
もうすぐ初めての誕生日を迎える双子の孫がやってきた。つい一週間ほど前はコロコロ転がりながらの移動だったのに、もう見事な這い這いで行きたいところを目指して簡単に移動し、ほしいものを手にしたり口に入れたりできるようになっている。
自分の三人の子の子育てには、いま評判の「育メン」どころではないほど深く関わり、また何人もの孫とのかかわりの中でも子どもが育つ様を見てきているけれども、やはりヒトの発達というのはすごいと思う。
この7人目の孫は一歳を前にしてもうただの愛らしいという存在ではなくて、瞳の中には自らの意思というものがはっきり感じられる。生物学的な「ヒト」という存在からすでに「人間」として自らを主張する存在となっている。
私が20代後半の頃に当時立命館大学の総長だった末川博先生の講演を聞く機会があったが、そのとき末川先生が「子どもや孫に恥じない生き方」をしようと話していた姿がいまも記憶に残っています。あの時の先生はいまの私とよく似た年齢、そんな話しをした先生はきっとお孫さんたちのこんな瞳や姿を思い浮かべていたのでしょうね。
そのころから私は日本共産党という政党にそんな思いを託して現在に至っていますが、まだまだ子ども達に暮らしやすい世の中を準備することは出来ていませんが、末川先生が語った生き方は大筋としては守ってくることが出来、この写真の瞳にも真っ直ぐに向き合うことの出来るいまの自分にホッとしています。
自分達を取り巻く環境や経済的な暮しの問題、TPP問題や先の見えない原発問題、さまざまな問題が渦巻いてはいますが・・・、この瞳を見ているとなんとかまっすぐ問題に関わっていけそうな気がする双子の孫と過ごした一日でした。
