
金沢市には西、主計町(かぞえまち)、ひがし、という三箇所の芸妓(芸者)置屋などが集まる茶屋街があります。
いずれも古い町屋が集まる落ちついた街並みで観光地としても知られていますが、なかでも規模の大きいひがし茶屋街は市内屈指の観光地として多くの観光客が訪れる名所です。そのメインの通りを一本裏に回ると街の人たちの暮しが見えます。
10日に私の所属する写真サークル「日本リアリズム写真集団かなざわ支部」とウェブグループの「JRPかなざわ支部交流の広場」合同の撮影会がそのひがし茶屋街で実施されました。観光客でごった返すメインの通りも面白いのですが、その裏通りの地域独特の暮しが垣間見える風情が興味深いものでした。
写真はいまも現役の「髪結い処」として芸者さんなど日本髪を結いに来る方たちに喜ばれている美容院ではなくて現役の髪結いさんとして営業されている店の表の様子です。写真一番奥の看板には「髪結い処」と出ています。金沢は古いものやお店がごく現役として当然のような顔をしている町です。
