山梨ワイン探索 23組の生産者を訪ねて 森覚氏 著書 が面白い。
美術出版社 2200円です。2018年発行。
ワインの雑誌、「ワイナート」の連載記事をまとめた、とあります。
山梨の23社のワイナリーを訪ねた記事です。
訪問したワイナリーの主に社長を、たまに醸造責任者と、著者の森氏の会話形式です。
その後、著者の感想が述べられています。
著者は、著名なソムリエですが、まだ40歳になったばかり。
ソムリエの目線から、ワイナリーやワインが語られますが、専門家過ぎず、素人の方でも、すっと頭に入る感じ。
ワインの紹介では、是非飲んでみたい気になります。
私が、知っている方もたくさん登場するので、そこも面白い。
例えば、機山洋酒の土屋社長のところで、
「ワイナリーに一歩入ると、ピカピカの床」とあり、度々キザンさんにお伺いするが、私は気が付かなかった、ホテルで仕事をするソムリエの視線は、まずそこか、と感心したり。
甲斐ワイナリーの風間親子の仲が良くないのは、薄々感じていましたが、「胸くらをつかみ合っていた」ほどだったのか、など。
塩山洋酒の、甲州雅は、「この辺りのおっちゃんたちにのんでもらうワイン」だったのかあ、プライスカードを書き直さなくては。
いろいろ参考になる、面白い本です。
ワイナリーを訪問する前に読まれると、ワイナリーの訪問がもっと有意義になり、ワインを飲まれる前に読まれると、もっと美味しくなりそうです。