写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

ツバクロのねぐら入り

2018年08月19日 | 写真日記
    [夕月にツバメが]

  夕月を隠すツバメのねぐら入り 国夫
いよいよ秋を実感するツバメのねぐら入りの季節がやってきました。
人里で人間の庇護のもとに子育てを終えた親ツバメと子ツバメが秋の母国への旅に備えて餌の豊富なところで体力をつける季節を迎えました。
金沢周辺では河北潟周辺がその代表的な場所で、ツバメのねぐらとなる水辺の葦原には夕方になると数万羽と言われるツバメたちがどこからともなく現れます。
この日は天候がよくて夕焼け空に浮かんだ夕月を隠すかのように突然ゴマ粒のように見えるツバメの群れが現れました。

    [湖面すれすれに飛び交う]

夕空から急降下してきたツバメの大群がそれぞれの群れごとに目指す葦原に向かってすごい勢いで飛び交います。
なかにはカメラを構える私にぶつかりそうになりながら素早い動きで葦原に飛び込んでいくものもいました。
夕焼けの映り込む湖面のツバメたちの姿にとても新鮮な感動を覚える夕刻でした。

    [まもなく眠る河北潟]

月の下に突然現れて空から湖面まで騒がせるように飛び交い、岸辺の葦原に一夜の眠りのために収まるまで30分ほど。
この短時間に数万羽というツバメが葦原に収まり、この写真の直後には葦原は静まり返り、空を飛ぶのは数えられるほどの蝙蝠たちのひらひらと飛ぶ姿のみです。
夕焼けの風景を背景に、まさに「動」と「静」のドラマの始まりから終わりまでを共にした30分間でした。

今日は湖畔の葦原を舞台に繰り広げられた「ツバメのねぐら入り」の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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