HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

「風立ちぬ」大人の美しいアニメです。

2013-07-20 18:02:04 | 映画

 

風立ちぬの場面カット画像

風立ちぬ

大好きなジブリの映画というので、楽しみにしていました。

私的には、見ていて、やっぱり涙がわいてきました。

風立ちぬ。いざいきめやも

Le vent se leve,il fauttenter de vivere.

(風が吹いて騒ぐこともある。でも、生き抜いていこうの意味)

というポール・ヴァレリーの詩「海辺の墓地」の一節です。

彫辰夫の「風立ちぬ」という小説と伝説の飛行機設計者の堀越二郎の半生を重ねてつくられた脚本です。

堀越二郎さんはゼロ戦や雷電・烈風といった世界の誇れる飛行機を設計した人です。

その会社は名古屋にあり、

戦前に彼が設計した七試艦上戦闘機や九試単座戦闘機のテスト飛行は名古屋から

較的近い各務原で行われました。

その会社はいま三菱重工業です。国産のY11の設計にも携わった人です。

みっちゃんは各務原市で教師をして、現在三菱地所のたてたマンションに住んでします。

数年前までは、三菱の会社のロッキード関係のアメリカ人家族が50軒以上住んでいました。

現在も飛行機関連の方が住んでおられるのです。

近隣は三菱の軍需工業の後の施設が一杯です。

そんな身近なことが描き出される映画でした

いままでの、ジブリの夢を与えてわかりやすいアニメではないです。

私はこのごろのアニメの色彩に原色のどぎつさを感じてりました。

この映画はほんとにセピア色というか懐かしいほっとする色彩自然の色が多いんです

お話は、戦争反対の映画でも、賛美でもなく神風として死んでいく飛行機のお話でもなく

個人のレベル。。

恋愛。死の病を得ている婚約者と、出会い残された時間、生かされた時間をいざ、いきめやも・・なんですよ

そこら辺が堀辰夫さんの私小説風というか、そいうお話なんですね。

そういう意味ではとっても迫力く不足というか生きるエネルギーをもっとえがいてほしかった気がします。

でも、とっても美しくこの逆ガレという飛行機の羽が折れていますでしょう。

これを堀越さんが考えた有能な発想なのです。

美しいサバの骨からの美しい飛行機・・十分に感じられます。

イタリアの伝説の飛行機設計士カブローニトとの時空を超えた飛行機の楽園の夢のを語るシーンもアニメならばこそです。

声の野村萬歳さんがいい。

堀越さんの想い、あこがれ、夢を感じられるんですね。

不景気貧乏。病気、そして大震災と戦争。

そんな時代生き抜いた堀越二郎さん。

風立ちぬ、いざいきめやも

生きねば・・なんですね。

美しい映画です

いままでのジブリ映画と同じなのは希望があることが感じられることです

 

読んでくださってありがとう

コメント
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