RB-1オデッセイを手放すことにした。
オデッセイも故障知らずで、ドアミラーが動かなくなる故障が1回あっただけでランプ一つ切れること無く新車から14年半を走りきってくれた。ブレーキパッドは車検毎に確認したが、”まだ十分ですね”という返事しか貰えなかった。
絶対に壊れると思ったHDDナビが最後まで使えたのも想定外で、15年前の地図で高速に乗ると延々リルートし続けるのがおかしくもあり、五月蠅くも有りだった。
RB1購入の決め手の一つがCVTだが、嫌われる原因のラバーバンド感が普段の街乗りや高速ではあまり無かった。
ひとえに2.4NAのトルクと軽く静かにふけるエンジンがそう感じさせなかったのだ。
小排気量や低トルクだとすぐに回転を上げて唸りだすのが宜しくなく、最近流行の1.5Tや1.6Tはターボパワーで唸るまでもなく目的の速度に到達するのであまり気にならない。
また加速後のアクセルオフの挙動は、巡行用のギア比上げ、エンブレのギア比維持のどちらかだが、その判断が優秀で意に沿わない結果になったことはあまり無かった。
さらにマニュアルシフトでエンブレを自分でコントロール出来るのが重宝しており、C-X選びの条件にもつながった。
RB1の足周りはストロークが深く初期からゆったり動くのがクルマの性格に有っていて良かった。
大きく重たいボディで限界も早いがフロントの接地感が高く安心して走れた。前車がBG5レガシィだが雪の高速でも遜色ない安定性でAWDへの拘りが無くなったクルマでも有った。
室内デザインはメータデザインとインパネ全面の形状が当時色々試乗した中で飛び抜けて格好良く見てすぐに欲しいと思ったし、今でも飽きてない。また、ナビの位置は操作性、視認性含めてベストだが、デザインに逆らってたのが残念だった。
ジェイドのインパネが第一印象は悪いのに実際走るとこれは優れものと思ったのと同じで、ホンダのDNAなのだろうか?
この辺りは新型RAV4が頭一つ抜けていた。
RB-1の荷室の広さは乗り替え候補に上げたクルマには無く、サイズアップも再びミニバンという選択肢も考えてないので早々に諦めた点だ。
こうツラツラ書いていくと何で乗り替えるんだろう? 本当に良いクルマだった。
次期C-X改めC-3はSJ5-D型フォレスター2.0i-Lアイサイト。最後まで迷ったジェイドには無い全車速追従ACCが決め手だった。
果たして、フォレスターは何年楽しめるだろうか?