよ~今」って言ってました。 あと、音楽、私の場合はピアノですね。家でできて飽きることがない。そして、天体。これも3密とは無縁で、しかも自宅の窓からでも、世界のどこに済んでいても楽しめる。特にお月見。さらに、どこかで書いた気がしますが、太極拳の練習を始めて身体も動かしています。ベランダの植物や庭仕事も気分転換になります。

  あと、ラジオ体操も日課にするとよさそうです。テレビでこの前、変わったラジオ体操をNHKでもやっていましたが、「幻のラジオ体操第3」というのも有酸素運動になる激しいヴァージョンで人気がでているようです。

  皆で、明るさも忘れずに頑張りましょう!

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こと座流星群が見える時期ですよ~!

2020-04-23 18:18:14 | 惑星・天体ニュース

   実は私、流星とか以前がんばって見ようとしたことが何回かありますが、運が良い方ではありません。それで、流れ星が降るのをみたのは、はるか昔に海で満点の空を見たときと、あと近所の公園で次女と頑張ったときに数個。そして、偶然に何気なしに家の窓の外を見たときに1個みた経験だけです。

   だから、あまり大声で宣伝しても、「見られなかったぁ~」と思われる確率もたかいだろうと思います。でも、今夜は結構晴れそうで、しかも、普通だと月の大好きな私には月がいない世は寂しいのですが、それが流れ星をみるには絶好のチャンス。

   と言うわけで、今日はお薦めかも。しかも、ものぐさな人や、外はちょっと~という方に、下のような長野の絶景ポイントからのライブ映像が見られるyoutubeを見つけちゃいました。

    画像をクリックすると見られます。

    朝日新聞社が提供してくれてるみたいです。

    新聞記事の方も、ココから見られますよ。なんか、コロナ騒ぎで家にいることも多いし、ネットの新聞情報の一部を、今は無料で全文公開もしているとか書いてありました。

    流星群は、彗星が太陽に向かって行きながら太陽と反対の方向に長く尾を出す時にばらまかれた塵の帯の中を、地球が突っ込んで行った時に、塵にぶち当たりながら通過する。その時に大気と塵が放つ光なんだそうですよ。

    彗星の姿も思い出しながら、彗星の贈り物を受け取って楽しみましょう!  

  

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