貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

奈良再訪

2024-11-29 08:08:08 | 雑感
出張中、暇を作って奈良国立博物館の正倉院展に行ってきた。

正倉院展は当然ながら奈良時代、天平文化が中心であまり馴染みがないのが本音で、おまけに撮影禁止なのが惜しいところ。

工芸品より長い長い巻物に綺麗な楷書で丹念に書かれていた役所文書がとても印象的だった。

古文書と言えば草書体で読めないとの思い込みがあったが、この時代は綺麗な楷書で書かれていて一文字一文字は読めるし、目録はそれで十分分かる。いずれにしろ、長い間アジアの共通言語は漢文だったということを思い出した。

正倉院展の期間中は正倉院も見学可能なので見に行った。

見学可能と言っても開門しているだけで、敷地内すらほとんど入れない。おまけに逆光で真っ黒い大屋根の建物が撮影できたに過ぎなかった。
正倉院を見に行くなら順光な午前中に限る。

奈良訪問となれば、彼に声を掛けない訳にいかないと言うことで西大寺まで迎えに来て貰った。
少し前に注目を浴びた西大寺だが、昔の古い駅舎とゴミゴミとした暗い面影など全く無い。

暗闇が迫る中、まずは登美ヶ丘小学校から訪問した。耐震補強が入った以外は校舎や校庭はほとんど変わっていないのが不思議である。

生駒山が一望できるのも同じで、周囲は大きく開発されている中、遠景と学校、団地内は変わりない。

目と鼻の先に住んでいた矢野氏と全く接点が無かったのはマンモス校かつ当時熱中していたものが違ったからだが、長じて同じ趣味で再開し長い縁が保てているのも不思議なものだ。

原風景に共通するものが有るのだろう。

彼が手配してくれたおそば屋さん、これが期待を超えるもので先日の高烏谷鉱泉に続き美食を堪能できた。

ボキャ貧なので、へー美味しいねぇと舌鼓を打つのが精一杯なのがちと情けない。

誰かに美味いものを食わせる店の1軒や2軒は確保しておかなければと、改めて思ってしまった。

中でもお気に入りは鴨付けのそばがき。

最近、鴨付け蕎麦にハマっているところにドンピシャの一品で、お代わりと言いたいところをぐっと我慢して次の逸品を待つのであった。

2種類の蕎麦を食べ比べることが出来た。

更科より野趣あふれる方かな。どちらも旨い。
コメント
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