写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

金沢の丘陵地から見る夕景

2018年08月10日 | 写真日記
    [街と海と雲の間に]

日本海の夕景が美しい季節になりました。
もちろん日本列島のどこで見ても夕陽は四季それぞれに美しいのですが・・・。
松尾芭蕉の「奥の細道」に記されている有名な句

   あかあかと日はつれなくも秋の風  芭蕉

句の意味は「夕日が赤々と見える残暑の厳しい夏の金沢だが吹く風はもう秋の気配を感じさせるようだ」とでもいう所だと思います。
芭蕉がしばらく宿泊した金沢市片町辺りから大きな建物の無かった当時は日本海に没する夕陽を見ることが出来たといわれます。

8月に入ると赤く焼けた夕陽の色が一段と凄みを増してきます。
晴天の時はもちろん、曇り空でも海面と雲の間に顔を出す夕陽の色と美しさは芭蕉のような文才があれば別ですが私如きには言葉で表すことはできません。
とくに私のように水平線というもののない瀬戸内で育った者にとっては格別な夕陽に見えます。

    [街も夕陽に]

夕陽の位置が下がって海面からの水蒸気による雲に遮られても夕焼け色は金沢の街並に夕陽の道を残しています。
上空はたくさんの雲に遮られたものの、すてきな夕景の中で宵のとばりが引かれやがて夜景となるまで金沢市南部の丘陵に立ち尽くしました。

今日は雲が多く少し雨も降りましたが素敵な夕焼け空になった一日でした。そんな夕焼け写真を二枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。(今日は写真が撮れなかったので、今夕とよく似た空だった4年前8月10日の写真を使いました)



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