十津川村湯泉地温泉は歴史ある温泉で南北朝時代の楠木正勝、戦国後期の佐久間信盛の墓が残ると看板が建っていた。
泉質は硫黄泉だが、過去のSessionで訪れた草津温泉や妙高燕温泉の”ザ硫黄”ではなく、枯れて穏やかな泉質でその香りがほのかに残って硫黄泉で有ることを控えめに主張していた。湯治という感じがする。
紀伊半島には火山が無く、硫黄泉も無いだろうと思い込んでいたのが最後まで行き先不明だった理由だ。
2日目も1時間ほど峠道を走って休憩するパターンで熊野を目指した後、尾鷲、志摩と海岸線を北上した。絶好の晴天で北陸の最高気温22℃前後に合わせた服装を後悔したが、蒸し暑さが無かったのが助かった。
南紀は世間一般はR42を使うので海岸線沿いの国道や県道は快走のワインディングが続く。主催のA1改A3を750軍団が追いすがるフォーメーションはお馴染みの風景で、四輪に引っかかると次は風景に癒やされるのだが、前が空くとそんな余裕が無くなることの繰り返しだった。
尾鷲市の道の駅マンボウが最後の休憩場所兼昼食場所だった。
2日目もまともな昼食が取れないのがSessionだったが、今回は落ち着いてマンボウを食すことが出来た。
ここで当日帰宅組で最遠方とみられる長田さんが早退したが、彼の1100はスタータークラッチがお亡くなりになったので、皆で押し掛けをして送り出した。
解散場所の鳥羽に近づくと車が増え快走ワインディングではなくなった。こうなると眠気との戦いで標識の距離が減っていくことだけが楽しみになり最終目的地到着は16:30だった。
R425通行止めの迂回で聖者の行進では無くなったらしいが、それでも予定通りの走破だった。シングルディスク仕様のGPz750を自宅に連れ帰った団長がなんちゃってGPz900Rなバイクで現れてSession5終了式に登場した。
彼は遠隔地参加で早退ばかりだったので初めての終了式参加だ。
今回は初参加小沢さんがターボ、味村さんのターボデビュー、オイル下がりのかちかち山ターボとターボ尽くしのSessionだったかと思う。細かいトラブルが絶えなかったがそれでも全行程走破の予定時間に終わったし、自走不能が無かったのも初の経験だった。
その点でも貴重なSessionになった。
解散後は小沢さん、アキラちゃんの3人で伊勢湾フェリーを使って伊良湖に渡ることにした。このフェリーを使ったのは大学3年の時なので30年振りくらいになる。1時間の船中はSessionやミーティングの話題で持ちきりで、初参加小沢さんは興奮が覚めやらぬ様子であった。
下船して、下道を行くアキラちゃんと再会を約して、Googleナビ提示の豊川ICから新東名経由で帰宅した。
浜松SAで遅い晩飯を取り、近いうちの750ターボカフェ訪問を約して帰着したのは23:30だった。
我がGPzの様子だが、とうとうヘッドからオイルが滲む持病が再発したが、それ以外は楽しむことができて良かった。
主催並びに聖者なメンバーの皆さん。又の共に走れる日を楽しみにしてます。
総走行距離 1,137km
合計給油量66.15L
平均燃費 17.2km/L
区間最高19.7 最低14.3
経費は4万円超え