伊豆を一周してきた。
大学1年の初夏にHustler50で一周して以来、学生時代は色んな季節やルートで伊豆ツーリングを楽しんだが、1100で一周するのは初めてで南伊豆は27年振りだ。
5時起き6時過ぎの出発で、既に通勤ラッシュが始まっていたが、下り方向のため大きな影響もなく西湘バイパス国府津PAで朝食休憩をとり、箱根峠、熱海峠から伊豆スカイラインで南下した。
伊豆スカイラインは個人的にベスト5に入れるほど好きな道だ。GWの平日のためクルマも少なく好き勝手に走れたて満足だったが雲が厚く富士山が見えなかったのが心残りだった。いつか晴天時に北上しようと思う。
所々記憶に残る景色に出くわし懐かしかったが、一方でPAの幾つかが廃墟になっていて淋しくもあった。単車の数も少なくあれほど走っていたレプリカ達もいない。
天城高原から富戸へ降りてからのR135はクルマが多くリエゾン区間。
下田は給油だけの予定だったが、記念撮影してくれと言わんばかりに海上保安庁の巡視船が停泊していたので、撮ってみた。
かの(狩野)はウォータージェット推進採用でスクリューでは無い。不審船対策で35kt以上でるとのこと。珊瑚密漁の対応も行ったと思うが、小さい船なので外洋を高速で走ると大変だと思う。
下田のガソリンは未だにハイオク160円で近所より24円も高かった。この辺りはクルマが生活必需品だと思うが住民は大変だ。
R136から石廊崎へ向かう県道16号は昔のままだった。クルマもぐっと減りようやく快走でき、目的地の一つの石廊崎は11時前に到着した。岬は強烈な東風で雲も厚く景色面ではちと残念だった。
昼食は妻良でラーメン屋のかつ丼にした。ここは部活の合宿地で朝は定置網の引き揚げを手伝い、それが終わると死滅回遊魚の採集に勤しんだ場所だ。小さいながらサンゴも点在していて、一日中素潜りで楽しめた。
主に潜っていた場所はかなり埋め立てられていたが、その先は見覚えの有る磯場が広がっていて懐かしかった。
東伊豆から石廊崎までは時化模様だったか、妻良など西伊豆はかなり穏やかで、これも伊豆の面白いところだと思う。潜っていた頃は西が駄目なら東へとかやっていた。
R136マーガレットラインは雲見までが快走路で、昔とあまり変わってないが、松崎に近づくにつれクルマが増えてきた。雲見以降は道路も改良されていて、昔の断崖をクネクネ走る感じは無く伊豆ペースのクルマにお付き合いする移動時間だった。
立ち寄ったのは恋人岬で、昔はちょっとしたパーキングスペースに看板だけだったものが、立派な観光スポットになっていた。
土肥から大瀬崎までは昔ながらの西伊豆の道で、コーナリングが忙しくて景色を盗み見るだけになってしまう。富士山が見えなかったので盗み見十分だったが、次回に期待したい。
大瀬崎が最後の目的地でここからは家路だ。熱函道路で熱海峠へ上り、大観山で最後の休憩を取ることにした。熱函は当時有料だったので滅多に使った事が無いが、それでも見覚えがあるのが不思議だ。
大観山ではようやく富士山がほんのすこし顔を出してくれたが、次回に期待である。もっと人がいるかと思ったが、閑散としていた。
そこから自宅に着いたのは6時過ぎ、走行距離は約400kmだった。
GPz1100は終始好調で、四十肩の回復状況も良かった。次はどこに行こうかと。