今日は未明から雨です。
まるて梅雨の戻りの様
室内気温29度 湿度74%じめじめ!汗がわいてきます。
夏休みになったとたにこんな天気。
世の中思うようにならないものですね
先日誘われて「杉山寧展」にいってきました。
ー悠久なる時を求めてー
彼は、戦後の日本画壇を代表する画家であり、没後20周年を記念する展覧会です。
基本の日本画から、ギリシャ神話に取材した「エウロペ」で日展初出品、抽象画や裸婦等すばらしい作品を描かれた人です。
この展覧会は初出品の作品から晩年の代表的な作品迄、彼の作品の流れを感じることができます。
私はヨーロッパの印象派の絵が一番好きで
日本画はいつも同じ感じ保守的で表面的のように思われて
「へ~でもいいじゃん」としか見てなかったです。
しかしこのごろ日本画はヨーロッパ人では表現できないで絵画の表現法であることに気が付きました。
それはいってみれば
西洋料理と日本料理のちがいとに等しい。
デリケートなその美しさ、中味の味の追求が同じだと・・
精神性、日本人の美の精神性が基本だと
杉山さんは伝統的な日本画を学び、それなりの力作を残し、西洋画風の作品、
エジプトやカッパードギア等の風景画
はたまた抽象画を描きそ、してまた原点の日本画に戻っていく
言ってみれば彼の美への挑戦、
それがホントによくわかる展覧会でした。
天才はやっぱりどのレベルでも素晴らしい。
精神性が感じられる作品展でした。
私が水彩画を描くにあたって、こういう表現藻あるんだとか、方法等とっても参考になります。
家に帰って、以前に購入し一度も開いてない全集を見直しているところです。
日本画も素晴らしい画家のものには心打つものが多いなあってね
彼もそんな画家の一人です。
日本画ってやっぱり日本人の精神文化なんですね
見応えのある展覧会でした。
お近くで日本画展がありましたら見てみてくださいね。
今日のヒロちゃん