アニメ映画監督の新海誠さんがオススメ本として紹介されていたので読んでみました。
乙骨淑子さんの 『ピラミッド帽子よ、さようなら』(理論社)
初版が1981年。
ピラミッドパワーとかノストラダムスの大予言とか、宇宙人とか謎の生物とか、当時はそんな話があふれていて、私も夢中になりました。
携帯電話もなくて友達の家に電話をかけると十中八九親が出てあせったり、学校の先生がポカリとやったり(今なら大問題)、男の子にはまだ硬派がいたり、空き地や森が残っていた時代。
主人公の男の子は、数学が苦手で、頭がよくなるようにボール紙でピラミッド型の帽子を作りかぶってみることにします。
ピラミッドパワーで頭が良くなる?(笑)
頭が良くなったどうかはともかく、ピラミッド帽子をかぶっている時に不思議なことに気がつきます。
そして巻き込まれていく不思議な冒険!
同級生にそっくりの女の子。
立ち並ぶ団地の窓に輝く不思議な光。
エスペラント語を広める教師。
地下に広がる世界「アガルタ」?
自分たちの住む世界のすぐ隣にある異なる世界。
新海誠監督のアニメ作品『星を追う子ども』と重なるところがたくさんあって面白かったです♪
こう毎日暑いと、ひんやりした地下の世界に行ってみたい気もしますね~
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