写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

意味有りげで実は意味の無い写真たち

2009年10月07日 | 写真
我が家の近くに写真専門のギャラリーがあり、地元写真家たちの展示会が毎週のように開催されている。
この地域では名の通った写真家たちの作品が見られるのでよく通っている。
最近見た写真展は風景が中心だったが人物や抽象画のような作品もあっていろいろ考えさせられる写真展だった。
石川県では名の知られた方たちの作品が一堂に集り、それぞれの作品が「これでもか」というように撮影技術・プリントの技術を競い自己主張をしている気がした。
色彩、時間、その場の空気感、などを見事に表したものが多く、見ていて「ああこういう撮り方、こういう表現があるのか」とあらたな発見がありました。
ただ会場を出るとすぐに見た写真の中身についての印象が消え、残っているのは「上手な写真だった」と言うだけに終わったことが意外でした。
またある意味印象に残った作品の中で、錆びついた錠前を撮った3枚組のものがあった。
一見意味ありげなのだが、正面、斜めからなど何度か見てみるがそれ以上のものを感じられない。私はこの作者が撮る人物の感情をすてきに表現する写真が好きなのだが・・・、今回の作品はいただけないものだった。
独りよがりに陥らないこの方の素敵な写真をまた見たいと思っている。

本日の写真は石川県技能コンクールに出場していた若い建具職人さんです

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