先日の日曜日展覧会の最後というので駆けつけました。
そこのパイプオルガンとクリスマスツリー
「院展」です・
絵画にはいろんな描き方があり
その会派によって表現のしかたが違います。
院展は日本画です。
http://www.nihonbijutsuin.or.jp/ippan_100/index_nagoya.html
作者名などクリックすると作品が見られます。
私は日本画はやりませんが
背景の色のおき方、配色などとっても参考になります
展覧会に行ってそういう経験をするたびに
私の色の対する感覚はやはり日本の風土に根ざしているのかと思うんですよ。
日本画は色をつけるのも膠を溶かし顔料で・・ととっても大変
油絵や水彩のようにチューブから出して・・というわけには行きませんからね
とっても繊細な絵がおおいです。
芸大の日本画科で、フリーハンドでまっすぐな線が引けないと絵が描かせてもらえないという伝説も存在するほど
日本画は線が大事です。
いろんな作品を見ても西洋画は面なのに対して、日本画は線が基調と思いますね。
私の油絵も線を多用することがおおく誰に習ったわけではありませんが・・これも日本人のDNAかな?なんて・・
平山郁夫さん亡き後・・私は手塚祐司さんの絵が好きです。
http://www.tezukayuji.jp/table2/index.html
私が行った最後の日は松村公嗣さんがいらして説明をする時間で黒山の人だかりでした。
彼の作品は今文芸春秋表紙で目にしますね。
今回松村さんのこんないいお話を知りました。
現在は、愛知県芸大の学長さんでもあるんですね。
彼には大事な出会いのときがあったと。
美大に2年不合格になり、失意のとき、植物園で昼寝をしていた。
たまたまざくろの水彩画をを描く老人に出会った。
その様に見とれ、何時しか、自分が二浪して、もう将来にも不安を感じていることなど語る。
その老人は持病があり、余命いくばくもないが出来る限りの技術をおしえようと
一年間あちこちに写生に行って過ごしたという。
彼は片岡珠子さんが師匠だそうだが
この至福のときはたまらないときであったと語っています。
画家にはこういう精神的なものがきっかけのことがおおい気がしますね。
いいお話ですね
この後市の美術館「ラファイエル前派展」を見ました。
イギリスの絵画展なんですが
まったく好みでなかったです。
つまらなかったなあ
この美術館とってもみづらいですし
その横で名古屋科学館があり「生命の大躍進」を見ました。
これは秀逸です
マニアでなくても貴重な化石必見です
家族連れも多かったです。
その記事は後日にしますね
読んでくださってありがとう。