17日付「しんぶん赤旗」の学問・文化欄のコラム[朝の風]に「ある民主書店の60周年」と題して信州上田の平林堂という書店のことが書かれている。
戦後の日本の政治、文化、教育、労働などの民主運動の分野でその運動とともに歩んできた民主書店と呼ばれる全国的な書店グループがある。
信州の平林堂はその範囲に括れるような小さな存在ではなく、全国の書店業界でもよく知られる存在ですがまぎれもなくその創業の原点は民主運動に寄与する民主書店であり、その後書店として発展するなかでも社主の書店活動の思想の中心には民主書店活動家としての確固たる意志が貫かれています。
金沢の写真師こと、ブログ「新カメラ日記」の管理人も1977年からの2004年までの約27年間を金沢で「白山書店」という民主書店店長として生活をかけた活動を続けました。
管理人の書店活動はコラムに取り上げられた書店のように華やかでも大きな存在でもありませんでしたが、民主運動とともに!という意識では同時代を生きてきた平林堂の平林さんなど、
民主書店活動の先達に学びながらの日々を送りました。
贈られてきた立派な冊子を読みながらそんなことを考えていました。