写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

私の身近な写真環境の激変について 1

2006年01月17日 | 写真
おくればせながら、2005年の私自身の写真環境についてについて少し考えてみた。
2005年はEOSkIssⅢ・EOS5・EOS55・EOS1などのキャノンのAF一眼レフ(フィルムカメラ)に加えて、5月にパナソニックのデジカメ「FZ10」、10月には「E300」というオリンパスの一眼デジカメを手に入れ、従来のフィルム写真に加え、デジタル写真の領域に踏み込んだ年だった。
デジタルカメラおよびデジタル写真はホームページで公開する工程の便利さとコストの面での魅力などでずっと関心があったのだが、それなりの写真が撮れるカメラについてはカメラ自体が高価格でとても手が出せるものでなかった。
昨年手に入れた「FZ10」はコンパクトデジカメの分類に入るものだが限りなく一眼デジカメに近いものだ。それが行きつけのカメラ屋の中古棚になんとか手が届く価格であったので「デジカメ体験用」として購入した。(写真は「デジカメお散歩写真」http://tatiba.exblog.jp/ で公開)
一眼デジタルカメラはそれまで安くとも数十万円もしていたのだが、キャノンが普及機・入門機として「EOSKISSデジタル」を一昨年発売したことを機に各社があいついで価格が10万円台の普及機・入門機を発売し、カメラ屋の店員の言によると「一眼レフカメラ販売の8割がデジタルカメラになった」というほどの変化が起きたそうだ。
2005年はカメラ屋の店頭が一気にフィルムカメラ主体からデジタルカメラ主体の商品構成に変った年となった。かつてのレコード店がレコードからCDへ移行した時を思わせるような激変だ。
とはいっても私が手を出せる価格ではなかったので一眼デジに手を出すつもりは無かったし、作品作りについても従来どおりフィルムカメラを主体にしていたのだが・・・。
これまた、カメラ屋さんの商品構成のうち店頭に出るフィルム売り場が大幅縮小されると共にその種類も激減。これから力を入れようとしていたモノクロ用のネガフィルムが置かれていない店舗が増え、ネガ・ポジなどのフィルムについても大手のカメラ屋さんの店頭でもその種類が限られ、価格も全体に高くなる状況となっている。つまり、写したいと思う写真にふさわしいフィルムが手に入れにくい状況がつくられてきた。
そんな折に、オリンパスが「E500」という一眼デジカメ発売を発表し、その前身機種「E300」が大幅に値下がり、行きつけのカメラ店でその展示品レンズセットがコンバクトデジカメよりもさらに安い処分価格として提示され、資金はフィルムカメラの一台ををその店に引き取ってもらって充当、購入してしまった。
オリンパスは一眼デジカメのレンズ交換という機能がもつ宿命とも言われていた「ゴミ問題」を画期的な方法で解決して「E―1」「E300」というカメラを発売していた。そういうことで私自身は、もし買うならこのうちの一つをと思っていたものです。
2005年はこうして従来のフィルム写真とデジタルカメラによる写真が二本立てとなった年になりました。
少し疲れました。2005年における「写真」そのものについては次号で。/kaeru_night/}

写真は「雪のバラ園を守る」(フィルムカメラEOS―5)


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