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Hanshin Tigers Series 2024

下柳、球を低めに集めながら、「ボール」に判定され、5回KO!(5日・フルキャスト宮城)

2007-06-06 22:54:06 | Inter League
 せっかく地元・甲子園(30~31日)で西武ライオンズに連勝したのに、北海道(札幌ドーム)遠征(2~3日)で連敗!! 傷心のうちに本州に下って、杜の都=仙台(フルキャスト宮城)で東北楽天ゴールデンイーグルスと2連戦。2年前なら、連勝を計算できた相手だが、向こうはチーム力が上がり、タイガースは落ちているのだろう、その対戦。……その予感は当たり、先制したのは【2回裏】イーグルスだった。

 4番・山崎武司、5番リック・ショートに連続四球を与え、マウンド上で苛々している、先発の左腕・下柳剛。内・外角に決めた低目の球が悉く「ボール」に判定された。この日の球審は、パシフィック・リーグの津川力(元ヤクルト・スワローズ)。下柳とは接点は無い筈だが、まるで“私怨”があるかのように、「ボール」のコール。これでは下柳のピッチングにならない。
 5番ホゼ・ヘルナンデスにも「0-2」にして、甘く入ったスライダーを叩かれ、左中間を破られるツーベース(2塁打)を打たれて、1失点。この日、下柳はイーグルス打線ではなく、球審と勝負し続けて、そして敗れた。【4回裏】には3連打、【5回裏】には3連打を喰らって、KO! ベテラン下柳、災厄の日だった。

 タイガース打線は【3回表】に4番・金本知憲の2ラン(第14号)で一旦は逆転して、下柳が4失点でマウンドを降りた後、【6回表】この日(何故か?)1番に入ったDH(指名打者)浜中治の犠牲フライと、金本の2点タイムリーで「5対4」再度逆転して、『JFK』の「J」抜きの【7回裏】からは「K」久保田智之が2イニングを一人で投げ抜いて、【9回裏】にはバトン(襷)を「F」藤川球児に託したのだが……

 球児が【9回裏】に1点を失って、「5対5」同点に追いつかれて、この時点で試合時間=4時間を突破! 試合前半の下柳の低めに丹念に集める球を悉く(意固地に)「ボール」に判定した球審の判定が、この試合時間の遅延を招いている。少なくとも、その一因を為している。
 この下柳の苛立ち、悔しさ、無念、それに報いる為には、この試合の勝利しか、ない。延長【11回表】一挙に5点を奪って、「10対5」! 下柳の苛立ちは、この時点で消えた、だろう。あの球審には(今シーズンは)もう遭わずに済む、だろうから……(試合時間、5時間26分)

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