Dトラに引き続いてGPzもLEDヘッドライト化した
草津忘年会帰路に露呈したヘッドライト行灯化だが、車検は無事に通ったモノのバルブやハーネスの経年劣化で暗くなっていたところに同走者がHID、LEDと高光量のヘッドライトだったので際だって暗く感じだのだと思う。
勝手知ったる県道を先導したが、ドカモタードの明るいLEDのお陰で直近足元がよく分かる様な有様だった。
LEDバルブは消費電力が少なくバッ直リレーは不要ではなかろうか?と改造を躊躇っていたが、Dトラの結果から車検時はハロゲンに戻すし、その際に光量不足で落ちたら面倒だと思い直してバッ直リレーを付けることにした。
ライト本体は時代遅れなカットレンズ仕様だがCIBIEに換装済みで白内障もあまり進行していないのでそのまま使う。
マルチリフレクターのキラキラお目々はGPzにはなんとなく似合わない気がするのだ。
Dトラと違ってカウルの中が広いのでリレーはカウル内の好きなところに配置出来るが、リレー交換がカウル脱着を伴うので面倒になる。Dトラと同様にシート下にリレーを配置すればメンテは楽だが、5線を這わせるので嵩張ってしまう。一長一短だがDトラの実績からリレーがそう簡単に壊れる訳でも無さそうなので、素直にヘッドライト付近にリレーを置くことにした。
Dトラの時にも感じたがリレーへの接続はギボシ端子が最初から付いていてお手軽だが、リレー2個がまとまると8線分のギボシ端子を接続することになり、まるで美しくない仕上がりになる。集線すれば6極コネクター1個で済むのでそのうち改善したい。
Dトラと異なりGPzのライト用コネクタは3線だった。
Dトラはハイビームとハイビームインジケータが直列に配線される4線だが、GPzはメインハーネス側で分岐している様だ。Dトラと同じだろうと思って準備した4極コネクタが無駄になったが、逆にDトラで使わなかった死蔵品のヘッドライト専用カプラーを使ってバッ直リレーの回路が割り込めるようにした。
A2はカウルを脱着せずにバルブ交換できるし、そこでバッ直回路のバイパスも出来るので出先でトラブルがあっても簡単に元に戻せる。
まずは光軸確認がてら純正配線、ハロゲンのまま壁ドンしてみた。改めて綺麗なカットラインだと思ったし、純正より配光が良く明るいので逸品だと感じていたのだが、進化の流れには逆らえない。
ISO400固定 絞り優先AE F4.0 SS 1/13
リレー経由の光量アップを確認した所、見た目で違いが分かる程度には明るくなった。
差を数値化するために絞り優先AE、ISO固定で撮影したので画像には差が無いが、SSは少し速くなりデータにも表れた。実際の車検はエンジンをかけて測定するのでもっと供給電圧が上がって明るくなるし、車検対策としてはこれで十分だ。もうこれで予備検の検査員から本番の受験の際は少しアイドルあげて下さいね!と言われずに済むだろう。
ISO400固定 絞り優先AE F4.0 SS 1/20
LEDは更にSSが速くなって露出時間は1/3になった。
白過ぎるので実際に走るとそんなに明るく感じるモノでは無いが、1~2年もすれば色温度を下げつつ光量が確保されたものが出てくるはずだ。
配光はDトラと同じ様に右寄りで、LEDチップの配置か製品のバラツキが原因と思われる。ここは安かろう悪かろうだと思って割り切るしかないが念のため光軸は下げて、ライトの向きも左に調整しておいた。カットラインは出ているが形が何かおかしい。
ISO400固定 絞り優先AE F4.0 SS 1/30
ハイビームはスポット的な配光になった。
まだ試走してないので不明だが、Dトラでは広がりが足らずに若干物足りない様に感じている。
消費電流が少ないのを生かして我がオデッセイの様にローハイ同時点灯に改造しても良いが、廃熱が追いつかずに壊れるに違いない。
ISO400固定 絞り優先AE F4.0 SS 1/40