活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

シャンゼリゼか銀座かクリスマスツリー

2012-01-11 09:42:08 | 活版印刷のふるさと紀行
 私が所属している会の一つに『燦々会(さんさんかい)』というのがあります。
燦々と陽の当たる栄光の道を歩いた人の会?マサカ。燦々と輝く禿頭の持ち主の
会?創設時からのメンバーではないので、由来は知りませんが、たまたま同じ職
場でさんざん苦労を共にした仲間の会かと受け止めています。

 その燦々会の会友に平野興平さんがいます。在パリの彼のブログについ最近の
シャンゼリゼのクリスマスの照明が紹介されていました。
3年前、私もツアー客としてパリでクリスマスを迎えたことがあり、シャンゼリ
ゼで「銀座の方が数倍きれいだ」と思ったことがありました。

 平野さんも最初はそう思ったらしいのですが、メトロを降りた途端、凱旋門を
バックに続く道路の道幅の広さと距離で「パリの方が圧倒的に」と思い直したと
ありました。
 彼の許しを得ましたので、シャンゼリゼのクリスマスツリーの行列をお目にかけ
ましょう。

 負け惜しみでいうわけではありませんが、私の知る限り東京ミッドタウンのクリ
スマスツリーなんか、美しさではシャンゼリゼに負けないけどなあ。

 それにしても平野さんのブログを見るのは楽しみですし、うらやましい限りで
す。フランスに関して私の夢の一つはストラスブール行です。以前、一度だけ
訪ねたことがありましたが、社用の出張でしたので、ゆっくり歩けませんでした。
グーテンベルクゆかりのあの町を探索したいのです。

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七福神と縁結び絵馬の話

2012-01-09 12:09:44 | 活版印刷のふるさと紀行
雷門の大提下に集合したわけは、神田川大曲塾の新年恒例行事『七福神詣で』に
今年は『浅草七福神』が選ばれたためでした。
新年宴会の前にみんなで、せいぜい歩いて、大いに飲もうという不純な動機が見え
隠れするのが難ですが、昨年は『下谷七福神』、その前年は『亀戸七福神』と既に
6~7回を数える塾の新春イベントなのです。

浅草寺の大黒天、浅草神社の恵比寿さんは位置的に仲見世の延長線上ですから人混み
に驚くことはありませんでしたが、私が驚かされたのは福禄寿の今戸神社でした。
境内に入ると延々長蛇の列が2列。それも大半が若い女性ばかりでほかとは雰囲気が全然
違うのです。

知らなかったのですが、今戸神社は「縁結びの神様」で彼女たちには超人気の神様です。
だからこその大行列。それに引き替え、申し訳ないことに彼女らには七福神の「福禄寿」
の方は微塵も意識されていないようでした。そのおかげか、当方の色紙にご朱印を頂く行
列は思いのほかスムーズで短時間で済ますことが出来ました。本殿前の参拝の列にも、お
隣の縁結びのお守りを求める行列には新手のお嬢さんがひきも切らずに押し寄せているの
にです。

まさか、塾生にはお守りコーナーに並ぶ人はいませんが、神社の本殿への行列に加わる
律儀な人はかなりおりました。
さて、本当に驚かされたのは律儀な本格参詣組を待つ間にひょっと覗いた絵馬にありま
した。
 見てびっくり、若い女性特有の丸文字で、とても2012年バージョンとは思えない願い事
が綿々と書きこまれているのです。

 曰く「早くいい人と巡りあって結婚して、両親を喜ばせたい」、「孫の顔を早く見せて
あげたい」重なり合って地面にこぼれ落ちそうな2匹のネコが寄りそうイラスト絵馬のほ
とんどの文面が似たり寄ったりで、その親孝行ぶりは大変なもの、婚活の一つと片づける
には疑問が残ります。いったい、これが渋谷や新宿を嬌声をあげながら闊歩しているあの
女性たちと本当に重なりあうのでしょうか。どうも信じがたい気持ちで私はその場に立ち
尽くしていたのでした。http://blog.goo.ne.jp/admin/newentry?iid=12e5defd3927989e7dda3bd2d36300bf#
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神田川大曲塾の正月

2012-01-08 16:37:50 | 活版印刷のふるさと紀行
1月7日正午浅草雷門の大提灯の下に集合。これが年末からの約束事。
正月から遅れをとってはと30分も前に到着してしまったのは?
おかげさまで、いくつかの発見がありました。そのひとつ、大提灯を下から
見上げたら「龍」の彫りものがあるではありませんか。

辰年だから縁起がいいと思っていい気分でいたら、続いて到着した2.3人の
塾友に「知らない?なんて」と、笑われてしまいました。
たしかに浅草寺は金龍山浅草寺だからなるほどですが、まさか大提灯を真下
から覗いたことはなかったものですから。

正月から1本とられて頭を掻いていたら、「テレビでやっていたよ」どうやら
テレビの情報によると知っていささか安堵。しかし、我ながら、無知であった
のは事実。

門前で見ていると、人力車のお兄さんがあちこちでお客さんを勧誘しています。
その言葉遣いや物腰のスマートさがいい、最近、観光都市のあちこちで自転車を
使った洒落た乗り物を見かけますが、昔風の人力車とイケメンヤング車夫の取合せ
は意外に浅草の町にとけこんでいました。

目を仲見世に転じると賀正の旗のれんがはためいている前に市川亀治郎さんはしめ
歌舞伎役者さんの名前がズラリ。浅草で天保年間に歌舞伎興行の小屋があったこと
を河竹繁俊先生からうかがったことを思い出しました。
そういえば今も昔も浅草と芝居の縁は深いし、平成中村座の「寿初春大歌舞伎」の
初日、鏡開きの記事を見たのが、つい2,3日前でした。(つづく)
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「活版印刷紀行」2012年

2012-01-06 13:17:16 | 活版印刷のふるさと紀行
 1月も6日になって「おめでとうございます」ではお叱りを受けそうですが、
あらためて新年のおよろこびを申しあげます。

 「活版印刷紀行」と題して、このブログを始めて数年になります。最初は
タイトルどおり活版印刷ゆかりの地を訪ねて、毎回、楽しいレポートをと、
張り切ったのでしたが、だんだん、タネ切れになって参りました。

 したがって、昨年あたりからあっちへフラフラ、こつちへフラフラ、どうも
「活版印刷紀行」ならぬ「身辺紀行」になってしまったことは充分、自覚して
おります。


 おそらく、新しい年2012年はますますその傾向が強くなりそうで、恥ず
かしいのですが、お許しいただいて、ときどき、のぞいていただけるとうれしく
思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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