先日のアカデミー賞では「アーチスト」がという白黒の無声映画が多くの賞に輝いた。
そしてこの映画「ザ・ヘルプ」
アメリカで百週連続ベストセラーの「ザ・ヘルプ」映画化・・も多くの賞に輝いた。
無声映画風の恋愛映画と、
声をあげることが命がけであった1960年代
アメリカ南部の黒人の通いのメイド、ヘルプとよばれる黒人女性達の真実の”心の声”を
本に書き表す、それは時代を動かす、変化の始まりを描き出す映画、
この二つの映画をを対比すると、おもしろいですね。
できのいい予告編ですご覧くださいね。
映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』予告編
トイレすら病気がうつるという理由で使わせてもらえない黒人メイドの彼女たち。
ご主人様には絶対に逆らわないメイド。
「風と共に去りぬ」は1861年の南北戦争前後を描いてます。
その中の主人公と、この映画1960年代ミシシッピー州の女性たちは重なり合ってします。
南北戦争では、北軍の勝利でリンカーンが奴隷解放宣言をしましたが、
実態は人種差別に移行しただけといわれています。
100年ほどのちの1964年から65年
ケネディ大統領や、
ジョンソン大統領の白人以外の人種の公民権を認める諸法成立迄、人種差別が存在しました。
もちろんこれは法律の上での差別のこと。
感覚の上ではいまでも存在することでしょう。
この映画は、大きな声での熱い公民権運動を
アピールするわけでもないでもない
きらめくハリウッドスター俳優がズラと並ぶ
映画でもない。
でも超大作がひしめく全米のサマーシーズンに、
公開から3週間で1億ドルを突破する
大ヒットを記録した。
2011年ハリウッド最大のサプライズ作品と
いわれているそうです。
これは何を意味するのかな・
それは・・・・
このパンフレットに、
いまを生きるすべての人に贈る勇気と感動の物語と
いう見出しがあります。
単純でない、奥ふかい問題を描きながら、
明るい気持ちになるのは事実です。
良い映画を見ました。
読んでくださってありがとう。
良い映画を見ました。
読んでくださってありがとう。