クリスマスイブと言うことで、家族サービスの合間を縫っての半日作業だった。
この時期はすぐ暗くなるので、わずか3~4時間しか作業が出来ない。
まず、北壁分+コーナ7ヶのブロックから始めることにした。
最初に昨日打った境界線に墨つぼ(チョークライン)でマーキングした。
これで釘が無くても基準線は確認できるはず。
次に差筋アンカの余りをグラインダでカットし、予定本数を打ち込む。
そして、300mmに割いた型枠用合板に端材で足を付けて外枠に沿うように配置。
予定のブロックを水に浸して、ブロック基礎作りの事前作業は完了。
ブロックと枠を配置して水平を見たところ、ブロック上、型枠上ともレベルではほとんど問題ないが気持ち勾配がある。
自作水盛り管を試したところ、東西方向に10mm程度の勾配があるようだ。
ただ、気泡が残るのと反応が鈍くて、本当に水平なのか非常にいらつく。
何回もトライしたが、手持ちの乾燥生コン(20kg位?)を練る間放置して様子を見ることに。
モルタル練りは初めてだったが、結構しんどい。
少しずつ水を入れ粘りけが出て、耳たぶだと思われるくらいにコネコネしてみる。
防水剤を適当に投入し、更に練り続けると柔らかすぎる気がしてきたので、モルタル練り作業は終了。
水盛り管で得た水平の基準線を型枠用合板に直接墨付けし、ブロック固定に移った。
床面を濡らして綺麗にする。
ここでチョークラインの基準線が見えなくなるが、型枠用合板の位置をずらさないようにモルタルを敷いてブロックを置いていく。
と、予定では簡単なはずだったが、実際やってみると四苦八苦した。
コテやシャベルで土間コンにモルタルを置いて接地面で直接馴らすとモルタルに水が補給されるので泥遊び状態になる。
その上にブロックを置くので更に水が追加され、下からモルタルが液状化でしみ出すわ、水平は取れないわで一向に進みやしない。
馴らしても馴らしてもモルタルが染み出してくる。
おまけに目地には幾らでもモルタルが入っていくし、詰め込むために棒で突くとブロックがずれる。
最初の2個で30分くらい掛かったのではないか?
目地埋めの邪魔になるので、型枠用合板は取っぱらってしまった。
その後もモタモタとブロックを並べていく。
後半はだんだん要領も判ってきて多少スピードアップしたが、左官屋家業は修行が大切だということをつくづく感じさせられた。
予定の7個並べて目地埋めを行った段階でモルタルが無くなり、作業終了。
後片付け中にふと気付き、長さを測定すると2000の予定が2010になっていることが判明!
ブロック間の目地詰めを行いながら並べたので、一番端のブロックが押されてずれたのだ。
おまけに、ゆがんでいる奴もいるが、こんないい加減でもブロックは固定されているようで、時すでに遅し。
土間コンに直接クギを打って、チョークラインでマーキングしたのも拙かった。
10mm程度なら壁との取り合いでカバーできるが、基礎ブロックに変な段差が出てしまう・・・orz
結局、基礎ブロックを置く手順は、以下が良いと悟った。
① モルタル練り時の防水剤は早めに投入。
部分的にでもネトッとしてきたら、もう水を追加しないで練り倒す。
ブロック積み中にも表面に水が浮き中が乾いてくるので、途中でも追加で練る。
② 接地面だけ必要なモルタルを置いてブロックをさっさと並べる。
気にするのは、水平と配置。
③ モルタルは、コテ台上であらかじめ敷く厚みに馴らしておき、必要な量を切り分けながら羊羹状に置く。液状化は気にしないで放っておき土間コン面では馴らさない。
ブロックを置くときに水平や目地を取るためにグリグリするので、それで十分。
④ 最後までブロックを並べたら、水平と配置を最終確認し、差筋アンカ部分にモルタルを詰めて位置決め。ここは両端から行う。
⑤ ブロック接地面の仕上げとブロック間の目地詰め。
⑥ 余った穴は適当に埋めるが、土台材のアンカ固定時に。
その他
基準線は動かぬよう、邪魔にもならないように・・・
南北方向は、水勾配の関係で50mm以上嵩上げするので、型枠もどきを作ってそこに水糸を張って基準を設けてみようと思う。