貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

ER-6f 2年後のインプレ

2020-11-29 08:08:08 | ER-6f

早くも2年、9,000km弱乗ったので2007年式ER-6fのインプレというか感想をまとめておく。この単車は我が誕生日と購入時の登録日が同じという不思議な縁がある。


11年落ち中古だが前オーナーから手荒く扱われた訳では無さそうで転倒歴は多分1回だけ、立ちゴケ程度のようで外装の程度は良い。

ただ、放置期間が長いようでオイル漏れが2回、ゴムやプラを中心に意外なほど経年劣化が進んでいる所がある。
オイル漏れは保証修理で直したが、修理品質が粗雑でそれも含めて、安かろう悪かろうが出発点で手直しや交換を続けてきた。

探した頃から余り見たことが無いと思っていたが、この2年間でも他ユーザーを見かけることが無く、GPz以上の希少車だろう。Goo Bikeなどでは購入後に急激に数を減らしたが、赤男爵の店員曰く年式が低い不人気車は動きが止まれば海外へ輸出すると言っていた。

日本では足つきガーとか、初心者ガーとか何かと制限があるユーザー向きとして扱われるが、海外では量販クラスで激戦区らしく使い勝手と性能のバランスが上手く取れ、有る意味Kawasakiらしからぬ単車に仕上がっていると思う。

一番気に入っている点はやはり400相当の車体に650のエンジンが載っているところ。
新設計な水冷2気筒650はかつての空冷4気筒750に迫るパワーを出していてGPzでの走行ペースと変わらずに走らせているが、乾燥178kgはちょっとした取り回しが軽くDトラ並みに気楽に扱える。小屋から出して渋滞をくぐり抜けて山道を走り抜け、再び渋滞をくぐり抜けて帰ってくるという一連の流れで億劫に感じるシーンがほぼ無いし、下駄代わりにホムセンはしごをするのも苦にならない。

ツーリングに使える時間が増え、Dトラの不満とGPzの故障リスクが気がかりになったところで、両車の中間を狙ったのだがほぼ満点な乗り換え結果となった。ちょっとした誤算はFIと水冷から選ぶことでDトラ同等のメンテナンスフリーを狙ったが、経年劣化も有って思ったより手がかかることだ。とはいっても弄る楽しみが増えたのでそれも良しとしている。

ネガな部分は色々有るが厄介なのは不人気で半端に古いので情報が乏しいことだ。
Kawasakiは使い回しが多く人気車種と同じパーツを使っていればその社外パーツが選択肢に入る。例えばブレーキ周りはゼファーやZR-7と同じらしくブレンボがポン付けで付くらしいが、先駆者が殆ど居ないので確証が取れていない。バイク屋を頼ろうにも金を落とさない客はバイク屋にとって迷惑だし、小綺麗なプラザ店に移行してますます敷居が高くなってしまった。

割と安っぽくてプレミア感が微塵も無いのもちょっと頂けない。現行でシリーズ共通デザインになったのも、細身で小柄だと安っぽく見られてしまうからではないか?

あと、サスの動きが悪いのは早く手を打ってしまいたい。
今まで強化の方向しか経験が無いので、純正が固すぎるという発想が無くてかなり遠回りした。フロントは調整機構が無いので粘度と油面だけだが、Ninja400RかEN-4用スプリングが流用出来ないかと考えている。


リヤサスは調整機能付き社外品に変えたいが、どうせならGPzのオーリンズオーバーホールの方が先だ。結局、サスは純正で前後とも調整機能付きの車両を買うのが良いのだと思う。

マフラーも静かすぎるので2周年を機に手を入れた所だ。誰かエキパイアダプターを作ってくれないかな・・・。

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ER-6f ラジエター洗浄

2020-11-26 08:08:08 | ER-6f

無事に車検が通ったのでラジエターの洗浄というのをやってみた。今まで乗ってきた水冷で一番ファンが回るように感じていて、これもNinjaの血筋か?と思っているのだ。

そこで買ってきたのがホルツのラジエター洗浄液。四輪用で250ml有るがクーラント量が1.2Lしか無いER-6fだと2回分は使えるはず。洗浄液の分だけクーラントを抜いてから投入し、20分程度ヒーター全開で走り回れとある。走ったら冷えるやんけと、アイドリングしながらのんびりカウルを付け直していたら5分ほどでファンが回り出したので近所をちょこちょこ走って20分経つのを待つ。

出てきたクーラントは綺麗なものだったが、何だがゴミが浮いているのが気になる。3回ほどで濯ぎは終わったが念のためもう1回やっておいた。冷えるのを待つ間に車検対策の戻し作業を済ませておいた。

冷却待ちがあるのでラジエターを取り外せる頃にはすっかり日が傾いて、急いでエアブローした後にマジックリンで洗った頃に日没サスペンドになった。結果マジックリンでは殆ど歯が立たず、周りもオイルが焼き付いた汚れで13年分の汚れは半端ではない。下のマジックリン後画像はデジカメマジックに過ぎない。

翌日に灯油&歯ブラシをトライしたがまるでダメだったしフィンは歯間ブラシしか通らないので物理的に磨くことはあきらめ、せめて周囲の磨ける部分はジフで削り落としておいた。フィンはカーボン落とし系のケミカルに漬け込むしか手が無いのだろう。サンポールの誘惑にかられたが、フィンが溶け落ちる未来予想図しか出てこなかったので止めておく。

目に見えて洗浄液の効果があった訳でも無く綺麗にしたかったフィンは黒いままで、無駄な足掻きだったと組戻してクーラントを入れ、エア抜き後にファンの動作確認を行ったところ・・・

5分を過ぎても10分経ってもファンが回らない。これはファンを壊したかと思って直結でファンを動かしたら回る。センサー不良か?とサービスマニュアルを確認しても水温計の異常しか記載は無いし、そんなところは弄ってない。クーラントの冷却待ちでECU交換したのでそれが悪いのか?とか思ったが、関係なさそうだしもう少しアイドリングをさせてみるか?と思って数分後にようやくファンが回り始めた。

見た目と裏腹に効果が有ったらしい。空き時間を狙ってちょいと箱根を一回りしてきたが、やはりファンが回る頻度は減ったような気がする。

お約束のように水漏れしたが、増し締めで収まったようだ。まぁ、やっただけのことはあったのだろう。

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ER-6f 車検

2020-11-23 08:08:08 | ER-6f

ER-6fでの初ユーザ車検を済ませた。
GPzと同じようにAMの第2ラウンドとして午前半休にしたが、この作戦は通勤渋滞に引っかかるという欠陥があって楽しくない。
裏道使って1カ所は回避したが、前回よりも時間も掛かってしまった。

前例に従って栄和自動車さんで予備検査を受けた。
光軸はかなり上目だったが、希少車のライト調整をカウル脱着無しで済ませるという技を披露してくれた。
調整ボルトを手探りで探しあてるのに時間が掛かっていたが、今度試してみようかと・・・

今回は業者さんに習ってバインダーを用意して車検に望んだが、これは確かに便利だった。用紙を車検証入れに収納しないで済むし、バインダー毎渡せば良い。
さらにER-6fのクラブバーにヘルメットをぶら下げておけば、メットを被らずに車検を受けることが出来る。
なんだかGPzより車検が楽になった気がする。

新たにガス検と騒音測定が加わるはずだったが、騒音は測定されなかった。誰が聞いても静かなので測るだけ無駄ではある。
予備検査から車検証を貰うまで1時間で終わったので、往復で2時間かかるほうが無駄に思えてきた。
次回は予備車検を受ける前提で午後の4ラウンド一発勝負にして午後半休にしてみる。

費用は重量税の差額だけお安く16,000円を割り込んだ15,920円、予備検査3,300円、往復の有料代を加えても20,000円に届かなかった。

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サイドスタンド交換など

2020-11-20 08:08:00 | ER-6f

ER-6fも車検があるので整備モードに入っている。

ボチボチ書き残しておくとして以前修正したサイドスタンドを新品交換した。
改善したモノのまだ腰が砕けるの様な操作感に納得してなかったのだ。

汚れたままで恐縮だが、新旧並べてよく見ると開きはほぼ完全に修正できたが、古いモノは先端がすり減っている事が分かる。

ブラケットも対応して減っていて、完全に治すにはブラケットを溶接で肉盛りして削って面を出すという職人技が必要だった。

組んでみるとガタはまだ残っているが、スッとした操作感が戻ってきたのでこれで良しとする。そもそも、なぜここがすり減るのか分からないので、無かったことにしておくしかないwww

修理前

交換後

整備と点検を続けていたら、ウエルナットの台座も割れていた。


劣化したウエルナットを締めすぎた結果だが、放置しても悪化するだけのでプラリペアを使う。

アッパーカウルを取り外し、ルーターで割れ目をV字に削り出して、振りかけ法で盛ってからルーターで面を出して修理完了。
もう3回目なので手間はかからないが、プラの経年劣化がGPzより早い様な気がする。

硬化を待つついでに長年掃除されてない埃まみれなライトハウジングやカウルステーを拭き上げておいた。
ここは買ったときから気になっていた部分で、これでようやくスッキリした。

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追い整備

2020-11-16 08:08:08 | GPz1100

車検の際にオーバーフローしたのでFCRを再点検してみた。
車検場到着直後にも起きたがすぐにコックオフして雨に打たれたので事なきを得たのだ。
夏前にガソリンをきちんと抜かなかったのが原因で掃除すれば問題ないはず。ファンネルに比べキャブ内のガソリンがなかなか揮発しないのが原因だ。

キャブを外すのは対した手間では無いが、満タンのタンクだけはいつも気を遣う。

簡単にばらせるところをすべてバラして目視点検したが、特に問題は無かった。パーツクリーナとエアで通路の掃除を行って再組み付けした。


これでオーバーフローは止まるはずだが、念のためにいつも漏れる3、4番のフロートバルブは交換しておいた。

ついでにサイドカバーのブッシュも交換しておいた。外装のゴムブッシュ関係は使い回されて供給が続いているのが有りがたい。
ここは硬化するとサイドカバーが外れて悲しい目に遭う部品である。これで10年は大丈夫w

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紅葉を堪能してきた

2020-11-03 08:08:08 | ER-6f

ビーナスラインとメルヘン街道を走ってきた。
この時期は催し物が有ってスチャラカ走って温泉に行くのが通例だが、このご時世ではソロ活動が無難ということで開催されなかった。その代わりでは無いと思うが珍しく外出許可が快諾されたので、喜び勇んで出掛けた次第だ。

出発は7:00。
自宅近所の暖気ポイントからは綺麗に富士山が見え寝不足など忘れたが、下が防寒ジーンズ+ヒートテックの組み合わせがちょっと不安な出だしだった。
昨年はこの格好で良かったはずだが・・・

八王子渋滞をすり抜けて談合坂に着いたのは8時頃。何やらゼッケンを付けたSSTR勢が多く、思ったより参加者が多いようだ。そんなことより寒くて3シーズングローブをウインターグローブに、バンダナをフリースのネックウオーマーに変えて防寒装備をグレードアップしたが、オバパンを忘れた太ももが寒い。

中央道は長坂を超えた辺りから一段と寒くなるが、余りの寒さに予定の諏訪まで走り切れず諏訪南で高速を断念した。5度前後だと思われ下半身が耐えきれない。


カッパを履いてかなりマシになったが、まだ寒いモノは寒い。ただ、天気は最高で周囲の紅葉や八ヶ岳もくっきり見える抜けるような秋晴れで、行けるとこまで行こうと走り出した。

八ヶ岳エコーラインからビーナスラインに入った蓼科温泉の辺りの紅葉が素晴らしく写真を撮りたかったが、止まりそびれている内に標高が上がりすぎてしまい、すずらん峠の近辺も絶景では有るが、帰りに寄れば良いという感じでどんどん先に進んだ。

ビーナスラインは30年振りくらいだろうか?


学生の頃は何回も来たが、社会人になってからは2回しか来ていないはずで、もうほとんど覚えていないにも関わらずどこか懐かしい気がする。


霧ヶ峰から美ヶ原美術館に至るK460、194区間はGoogle Mapで通行止めになっていたが、普通に通れて快走できた。

Google Map頼りだと迂回の指示になるので交通量が極端に減っていたようだ。

GPzミーティング2の集合写真はここだったっけ?と思いながら昼食にしたが、色々と残念な選択だった。素直に温かい蕎麦にすれば良かったが・・・

お土産を漁りながら帰路を考えたが、2時までにR299へ戻って麦草峠越えとの目論見には間に合いそうだった。

気温も上がって朝のような寒さは和らいだので日が暮れなければ標高2,000m超でも大丈夫そうだ。蓼科温泉によって写真を撮ることは出来ないが、これまた30年振りの麦草峠の方が愉しみだったりする。

R299も適度に空いていてサクサクとクルマをパスして麦草峠に到着した。
昔は国道最高地点の看板で今はメルヘン街道最高地点と格下げになっているものの、頂上近辺の雰囲気は当時とは変わっておらず、駐停車禁止の看板がやたらに有っただけだった。

R299から小海へ出て、なんちゃってデイリー、馬越峠、信州峠、韮崎が予定ルートだったが、ここで気が変わって松原湖、信州峠へ抜けてみた。眼の状態がかなり悪いのでクルマが多いのはなるべく避けたい。

松原湖も紅葉が美しく、スマホでも水面に映った紅葉が取れた。

キャベツストレートでも記念撮影をしておいた。付近の山々はすっかり色づいて、この辺りへのツーリングシーズンも終わりが近い。

後は、韮崎から中央道、圏央道で自宅へ戻るだけ。
複視でテールランプが3重に見え、遠近感も失いがちな状態で渋滞すり抜けするのもキツかったので、談合坂で夕食休憩を取った。
期待したほうとうはレストランだけで、せめてと甲州味噌ラーメンにしたが、サッポロ一番味噌ラーメンの偉大さに改めて感じ入ってしまった。美味しいけどこの値段でお店で食べるなら・・・ という感じである。

ただ、味噌ラーメン効果か複視が大きく軽減されテールランプがボケた1個になって、遠近感も戻ってきた。どうやら体が冷えているのも視力に良くないらしい。高速後や美ヶ原の休憩で体を温めなかったのが祟ったようだ。

中央道は土曜のせいか小仏付近は10km足らずの渋滞でサクッとすり抜けて、自宅到着は8時過ぎだった。

550km 22km/l

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