KCBMで注目したのはリヤウインカーだった。
フェンダーレスに合わせて交換されているが、全く違和感無く溶け込んでいる。やはりこうあるべきだ。
丸っこいテールエンドに沿ってデザインされたリヤウインカーは初見で替えたいと思ったパーツだ。他には無い唯一無二の個性だと言い聞かせて早くも3年が過ぎたが、KCBMから帰って早々に汎用ウインカーをポチッとした。幅は純正同等で小さ過ぎないのもポイント。流れる奴と迷ったが、目立ちにくい事を優先した。
フェンダーレスにすれば汎用ウインカーは簡単につくが、ロングフェンダー党党員としてはそのためにフェンダーレスという選択肢は無い。6fのフェンダーは細身にデザインされて主張はないが、EU仕様と共通のフェンダーで国内向けショート仕様ではない。
第一の関門はこの見慣れないウインカー用カプラーだ。
画像でGoogleさんお伺いを立てたところ、住友電装の050型HBという奴らしくホンダでよく使われてるのだそうだ。ややこしい事に差し込まれる車体側がオス、刺す方がメスという。念のため必要量の倍を手配した。
050型HB・HC・HE(共通)/メス端子[050HC-TF]
050型HB/メス2極カプラ(オレンジ)[050HB-02F]
ハードルは他にもあって純正ウインカーは樹脂パーツをはめ込んで金具で抜け止めする構造で外すと大穴が空く。
樹脂が経年劣化してウインカーがもげるという持病がZ1000などと共通の悩みどころだが、転けて力が掛かっても差込が外れてフェンダーが割れないというメリットは有る。
ウインカー固定と大穴を塞ぐためにアルミの1mm厚から切り出した。金切りバサミで切れるのを優先したが、疲労破断のリスクは使ってみないと分からない。
裏は手持ちのカラーが元の穴にきっちりハマってガタが全くない仕上がりになった。後は塗装して目立たないようにするだけだ。
050メスカプラーは10mmナットの穴を通るサイズだが、その分コネクターの幅も小さく0.5sqでも配線が太いくらい。手持ちの電工ペンチでは細過ぎて1本目は見事に失敗して辛うじて修正、2本目も失敗で修正、3本目でようやく成功した。幅が合わないので包み込むように少しずつ整形しながらカシメてようやく上手くいく。
ウインカーの台座は塗装した後にお馴染みカーボン調に化粧した。
ついでにシート下のスペースを磨き上げて14年分の埃を落としておいた。ビックリするくらい綺麗になって早くやっておけばとちょっと後悔。
台座は目立つこともなく良い感じに収まった。特異な形状の大きなクリアレンズでやたら主張が強かったウインカーの存在感を消して、良い感じに収まったと思う。
点灯試験の様子だが明るさは十分だ。
普通になっただけだがようやくスッキリした。さて次はどこに手を入れるかなと。
2週連続で快晴に恵まれたので再び走りに行ってきた。走り出すまで伊豆一周するか迷ったが、真冬は伊豆か房総しかないので今行ってしまうのはまだ早い。
国府津PAでほぼルートを決めた。長い間、富士山自体に登ってない。
有料の芦ノ湖、箱根スカイラインをパスして長尾峠、乙女峠だけ楽しむつもりだったが、湖尻で気が変わって箱根スカイラインだけ走ってみた。この時期に有りがちな東側に伸びる季節風の雲も無く撮影日和でも有る。HDR撮影を試してみたが思ったほどでもなかったので、普通に撮った画像を上げておく。
所々で紅葉していて乙女峠で再び撮影タイム。J-CLUISEでメガネを掛けているせいか復視はまだ出てないし、下るのも新鮮でよい。
富士山スカイラインことK23は学生時代に何度か通っていて35年振り位だ。
山頂方面はドピーカンでキリッとした空気感に包まれていた。7合目?付近でトンビが何羽か舞っていたが、奴らは富士山頂を越えて更に上昇出来るのだろうか?
K180からK71で西湖方面を目指した。途中の昼食休憩はこんなとこ。