天候の関係やスケジュールの関係で、ここしばらく夜明の撮影が出来なかったが一昨日はボランティアの「しんぶん赤旗」配達途中に夜明撮影ポイント近くで日の出の時間を迎えたので、ほんの少し回り道をして犀川と街並み、その向こうの医王山などの山並みからの朝焼けと日の出の撮影をしました。
少し雲はあるものの、その雲に朝光が反射して丁度良い具合の朝焼けのなかから太陽が顔を出しました。足元の犀川も鴨などの水鳥が動き出す航跡も見えるという金沢限定の朝景色を堪能した朝でした。
日中はいま開催中の「JRPかなざわ支部天徳院特別写真展」会場に居て来場者との会話を楽しみました。私の故郷の香川県に住んでいたという方もお出でになって写真のこともさることながら、金沢の自然環境の素晴らしさや「うどん」だけではない讃岐(香川県)の魅力についても話が盛り上がりました。またその作品だけは知っていてお近づきになりたいと思っていた写真家もお出でになっての写真談義も楽しいものでした。
夜はすっかりサッカーフアンになってブラジルW杯出場のかかる、日本チーム対ブラジル戦のテレビ観戦でドキドキしながらスリリングな試合経過を楽しみました。スポーツは結果が全てではありますが、それにしても全体として優勢な試合運びでほぼ安心して見ていた試合が後半に入ってオーストラリアの一本のシュートでがらりと様相が変わり、敗色濃厚なグランドで諦めずに攻め込む選手達に起死回生のPKというチャンスが訪れました。それまでシュートが惜しいところでゴール枠を外していた金沢の星陵高校出身の本田が後半終了間際45分を越えてのゴールを決め試合は1対1の引き分け、結果ワールドカップ出場を決めました。
この試合を見ていて感じたのは、日本選手の技術と体力の成長振りです。とくに外国で活躍している選手達は大きなオーストラリア選手に囲まれても競り負ける気がしないほど巧みなボール捌きを見せ、攻撃に移るさまは本当に見事なものでした。
もっともこうした感想を書けるのも結果として引き分けに持ち込まれたからで、もしPKを獲得できずに敗戦ということになればいつものように日本チームの決定力不足を嘆く記事になっていたかもしれません。本当にフアンというものは勝手なものだと自分でも思います。
ただ、あと一ヶ月で公示日を迎える参議院選挙はサッカーの試合のように国民が無責任な観客という立場ではいられません。そのことを意識するか否かは別として、結果のすべてが国民にかかってくるのですから。今朝のニュースでは安倍首相は相変わらず日本国民の苦しみをよそに外国で何の根拠もなく「成長戦略第三弾」などとノー天気な話しをしているようです。
その自民党安倍政権に対峙して政策を示し、全国で戦う日本共産党の前進こそが国民の暮しを根っこから改善していく道に通じているのですから、最後まで気を抜かず前に向って進まなければならないと思う夜でした。