活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

七福神と縁結び絵馬の話

2012-01-09 12:09:44 | 活版印刷のふるさと紀行
雷門の大提下に集合したわけは、神田川大曲塾の新年恒例行事『七福神詣で』に
今年は『浅草七福神』が選ばれたためでした。
新年宴会の前にみんなで、せいぜい歩いて、大いに飲もうという不純な動機が見え
隠れするのが難ですが、昨年は『下谷七福神』、その前年は『亀戸七福神』と既に
6~7回を数える塾の新春イベントなのです。

浅草寺の大黒天、浅草神社の恵比寿さんは位置的に仲見世の延長線上ですから人混み
に驚くことはありませんでしたが、私が驚かされたのは福禄寿の今戸神社でした。
境内に入ると延々長蛇の列が2列。それも大半が若い女性ばかりでほかとは雰囲気が全然
違うのです。

知らなかったのですが、今戸神社は「縁結びの神様」で彼女たちには超人気の神様です。
だからこその大行列。それに引き替え、申し訳ないことに彼女らには七福神の「福禄寿」
の方は微塵も意識されていないようでした。そのおかげか、当方の色紙にご朱印を頂く行
列は思いのほかスムーズで短時間で済ますことが出来ました。本殿前の参拝の列にも、お
隣の縁結びのお守りを求める行列には新手のお嬢さんがひきも切らずに押し寄せているの
にです。

まさか、塾生にはお守りコーナーに並ぶ人はいませんが、神社の本殿への行列に加わる
律儀な人はかなりおりました。
さて、本当に驚かされたのは律儀な本格参詣組を待つ間にひょっと覗いた絵馬にありま
した。
 見てびっくり、若い女性特有の丸文字で、とても2012年バージョンとは思えない願い事
が綿々と書きこまれているのです。

 曰く「早くいい人と巡りあって結婚して、両親を喜ばせたい」、「孫の顔を早く見せて
あげたい」重なり合って地面にこぼれ落ちそうな2匹のネコが寄りそうイラスト絵馬のほ
とんどの文面が似たり寄ったりで、その親孝行ぶりは大変なもの、婚活の一つと片づける
には疑問が残ります。いったい、これが渋谷や新宿を嬌声をあげながら闊歩しているあの
女性たちと本当に重なりあうのでしょうか。どうも信じがたい気持ちで私はその場に立ち
尽くしていたのでした。http://blog.goo.ne.jp/admin/newentry?iid=12e5defd3927989e7dda3bd2d36300bf#
コメント
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