私的図書館

本好き人の365日

「歓喜の白路」

2010-04-24 13:33:00 | 本と日常
4月24日はカナダの作家、ルーシー・モード・モンゴメリが67歳で亡くなった日です。

『赤毛のアン』の主人公、アン・シャーリーがアヴォンリーにやって来た初日。

迎えに来てくれた老農夫、マシュウ・クスバートを相手に馬車の上でしゃべり続けていたアンはその途中で叫びます。


「まあ、クスバートさん! まあ、クスバートさん!! まあ、クスバートさん!!!」(村岡花子訳「新潮文庫」より)


アンの目の前には、真っ白な花がまるで天蓋のようにつらなるリンゴの並木道が広がっていたのでした。


「ああ、クスバートさん、あたしたちが通ってきたところは―あの白いところは何ていうの?」

「そうさな、お前さんは並木道のことを言ってるんだろうがな」(村岡花子訳「新潮文庫」より)


このシーン大好き♪

見慣れてしまうと身近で起こっている奇跡にも気が付かなくなってしまうんですよね。

アンがアヴォンリーにやって来たのは6月。
5月のはじめにはそろそろリンゴの花が咲き始めます。

うちの実家にもリンゴの木があるので楽しみです☆

父親が趣味でやっている家庭果樹園で、6本くらいしかないのでとてもアンがアヴォンリーの並木道に付けた「歓喜の白路」みたいな風景には遠くおよびませんが、それでも毎年白い花を咲かせ、食べ切れないほどの実を付けてくれます。

余った分は近所におすそ分けしたり畑のこやしになったり☆

モンゴメリの作品は今読みかけなのが2冊ほどありますが、最近はなかなか読めていません。

代わりに読んでいるのは…

中村光さんの罰(バチ)が当たっても知らないぞマンガ♪

*(キラキラ)*『聖☆おにいさん』*(キラキラ)*

1巻~4巻まとめ買い!!

神の子イエス・キリストと、目覚めた人ブッタが休暇を利用して東京の立川でアパートをシェアして下界暮らし…

聖人であることは隠していても、駅のホームに立てばいつの間にか彼らの後ろには沢山の人が並んだり、銭湯のお湯が赤ワインに変ってしまったり、行く先々で奇跡を起こしたり聖人ならではのトラブルに巻き込まれたり♪

イエスがお腹を空かせていると、目の前の皿に猫が横たわって別の猫がマッチを差し出す…

「神さまどうぞ私を食べてください」(←という目)

しかもその目が涙目!(笑)

カワイすぎる!!

こんな笑ってはいけないようなことをあえてマンガにしたそのチャレンジ精神に完敗です。

前から話題になっていた作品だったので気にはなっていたのですが、ついに買ってしまいました☆

これいいの? でも面白い♪

ブッタが料理が得意でイエスが秋葉原好きとは知らなかった。

本当にいいのかな(苦笑)

モンゴメリの亡くなった日にこんなマンガを紹介してしまって…罰が当たらないといいけれど。

ちなみにイエスとブッタが組んだお笑いコンビの名前は「パンチとロン毛」

いいのかな~(笑)