スバルのディーラへパーツの受け取りに行ったところ、SK9-Aフォレスターの試乗を進められ乗ってみた。
まず、運転席だがSJ5-Dに比べて着座位置を外に寄せてカップルディスタンスを稼いだ様で、カップホルダーが縦配置から横配置に換わり、肘掛けの幅も広がり、センターコンソールの高さが上がった。ナビもようやくコンソール最上段まで持ち上がった。
車体幅は10mm程度しか広がってないが、内装のデザインなどで室内幅を広げる方向に追い込んだのだそうだ。
質感の向上もあったが、何より左足の置き場も余裕が出来たこと、肘掛けを使った状態で自然に操作ができるようになったのが良い。
後席は全長とホイールベースの拡大は後席に当てられたようで、座った瞬間にこれは広いと実感出来る。
前席との距離と左右の着座間隔が広がり、前席への足入れも良くなった。後席用のエアコン吹き出し口を追加するなど後席の居住性改善幅は大きい。荷室も開口部が広くなっているのは評価したいが、この広さなら後席を5cm程度前後出来る様にして荷室/後席のバランスを調整できたらと思った。
ただ、RB1が既にそれを実現してたので半年前はSK9-Aに乗り込んでも全く刺さらなかったが、SJ5-Dから見ると大きく改善されたものだと思う。
ぶっちゃけ乗り換えで失ったと感じる事も多かったので、あれも良いこれも良くなったとポンポン指摘して感心してたら、セールスが是非とも試乗して下さいと大いに手応えを感じてしまった次第。
試乗車は2500NAだったが、発進から低速の躾が大きく改善されて上質になっていた。
SJ5-Dは、発進からロックアップするまでトルコンが介入する領域でトルクの立ち上がりがラフだったり、カサコソ低質な音が聞こえてきたりとどうも躾が悪く、渋滞だらけで住宅地の狭い裏道使いまくりの横浜に住んでいるのでSJ5-Dの良さが半分位スポイルされている気がする。
これが普通だろとも思うので、我がSJ5-Dが外れなんだろうと思えるようになってきた。
何はさておきツーリングアシストのハンドル支援だが、介入が車線中央を維持するようにきめ細かく入り素早いので安心感が高いものだった。ハンドルを手を添えるだけで安定して道なりに走るので、下道でも積極的に使える。
SJ5-Dは介入が遅くはみ出すぞって時に大きく介入するので、考え方が全く違うのだ。
ACCは排気量アップの影響か加速が滑らかになり、減速の立ち上がりが穏やかになり人の加減速により近づいた。例えるなら、アクセルワークが下手な古いタクシーの運ちゃんから並の運ちゃんに変わった感じだ。
車線の左端を走っていた原付には追従しなかったが、車線中央付近ならバイクにも追従するし、ACCとしてはもう完成域と思えるモノで後は前が空いたとき設定速度に加速するか、維持するかを適切に判断するだけだ。
嫁さんは後席拡大や質感向上が大いに気に入った反面、RB1よりロールが大きい事を気にしていた。IRカットガラスも重要である。
試乗と同じ道を走って帰りSJ5-Dと大差無いとの結論だったが、ロールはRB1も深かったのでどちらかというと車高の関係だと思う。
乗り心地を含むハンドリングはSK9-AとSJ5-Dは大きく変わらず、小回りなど取り回しもほとんど同じ。SGPという新しいプラットフォームで剛性や特性が格段に上がっているとのことだが、我が感性では感じ取れなかった。
一通りSUVを試乗した中ではフォレスターが一番好みで、新型RAV4がどこに位置するか乗ってみたいところだ。
レベル3自動運転機能が搭載されたら予定を早めて乗り替えても良いが、いざ乗り換えるならライバルが多いクラスなのでどうなることやら。
改めてポチったのはKenwoodのDRV340というコンパクトなモデル。元々中華にするかコレにするか迷っていたのだ。
画質はHDで中華失敗版と公称は同等、リヤカメラの代わりにGPS搭載で、容量半分の16GB MicroSD付き、お値段は倍ほどする。
これもシガソケに5V変圧器を仕込んでMini USB端子で給電するタイプで簡単配線だが、これはお試しでは無いのでヒューズボックスから取り出したACC電源とエーモンの増設ソケットをフロア下に仕込んで取り付けた。
ACCを常時接続するのにあんなデカくて抜けやすいシガソケを室内に置く必要は無いし、触れない場所で固定しておけばシガソケが抜ける心配が無い。
慣れたせいもあって1時間足らずで装着完了した。画質が良いとは思えないが昼夜共そこそこ映り、世の中に出回るYoutubeドラレコ画像のレベルに有る。
撮影した画像はPCの専用ソフトでGPSデータの時刻、位置、速度と内部の3軸加速度センサとリンクして再生出来るので、万が一の際の証拠データとしては十分な情報が得られる。
何より良いのはステーも本体も小さくアイサイトや視界の邪魔にならない事で、それ以外も中華機の問題は一掃された。
お値段は倍だが、それだけの価値はあって耐久性も十分あるはずだ。
付属の16GB MicroSDは2時間しか残らないのでドライブ記録にはならない。ダメになったら公称MAXの32GBにするか128GBにチャレンジするだろう。
以前よりドラレコを付けたいと思っていたので、まずはお試しにAmazonでレビュー数が1500を超えた中華製をポチってみた。
インチの大画面モニタ、東西の周波数問題対応、リヤカメラ付き、ソニーセンサ採用、32GB Micro SD付属などGPS以外はほぼ完璧、何と言ってもお買い得な6000円弱だ。ちゃんと使えれば儲けものだ。
届いた商品は想像以上にデカく、アイサイトとの干渉を避けてオフセットさせると目の前にカメラがぶら下がり使えたモノでは無い。
そういうことも有ろうかと、ミラーステーから吊り下げる汎用ステーを合わせてポチッてあったのでそれを使った。
フロントの配線はAピラーのカバーとウエザーストリップを引きはがす程度で簡単だが、リヤカメラへの延線が面倒でカーテンエアバッグを避けて床に配線したら届かず、屋根とウインドウの隙間に押し込んでDピラーまで延線し、バックドアの配線通しを介してようやく取り付け部に持って行けた。
文章にすると簡単だが、初めてで半日がかりの作業だった。
で、苦労して手に入れた画像は色あせたカラー写真の様な色調、どうみてもHD画質とは思えない解像度、ヘッドライト照射部以外ほとんど映らない夜間画質と使う気にならない代物だった。リヤカメラの画質はもっと荒いし録画されないので全く意味が無い。
またノイズが非道くTVやFMの受信に支障が出た。
電源やリヤカメラの配線をノイズ対策すれば良いとネットにあったので、試しにモバイルバッテリーとUSBケーブルで駆動しても電波障害は変わらなかった。毒電波の発信源は配線では無く本体の様だ。
最後のトドメは取り付け状態は高確率で違法であること。バックミラーの下端が一つの目安のようで目を付けられたら整備不良車になってしまう。単車に付けるにしてもあの画質じゃ・・・。
完全に安物買いの銭失いだった。
GW恒例の100名城巡りに行ってきた。
今回は岡崎城と長篠城跡、再建天守と建物一つ残っていない城跡公園の組み合わせ。
資料館は高校生が近隣の村からかき集めて詰め込んだ雰囲気の長篠城の方が手作り感が有ってよし。
本題のアイサイトVer3を使い倒したのでインプレ。
EABを除き良いと思った機能順だ。
全車速対応ACC
40~114kmまでセット可能で発進から停止までACCに任せることが出来る。
渋滞や交通量が多いとき車間維持に神経を使うものだが、それを任せることが出来るので非常に重宝する。一般道でも使えるが停止するとリセットされるので信号がない所の方が良い。
先行車が速度維持を出来ない奴でも忠実に車間を守るので安全だが、上手い奴の後ろだとより快適だ。
基本は従来のオートクルーズで設定速度と現在速度の差で加速の度合いが決まる。先行車が居れば車間を維持して自然に追従する。
不満な点は設定速度が40~114kmであること。10~125kmだったら100点だった。
まぁ挙動を分かって使えばこんな便利なモノはない。
ブラインドスポットモニター
斜め後ろの死角に居るクルマをドアミラーにお知らせしてくれるだけだが、視界の隅に常にチラチラするので前を向いていても気付く。
地味に良い仕掛けだと感じた。
後退時の警報は人でも反応するのでヒヤリハット防止に役立つ。
AFS
RB1にもオプション設定されていたが、15年の進化は素晴らしく先行車を避けて左右はハイビーム相当みたいな配光になったりする。
配光ルールが未だに理解不能だが、ヘッドライトの操作は不要になった。
LKS
車線逸脱抑制と車線維持支援の機能が有るが、逸脱抑制は明確に効くのに対し維持支援は控えめすぎる。
結果、逸脱抑制が左右で効くだけで車線内をフラフラするピンポン現象が発生するので維持は期待できない。
LKSに期待するならツーリングアシストを買わなきゃダメだ。