活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

神田川大曲塾の正月

2012-01-08 16:37:50 | 活版印刷のふるさと紀行
1月7日正午浅草雷門の大提灯の下に集合。これが年末からの約束事。
正月から遅れをとってはと30分も前に到着してしまったのは?
おかげさまで、いくつかの発見がありました。そのひとつ、大提灯を下から
見上げたら「龍」の彫りものがあるではありませんか。

辰年だから縁起がいいと思っていい気分でいたら、続いて到着した2.3人の
塾友に「知らない?なんて」と、笑われてしまいました。
たしかに浅草寺は金龍山浅草寺だからなるほどですが、まさか大提灯を真下
から覗いたことはなかったものですから。

正月から1本とられて頭を掻いていたら、「テレビでやっていたよ」どうやら
テレビの情報によると知っていささか安堵。しかし、我ながら、無知であった
のは事実。

門前で見ていると、人力車のお兄さんがあちこちでお客さんを勧誘しています。
その言葉遣いや物腰のスマートさがいい、最近、観光都市のあちこちで自転車を
使った洒落た乗り物を見かけますが、昔風の人力車とイケメンヤング車夫の取合せ
は意外に浅草の町にとけこんでいました。

目を仲見世に転じると賀正の旗のれんがはためいている前に市川亀治郎さんはしめ
歌舞伎役者さんの名前がズラリ。浅草で天保年間に歌舞伎興行の小屋があったこと
を河竹繁俊先生からうかがったことを思い出しました。
そういえば今も昔も浅草と芝居の縁は深いし、平成中村座の「寿初春大歌舞伎」の
初日、鏡開きの記事を見たのが、つい2,3日前でした。(つづく)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする