夏休みで間が空いたが、車検準備ついでにGPzのシート皮を張り替えたのでアップしておく。
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GPzはANAレイニー仕様のシングルシート形状にするのが定番改だが、Dトラでアンコ盛りを試した結果、素人細工で形状を変更することは難易度が高いとの結論だ。
張り替えだけにするが、椅子張り生地は自動車や屋外用途向けに不燃性や耐候性を謳った高機能品があり、通販でそれなりの値段がする。そうなると同じくネット通販のシート張り替え屋さん(1~20,000円前後)が視野に入ってくるが、どうせプロに任せるなら形状も変えてみたくなる訳で、予算ネックになってくる。結局、スーパービバホームで売られているサンゲツ製椅子張り生地量り売りを1mで1,300円ほどで手に入れた。
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GPzのシート皮はタンクに当たる部分が袋状に縫製されていて、ホッチキス針がタンクに当たらない様になっていた。Dトラより造りが良いし、張りやすそうだ。20年くらい前は純正で6,000円位のモノだったと思う。
錆びたホッチキスの針を引き抜いて15年ほど使ったシート皮を剥ぐと、30年の年月を感じさせるスポンジが出てきた。縫製部分から水が染みこんで変色している。
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スポンジは変色だけで欠損はなく着座部分の薄いスポンジも辛うじて生きていた。これほど我がケツに馴染むシートは無いので、しばらくガレージで陰干しして湿気を抜いておいた。
皮張りはDトラで一通りコツは掴んだが、又しても張っている最中は熱中して写真を撮るのを忘れてしまった。
改めて文章に書くとこんな感じだ。
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皮は伸びる方向が決まっていて、前後に伸びる様に大雑把に切り出しておく。
防水のビニールも切り出してからガム手で位置決めしておく。
最初に後端を位置決めしてタンデムシート部分まで左右何カ所か仮止めしておく。
次に先端部分を軽く引っ張って仮止めし、着座位置の後ろ位から皮を伸ばしながら仮止めしていく。
シートの前半は形状が複雑なので、片側を仮止めしたら、反対側を引っ張って仮止めを何回も繰り返し、先端に向けて少しずつ皺を取っていく。シート後半部分は形状的に簡単だが、それでも仮止めを外して引っ張り直しての繰り返しだ。
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最初は皮がたるんで皺になり、どうなることかと思うのだが、地道に繰り返していくと綺麗に仕上がった。
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一通り張り上がった直後の様子。ここで水止めビニールを仮止めしたガムテープを外し、余ったビニールと皮を切り取ってしまう。
更にホッチキスの位置や間隔を見直しながら、側面の仕上止めを行う。
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一枚皮なので、前後端の裏は皺だらけになるが、なるべく見た目が綺麗に仕上げ止めをやり直す。
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最後にタンク裏部分のホッチキスの針隠しを兼ねて、形状を合わせてかたどったシード皮を接着剤で張り付けて完成とした。
ステッチが無いのでややボテッとした感じだが、十分綺麗になったと思う。下地のスポンジ次第ということが良くわかる。
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ついでに作業椅子も改善した。鉄板なので長時間座ると尾てい骨のダメージが大きい。
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余ったチップウレタンとシート皮で覆って快適になった。これでガレージ作業がはかどる。
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GPzはANAレイニー仕様のシングルシート形状にするのが定番改だが、Dトラでアンコ盛りを試した結果、素人細工で形状を変更することは難易度が高いとの結論だ。
張り替えだけにするが、椅子張り生地は自動車や屋外用途向けに不燃性や耐候性を謳った高機能品があり、通販でそれなりの値段がする。そうなると同じくネット通販のシート張り替え屋さん(1~20,000円前後)が視野に入ってくるが、どうせプロに任せるなら形状も変えてみたくなる訳で、予算ネックになってくる。結局、スーパービバホームで売られているサンゲツ製椅子張り生地量り売りを1mで1,300円ほどで手に入れた。
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GPzのシート皮はタンクに当たる部分が袋状に縫製されていて、ホッチキス針がタンクに当たらない様になっていた。Dトラより造りが良いし、張りやすそうだ。20年くらい前は純正で6,000円位のモノだったと思う。
錆びたホッチキスの針を引き抜いて15年ほど使ったシート皮を剥ぐと、30年の年月を感じさせるスポンジが出てきた。縫製部分から水が染みこんで変色している。
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スポンジは変色だけで欠損はなく着座部分の薄いスポンジも辛うじて生きていた。これほど我がケツに馴染むシートは無いので、しばらくガレージで陰干しして湿気を抜いておいた。
皮張りはDトラで一通りコツは掴んだが、又しても張っている最中は熱中して写真を撮るのを忘れてしまった。
改めて文章に書くとこんな感じだ。
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皮は伸びる方向が決まっていて、前後に伸びる様に大雑把に切り出しておく。
防水のビニールも切り出してからガム手で位置決めしておく。
最初に後端を位置決めしてタンデムシート部分まで左右何カ所か仮止めしておく。
次に先端部分を軽く引っ張って仮止めし、着座位置の後ろ位から皮を伸ばしながら仮止めしていく。
シートの前半は形状が複雑なので、片側を仮止めしたら、反対側を引っ張って仮止めを何回も繰り返し、先端に向けて少しずつ皺を取っていく。シート後半部分は形状的に簡単だが、それでも仮止めを外して引っ張り直しての繰り返しだ。
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最初は皮がたるんで皺になり、どうなることかと思うのだが、地道に繰り返していくと綺麗に仕上がった。
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一通り張り上がった直後の様子。ここで水止めビニールを仮止めしたガムテープを外し、余ったビニールと皮を切り取ってしまう。
更にホッチキスの位置や間隔を見直しながら、側面の仕上止めを行う。
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一枚皮なので、前後端の裏は皺だらけになるが、なるべく見た目が綺麗に仕上げ止めをやり直す。
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最後にタンク裏部分のホッチキスの針隠しを兼ねて、形状を合わせてかたどったシード皮を接着剤で張り付けて完成とした。
ステッチが無いのでややボテッとした感じだが、十分綺麗になったと思う。下地のスポンジ次第ということが良くわかる。
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ついでに作業椅子も改善した。鉄板なので長時間座ると尾てい骨のダメージが大きい。
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余ったチップウレタンとシート皮で覆って快適になった。これでガレージ作業がはかどる。
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