日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



『仙台に行って牛タンが食べたい』
めったに遠出をしない次女が仙台行きを決めたのですが、これに付き合おうというお友達がいなくて
一人旅の予定だったが、
旅慣れていない次女は新幹線に無事に乗れるのか?とか、一人で過ごすホテルは寂しそうとか言うので、
それじゃお母さんが付き合おうか~ということで、次女と二人旅をしてきました。
私は牛タンはあまり好きじゃないけれど、たまには観光旅行もいいかな~と。

次女の旅は全く計画性がなく、私が一緒に行くと決めたのも二日前で、あわてて旅の本を買いネットで情報収集したけれど、十分な下調べもできず出発しました。
今の子はそういう情報も全部スマホで済まそうと思ってるらしく、さあお昼を食べようという時になってスマホで評判の店を調べるといった具合。
大体の予定は決めていたけれど、行き当りばったりの旅となりました。

第一の目的は牛タンを食べることだけど、せっかく仙台まで行くのなら松島に廻ろうという予定でした。
私としては松島より蔵王へという気持ちだったけど、平日はお釜へのバスの便もなく時間的にもきついので、松島見物となりました。
最初はえ~?松島~?と思っていたけれど、いろいろな形の美しい島々を巡る遊覧船はなかなか楽しかったです。

初日は仙台の見どころをぐるりと巡るバス『ルーブル仙台』に乗りました。
平日は30分置きに出ています。
乗り降り自由の1日乗車券(600円)を買おうとしたら、『時間的にたくさんは見られそうもないけれどいいですか?』と言われ一回ずつ料金を払うことにしたけれど(一回250円)
行く先々で入館料など取られ、1日券を見せると割引になるということで、やはり1日券を買った方がよかったと思いました。

先ずは伊達政宗が眠る霊屋 瑞鳳殿へ。
長い石段を登ります。


こちらに伊達政宗公が眠っているそうです。

別の場所に二代目三代目藩主の霊屋がありました。

30分で見学を終えバスに乗る予定だったけれど、やっぱり30分では無理でした。
一時間後のバスを待ちました。

レトロなバス。
運転手さんによってはいろいろ楽しい解説をしてくれる方もいて、このバスでその運転手さんに当たって面白かったです。

本当は博物館の方も寄りたかったのだけれど時間がなく、次は仙台城跡に行きました。
以前の通りが震災の影響で石垣が崩れ、バスはう回路を通りました。
崩れた石垣には一つ一つ番号が付けられ、修復されているそうです。



伊達政宗の騎馬像があり、伊達武将隊に扮した若者たちがいて、写真を撮ってくれれたりいろいろお話をしてくれたり。
仙台観光のPRをしているそうです。

こちらは支倉常長と忍者?

仙台市内を一望。


仙台城CGで再現したというCGシアターを見ようとしたのだけれど時間がなく、広々とした公園?という感じの仙台城跡はちょっと期待外れ。
もっと事前によく調べ、見学の時間もゆっくりとるべきだったですね~。

このあとループルバスでなく路線バス(の方が駅に早く着く)で仙台駅に向い、仙石線で松島海岸のホテルへ。

二日目。
この日のメインは遊覧船の松島湾内クルーズ。
その前に福浦橋を渡って福浦島へ。


一周一時間ほどで周れる島だそうです。
間近に島々が眺められました。




次はいよいよ遊覧船です。
一周50分ほどのクルーズです。


出航ぎりぎりに行ったので、船内の窓側の座席はすでにいっぱい。
階上の船室はグリーン料金(600円)が必要ということで、せっかくだからと階上へ。
船室に入らずデッキで眺めました。




船を追いかけてカモメがたくさん飛んできます。

以前は船からカモメに餌づけを行っていたそうですが、カモメの糞で松枯れが起っているということで餌づけが禁止となったそうです。
そんなことは知らないカモメですから、以前のように船から餌を貰えると思って船を追いかけてくるのでしょうね~。
何だかカモメがかわいそうになってしまいました。
人間の都合に振り回されて。

船内放送で右をご覧ください、左をご覧くださいと言われるたびに右へ左へ。
島の名前も一つ一つ言われましたが・・・すぐ忘れました。



千貫島。政宗公お気に入りの島で館までこの島を運んだ者には千貫をやろうと言ったという。


鐘島。浸食で4つの穴が開いたそうです。
打ち寄せる波がゴーンと鐘をついたように響くことから付いたそうです。


これは仁王島。






楽しかった湾内クルーズもお終いです。


船を降り、五大堂を見てから美味しいお刺身でお昼。
午後からは伊達家の菩提寺、瑞巌寺へ。

ご門をくぐると一人のご婦人に声を掛けられました。
『ただ歩くだけでは何が何なのか分からないと思います。お二人で千円で20分ほどですが解説をいたします。いかがでしょうか?』
それもそうだな~と思ってガイドをしてもらうことにしました。

この岩に掘られた穴の中で昔のお坊さんたちが暮らしたり修業をしたりしたそうです。
細かいことはすぐ忘れてしまいましたが、ただ見て歩くだけでは何が何だか~?ということもあって、ガイドをお願いしてよかったです。




この上の方の穴(2階)は高僧が住まっていたそうです。
おトイレ用のホラ穴もありましたよ~。


参道の奥からご門を見る。


松島海岸は3年前の震災の影響があまり見られなくて不思議に思っていたのですが、島々が防波堤の役割をして2~3メートルの津波で済み家々の流失はなかったそうです。
この参道のこの地点までで津波が止ったそうです。
参道の両側にはもっとたくさんの杉の木があったのが海水で腐ってしまい、ずいぶんたくさんの杉の木を切ったということです。


本堂は大規模な改修中のため見学はできませんでしたが、国宝の庫裡と大書院を見学。
大書院には本来本堂に安置されているご本尊や大位牌など仮本堂に移されていて間近で見ることができました。


こちらは政宗公正室愛姫様の御霊屋。


次は円通院へ。
伊達政宗の孫、光宗の霊廟。


とても落ち着いた雰囲気のきれいなお庭でした。


苔がきれい。




日差しが暑くて、見学しながらの歩きは山歩きより疲れました。
せっかく来たのだからあっちもこっちもと欲張り、あまり下調べもせず来たのでちょっとドタバタした旅だったけれど、それなりに楽しめました。
松島は日本三景と言われてただの観光地と思っていたけれど、260余りもの島々が浮かぶ松島湾は素晴らしかったです。
できればこの絶景を眺められる四大観というところにも行って、高いところから島々を眺めてみたいものだな~と思いました。




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )