今日は、昼こそ一時夏日になったものの、全般的には雨がぱらついたり、天気は不安定でした。でも、風が強いので、チャンスもあるかと時々覗いていたら・・・ 月がはっきりと「ここにいるよ~」と主張していました。
大急ぎでカメラを出して、雲に月がかき消される前にと、必死に撮った2枚が下の写真。
今は、雲の中に消えています。これから、また天気の悪い日が続くようですが、今日も無事にお月様に会えて幸せでした。
そうそう、今朝も、幸せな大ニュースがありました。
午前中に羽化することが多いと書いてあったので、油断して用事を済ませてから、ベランダの蛹の様子を見たら・・・
なんと、しわしわな翅の蝶が、身体を広げはじめた所でした。驚いて、カメラ、カメラ~~~と大慌てでカメラと携帯を手に、戻った時は、蝶は
何だかすっかりきれいな翅を広げていました。よくもまあ、小さな蛹から、こんな大きな翅の蝶が生まれ出てきたものです。
正直、奥のやや緑がかった蛹にしても、この蛹にしても、あまりにも小さく軽そうで、儚くて、大きな蝶がここから本当にでてくるか、やや疑うような気持ちにもなっていました。
ひとつの傷もなく、美しいナミアゲハでした。木製の洗濯ばさみに、蝶が捕まりやすいようにカッターでイカを切るように、筋を入れておいたのがよかったのか、細い脚でしっかり捕まってじっと翅を広げていました。
出てきた蛹には、目立った傷がないようで、上からでたような微かな裂け目はありますが、よくもこの大きい翅の蝶が収まっていたものです。1時間近く、この場所でジッとしていましたが、そろそろ飛び立つかとカメラを用意して近づくと・・・気配に一気に飛び立って写真を撮る間もなく、空へ飛んで見えなくなりました。
それから、しばらくしてゴミ捨てにでると、この同じアゲハがいたので、我が家からまだそんなに離れたところにいかず、戻ってきたのかな?挨拶に来たの?と声をかけましたが、そのあとは、もう姿を見せませんでした。
でも、ここ数年、マトしレモンの木に卵を産んでいって終齢幼虫近くまで大きくなりながら、いつも蛹になる頃には姿を消してしまったアゲハ。はじめて、この目で蛹になるところも見せてくれたアゲハチョウでした。
さあ、もう1匹も無事に羽化して飛び立つところを見たいなぁ~~~。お月様、儚い蝶達の命を守って下さいね。見えなくなったお月様に頼んでおきました。