写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

天高く・・・  大震災3年半

2014年09月11日 | 写真

昨日の朝はなんとなく「天高く馬肥ゆる秋」という言葉を思い出す空の様子でした。場所はいつも朝焼け写真を撮る金沢市では男川とも呼ばれている犀川河畔から寺町台地を見上げる場所でした。

今日は東日本大震災から3年半、電力業界と政府財界の意を受ける原子力規制委員会は委員長自らが「安全を保障するものではない」といいながら川内原発1.2号機が新審査基準に適合の「審査書」を正式決定しました。官房長官はこれを受けてさっそく記者会見で「再稼働進める」と表明しました。被災3年半という日にまさにとんでもない出来事です。

私が子どものころの田舎では秋になると神社や河原で市が立ちさまざまな物売りのための露店と共に芝居、講談、浪曲などの舞台がしつらえられて娯楽の少ない田舎の人たちが楽しんでいたものです。
そんな田舎芝居などでよく聞いたセリフ「お天道様がお見通しだいっ」という言葉を使いたくなるような状況が金沢市の市長選挙で進行しています。
多選市長に対して中身は無いけれど見栄えの良い「市政刷新」という言葉と「若さ」で前回市長選を制した市長がその市長選のさなかにギャンブル施設設置のために業者との裏取引で念書を交わしていたこと、そして市長になってからもその業者との接触が続いていたことが明るみに出て議会で100条委員会による内容の追及をおそれて何も語らないまま任期2か月ほどを残して辞職。ところが当の前市長が再出馬、100条委員会設置に反対した前市長も所属する自民党の推薦で別の候補が、さらに前市長と業者との間に介在したとうわさされる市議の会派の推薦を当てにして別の候補が名乗り出ています。
こんな様子を見ていると。まさに「お天道様がお見通しだいっ」という決め台詞を叩きつけたくなります。

利権政治の展示会を見ているような今回の金沢市長選挙ですが、「利権政治を一掃しよう」と日本共産党も参加する「市民本位の金沢市政をつくる会」は40年間市民の立場で議員として働いてきた現日本共産党金沢市議団長「升きよみ」を立てて市民の手に市政を取り返そうと奮闘しています。

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