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山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

マスカットベーリーAの工夫

2020-02-12 16:14:33 | ワイン四方山話

日本の在来品種、マスカットベーリーAの薄さを工夫するワインの紹介です。

本坊酒造マルスワインの穂坂収穫、カベルネ・ベリーAです。

720ml、1815円です。

山梨では有名なワイン。

売っていない酒屋は無いほどです。

名前の通り、カベルネ・ソーヴィニヨンとマスカットベーリーAのブレンドです。

ブレンド比は、半々ということを、以前聞いたような気がします。

穂坂収穫の穂坂は、韮崎市穂坂地区のことで、ここで収穫された葡萄を使っています。

穂坂地区は、大変良いブドウの産地で、韮崎市がワイナリーの誘致を募集したこともあり、マルスワインが生産拠点を穂坂につくりました。

樽熟成もして、しっかりした赤ワインになっています。

各ワインコンテストの入賞の常連ワインです。

その姉妹品として、

こちらは、メルロー・ベーリーAです。

メルローとマスカットベーリーAのブレンドですね。

間違いやすいので、カベルネ・ベーリーAしか扱っていなかったのですが、日本ワインコンクール2019の、欧州系在来品種ブレンド赤部門で、銅賞(カテゴリーでは2位)に入賞したのを機に、両方のワインを販売しています。

http://hamamatsuya.jp/wine-list4.htm#honbo

こちらは、塩山洋酒のジャパニーズブレンドです。

ブレンドは、マスカットベーリーAと、ブラッククイーン、ベリーアリカントの3種類。

3種類とも、日本ワインの父、川上善兵衛氏が品種改良したものです。

この3種類をブレンドしているワインは、このワインしか存じていません。

まさに、ザ・日本ワインです。

2424円。

こちらは、蒼龍葡萄酒(勝沼町)のマスカットベーリーAのロゼ。

赤ワインを作るとき、濃い部分を抜いて、ワインをつくる醸造方法があります。

残った薄い分はロゼワインになります。

このロゼは、この方法で作ったロゼでしょうか。

それでは、濃い赤ワインはというと、山梨のベーリーAというワインがあるのですが、現在ワイナリー欠品で、ご紹介できません。

その欠品しているワインは、日本ワインコンクール2018年金賞、同2019年銀賞を受賞した、大変人気のワインです。

どちらも1760円。

入荷しましたら、ご案内します。

マスカットベーリーAを工夫しているワインは、いろいろ面白いです。

 

 


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