今日は、沖縄の「慰霊の日」だった。その報道の中で、昨年9月に読谷村のチビチリガマの内部で折り鶴を引きちぎったり、遺品や看板などを破壊した沖縄県内の中学生についての続報があった。
私はNHKのニュースで見たのだが、琉球新報にも「歴史をしらず大きなことを犯した」として書いてあったので、クリックして参考に読んでみてほしいが・・・その沖縄戦で住民が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれたガマを損壊した少年4人が、ガマ入り口にある「世代を結ぶ平和の像」を制作した金城実さん(79)らとガマ周辺を清掃し、新たに仏像12体を設置したのだという。沖縄戦や「集団自決」の事実について、チビチリガマ遺族会(与那覇徳雄会長)から話を聞き、沖縄戦最大の悲劇に数えられる「集団自決」を語り継ぐ大切さを学んだというのだ。
少年たちは活動を終えて「歴史を知らず、大きなことを犯してしまった。今後、このような事件がないようにしたい。沖縄戦を伝えていきたい」などと述べ、改めて謝罪したという。罰するということでよしとするのでなく、このように自分のしたことへの理解を深め、過去にあった悲惨な戦争と自分たちの今の溝を埋めるように少年たちを導いた沖縄の方に敬服した。
このように、戦争を二度と繰り返さないためには、戦争を知らない世代が過去に学ぶようにしないといけない。戦争を知らない世代も、戦争の現実をしっかり引き継ぐことで、将来にわたって平和な日本であり続けたい。
あなたは、「非核自治体協議会」をご存知だろうか?
「非核宣言自治体とは、核兵器廃絶や非核三原則の遵守などを求める内容の自治体宣言や議会決議を行った自治体のことです。 非核宣言自治体が世界に広がっていく契機となったのは1980年のイギリスのマンチェスター市での非核宣言で、米、ソ冷戦のさなか、核兵器の脅威をなくすため、自らのまちを非核兵器地帯であると宣言し、他の自治体にも同じような宣言をするように求め、すぐにイギリス国内の多くの自治体が賛同しました。その後、この宣言運動は世界に広がり、日本でも1980年代からこの非核宣言を行う自治体が増え続け、現在では日本の自治体の約90%の約1,600自治体が宣言を行っています」とあり、たぶんあなたの住んでいる町も、この「非核宣言」を行っていることだろう。
市役所に行った時に見てみると、そういう自治体ではどこかに、「非核宣言都市」と書かれた看板のようなものや、平和の碑があり、時にはそれが長崎や広島の被災地の石などで出来ているものもある。そして、非核宣言をした市や町では、1年の中でそれぞれの自治体に合わせて平和事業というのをしているようだ。ココでまずは、入っているか確認してみよう。因みに、東京都はこの宣言をしておらず、区とか市で宣言をしているようだ。
今、少しずつだが、私は自分の住んでいる市だけでなく、近隣の市はどんな活動をしているのかを調べて見ているのだが、この非核宣言都市が、もっと核兵器禁止条約の日本の批准に大きく力を発揮できればいいのにと思いながらも、各市が一生懸命に平和事業をしている様子に、(もっとそうした活動に市民が力を加えて平和教育を積み重ねて支え、活用していけるといいなぁ~)と感じている。
ひとりひとりが、核兵器のない平和な社会を作るために、今何が自分にできるかを考えて、行動して見ませんか。まずは、あなたの住む街でどんな平和活動をしているかを知って、活用してみるのはどうでしょう?もしかしたら、それが大事な1歩になるかもしれません。