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みっちゃんの世界の中で好きな国の一つにエジプトがあります。
パリの留学生の中のエジプト人は私の触れあうなかでは、
誇りが高くきちんとしたマナーをみにつけている人が多かったです。
同じ留学生でもアラブの方は男尊女卑の感覚を感じました。
エジプトに旅行をした時も、個人ツアーでしたので、
現地のマスコミで働く日本人の方の紹介で、通訳をお願いしました。
考古学を研修している学者の方でした。
彼を通しても、誇りが高く、自分の国に誇りを持っておられるのを感じました。
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そういう国のこの市民革命はどうして?
どこへ行くのか。
指導者のない市民革命は
イランのような宗教者によって政治がなされたとしたら
「自由と公正を求めるエジプト国民」はどうなるのか。
今日の新聞に
<スフィンクスフィンクスは動いた。>という記事が載りました。
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私の疑問の答えがある気がしました。
①と②はエジプトと日本のハーフの方、
ネットや電話で連絡をとってある一部の市民の、
状態をつかんでおられると思います。
①のかたエルサムーニさんは
行列嫌いのエジプト人が秩序だった運動をする為のデモの会場広場に入るための身体チェックに秩序だててならんでる。
チェックする側も「すいませんね~」と声をかけているのに驚いておられます。
フェイスブックなどいろいろなグローバルな情報によって、
近代化を目指すエリート層が語り合う場が生まれた。
チュニジアの民衆蜂起成功はアラブの盟主を自負する国としては、恥ずかしいという思いが強かったといわれています。
②の野口健さんは
エジプト人の母様がエジプト人で現地で教師をしておられる。
野口さんは日本に来させることも考えた。
しかしお母様は、「私はエジプト人、最後までここに残る」と言われた。
ムバラク大統領も「エジプトは私の母国である。私はここで死に、歴史に評価される。」
エジプト人はほかのアラブ諸国に比べて、への忠誠心が強い。信頼できるリーダーさえ出れば国としてまとまりやすい。と考えておられます。
エジプトは、本来イスラム色が強くなくて
お酒の類、ビールもワインも作っているし、女性の水着姿もかなりオープン。
最近はこの締め付けが強くなってきているのを感じているそうですが・・
③のタレントのフィフィさん、デモの後かたつけをする市民に、
革命を一時的なお祭りにしようとせず、
本気で新しい国を立ち上げようとする表れなんだと感じておられます。
観光国でありながら、きたなくて、きれいにする気力のない、
貧富の差がひどくって、働いても報われない未来の見えない国だった。
観光客が遠のいてダメージを受けるということに対して、
もうけていたのは政府だけで、国民は革命の前から貧乏でした。
将来の夢のない貧しさはみじめですが、
希望のある貧しさは耐えられる
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と結んでいます。
私たち日本人は彼らよりはるかに恵まれています。でも財政再建のためにこれだけのことを言いきれる国民はどれだけいるでしょう。
○○手当ヤ10%減税という名の将来に対する借金を喜んでいる気がするんですが・・
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読んでくださってありがとう。