貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

大弛峠

2019-08-26 08:08:08 | ER-6f

台風10号が過ぎ去り猛暑が復活したお盆休みの終盤に大弛峠を登ってきた。
乗鞍スカイラインや富士山5合目など標高が高いところは走破済みだが、この峠の存在を知ったのは数年前だ。
この時期にツーリングへ行くのは10数年振りで、前日から準備を整えるなど気分を高めて挑んだ。

往路は全て下道。
厚木から宮ヶ瀬ダム、道志ダム、秋山街道を経て都留から笹子峠の東側へ抜ける県道をつなぐいつもの快走ルートで山梨へ向かったが、7時出発にして既に停まると日差しがキツく前途多難を思わせた。

それでも厚木を抜け清川村に入ってからは夏の早朝らしい空気に包まれて快適だったが、都留からは酷暑との戦いになった。

停車する度にファンが回りだして熱風が吹き出しニーグリップなぞやってられない。同じ水冷でも250と650では放熱量が桁違いなのだと実感出来た。

サウナのようなフルーツラインを抜け、県道206でいよいよ大弛峠へ向かって登り始め低層の雲を抜けたら体感気温がグッと下がってきた。

乙女湖から先の川上牧丘林道は道幅が県道206より広めで走りやすいが、路面陥没があったり落石があったりと危険なのは同じ。

2ヶ月のブランクを取り戻し、6fの軽さと程よいパワーを堪能してるうちに標高2360mの頂上へ着いた。不調を感じなかったのはさすが現行車だ。

 駐車場は満車状態で、四輪の空きスペースにお邪魔するしかなかった。

ここは日本一標高が高い車道峠だが、展望がいまいちで風景を堪能するには遊歩道を15分ほど登った”夢の庭園”へ向かう必要がある。

これが中々ハードな遊歩道で空腹だったせいか息も絶え絶えにたどり着いた。急斜面に大きな段差の階段が整備されているが、一足毎に乳酸が溜まっていき踊り場で立ち止まって休まなければしんどい。

画像の階段はほんのご挨拶で、夢の庭園から駐車場を見下ろすとどれだけ登山したかがよく分かる。

富士山こそ見えなかったが近くに見えるのは奥秩父山系の名のある山らしい。日差しは強いが空気はひんやり、サラッとしていて非常に気持ちが良い。呼吸をゆっくり整えながら景色を堪能し、落ち着いたところで下山を開始した。

5月に気になったリヤが逃げる挙動が収まりセルフステアも戻ったので、サスのメンテとブレーキどっちを優先しようかなどと考えながら県道219で猛暑のR140まで一気に下った。

 昼食は念願のほうとうでカボチャの甘みと味噌がマッチしてとても美味。

暑いときは熱いもので制すと意気込んだが、ほうとうで汗が引かないのか暑さで汗をかき続けるのかよく分からないという結果だった。

帰路は食傷気味の柳沢峠~奥多摩と新鮮味があるR140雁坂トンネル超えで迷ったが、R140雁坂トンネル超えを選択。

 これが大失敗で快走できたのは雁坂トンネルまでで後はダラダラ四輪の後ろについて走るだけになり、暑さは山を下るにつれどんどん増していき苦行だった。県道73で秩父さくら湖から飯能市へ抜けるつもりだったが、疲れたのでパス。

素直にR299から圏央道を使って自宅帰着は18:30頃、暑さで体力を消耗しきったツーリングになった。

 後で地図を見直したら、県道219で大弛峠へ上り、下りは県道206からクリスタルラインという広域の舗装林道で昇仙峡か塩川ダムへ抜け、広域農道で甲府盆地の外縁をぐるっと回って勝沼まで戻るのが良さそうだ。あの空気は格別なのでまた暑い時期に再訪したい。

走行距離406km 燃費24.9km/l

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夏帰省2019

2019-08-21 08:08:00 | SJ5Dフォレスター

夏帰省は娘の高校受験によって息子と二人連れになった。
両親、義両親ともに問題を抱えて炸裂しないように祈る日々だが、今夏は小康状態で一安心だった。
小まめに様子を見に行かねばならないが、両方とも遠すぎる。

 息子にとっては100名城の旅でも有るが、帰省の横浜~神戸~広島のルートから行きたい城跡を選んで貰った。

 8/10 新東名厚木南~東名~新東名~伊勢湾岸~新名神~京滋~新名神~中国広島北

5時出発、18時到着の13時間。
新東名の通行止めで東名清水まで迂回を強いられたのと、新東名~伊勢湾岸と京滋の渋滞で2時間弱ロスした以外は概ね順調。

早朝出発勢が多かったようで、渋滞が解消方向の流れだったのが助かった。

 8/11 中国道 萩城跡、津和野(三本松)城跡巡り

萩城跡は石垣などの縄張りが良く残されていた。維新で政庁が山口に移転したり、中州の先端に位置していて市街化の影響を余り受けていないのだろう。毛利氏260年の本拠地にしては意外と小じんまりという印象を受けた。

もちろん、この地の本命は松下村塾跡で観光客も少なく落ち着いて見られるが、資料館もなく少し寂しい。

 津和野城跡も本命は城下町のたたずまいとSLなので、城跡を訪れる人はまばらだった。

リフトで登るThe 山城で城跡を巡るルートも鉄パイプなどで補強されるなど自然崩壊を食い止めつつ整備が少しずつ進められている様子だった。他の城跡では瓦が散乱して残されていることは余りなかったが、ここは至る所に割れ瓦がそのまま残されていてまるで砂利のように敷き詰められていたのが印象深かった。

帰る時間が丁度SLの発車時刻だったので良さげな場所で写真を撮ってみた。

8/12 山陽道 岡山城 経由 神戸

再建天守でエレベーターでいきなり屋上へ上がって展示物を見ながら降りていくという作り。

展示物は子供っぽい演出でパッとしない印象だった。ゲームの影響だろうが何でもかんでもアニメ調にすれば良いってモノでは無いのだが・・・

天守より現存する月見櫓の方が印象深い。

 8/13 彦根城経由横浜 山陽神戸西~新名神~名神~新東名~東名~新東名厚木南

国宝の天守5棟はこれで全て制覇したが、犬山城は息子がまだなのでいずれ再訪するだろう。これが現存12天守となると高知城や松山城のようにツーリングの通りがかりに見ただけの城が多く先は長い。

天守内を見て回るのに行列が出来ていて城巡りブームは続いているのだと感じる。

安政の大獄と桜田門外の変で悪名高い井伊直弼がこの地では開国の祖として高く評価され、彼の遺物が数多く展示されていた。

刑死を命じた吉田松陰ですら彼を名君として認めていたという。萩に行ったとき松下村塾跡へ立ち寄っておけばと少し後悔した。

話変わって始めてSJ5Dで帰省したが、ACCの恩恵でABペダルを任せておけるので肉体的、精神的共にとても楽に移動出来た。前車RB-1イより疲れ無いので、ACCはこれから手放せない装備だと思う。

 燃費は1割程度良いだけの13~14km/lで期待外れだが、ACC設定を114km(GPS 108km)から104km(GPS 98km)にするだけでかなり改善した。114km設定の新東名より104km設定の中国道の方が燃費が1kmほど上という結果だった。

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