スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団・三ツ橋敬子さん指揮のコンサートに行ってきました。
ニューズウイーク・ジャパンの「世界が尊敬する日本陣100人」で選ばれた指揮者
今はイタリア在住。1980年生まれ
いろんな演奏会で世界初の女性指揮者として賞を総なめにしてる期待の指揮者です。
名古屋、初デビュー
なんて小柄なんだ!!というのが第一印象
バイオリンソリストのエリック・シューマンがとなりに立つと、
30センチくらいの指揮台上の三ツ橋さんのほうが小さいかも、そして細い
この人がこの大勢のプロ集団のオーケストラを束ねられるのか・・・
と心配になってくる。
スメタナの交響詩「わが祖国」より“モルダウ”の演奏が始まる。
なんと繊細なハープや弦、フルート2管などの演奏で、雪解け水がかさをまし森を抜け、大河となる様が音として感じられる
情感がこみ上げてくる、ひとりでに涙が込み上げてきた!!
我が祖国への想い!!
音楽は国境を越えた言葉であると誰かがいったことはこいうことなんだ~
それを引き出し演奏としてまとめ上げた彼女の才能、その繊細な情感に感激した。
これは彼女しか出せない音だと!
スメタナ(1824~84)って!?
「♪チェコが誇る国民的作曲家スメタナ
かれの名曲
"モルダウ"とはスメタナの故郷チェコを流れる
国の象徴のようなモルダウ河のことです。
この交響詩では山奥から湧き出た源流が次第に水かさを増し、
森を抜け村を抜け、やがては大河となって
プラハへと流れ込んでいく様が描写されています。
例えば出だしのフルート2管は雪解け水が源流として流れ始める様子、
そしてその背後のハープやピッチカートは
日の光を受けてきらめく水のしずくといった具合です。
その後クラリネットを始めとした各楽器の合流が、水かさを増す流れの様子を描き、
やがて河として姿を現すところで有名なモルダウの主題が始まります。
スメタナはこの連作交響詩により、
今も国民的作曲家としてチェコで愛され続けています。 」
クラシック名曲サウンドライブラリーから転載
2曲目のドボルザークの「ヴァイオリン狂想曲イ短調op。53
これもバイオリニストのエリック・シュ―マンが素晴らしい!!
そのアポロンのような容姿から奏でるバイオリン・テクニックと調べは
先日までのコンサートで聞いた、ハンガリーやオースリア系の音楽家のロマ音楽を軽く思わてしまうものでした。
かれは1982年生まれ、それにしてこの華麗なゴージャスな演奏はすごい。
この演奏のまえにちょっとした出来事が。
最初の演目が終わるとヴァイオリン狂想曲のまえに、バイオリンや一部の劇団員が退場します。
その時ヴァイオリンを抱えたままの若い劇団員が
わたしの前の空いた席に入り込んできて
多分「ここはあいてるか」と聞きました。
「ふんふん」とうなずくと、そこに座り
このエリック・シューーマンの演奏に聞き惚れていました。
そして休憩になり、第2部開始で劇団員が入ってきました、
さっきの彼がこちらを向いて微笑んでいる!!
私と隣の人が手を振ったら舞台の上からかれはふり返した!!
なんかすごくうれしかったよ!!
その国のお国柄が出て楽しいコンサートでしたよ~
音楽は国境のない言葉ということを今日ほど感じたコンサートはないです、
たのしみましたよ!
みなさんもチャンスがありましたら是非どうぞ~
読んでくださってありがとう。
{ スメタナ ・ モルダウ } アルプスから
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祖国 大河 Flute フルート
B.Smetana,"The Moldau" Symphonic, from "My Country"