北陸旅行では事前に見たいものを大体予定してました。
琵琶湖湖東の紅葉、
輪島の千枚田と金沢兼六園のライトアップやイルミネーション、
でも、ふと立ち寄って、すごいな~と思ったのが
長浜の曳山と、能登半島のキリコ祭りのキリコです。
長浜については本屋で買ったガイドブックにもなかったので、
思いついて市の観光課により散策マップをもらいました。
それをみていて、よってみようと思ったのが曳山博物館です。
みっちゃんはテレビをほとんど見ないので,
長浜がNHKの大河ドラマの「江」に関係する町とは全然知りませんでした。
それに関係して、なにやら、町おこしでいろんなイベントがあり、
商店街はにぎわいをみせていました。
「ゲゲゲノ女房」のときの境港もそうでしたが、
テレビの影響ってすごいPRになるんですね。
でも、そのど真ん中の曳山博物館は3~4人の人しか入っていなかったです。
長浜の町は秀吉によって開かれ、税を免除されたために発展を極めたとか、
秀吉や支配者がこの町を去っても独自の町人の街として伝統文化を守り、栄え続けたそうです。
そういう町衆の心意気が伝わってくるのが
この曳山。
全部で12あるのを展示は2つ順番に展示してるそうです。
4月、祭りのときになると何カ月も前から練習をしてきた、大きな曳山の上で子供歌舞伎が上演されるのです。
おごそかに、華やかに、とこしえに
パンフレットのこの言葉!気に入りました。
2月から練習に練習を重ね4月にやり遂げる。
地元の方々が大事に受け継いでいこうという気概が伺えます。
詳しくはこのホームページからご覧ください。
http://nagahama-hikiyama.or.jp/category1/story.php
輪島の朝市をのぞいて、
その後夕方迄、総持寺という有名なお寺の紅葉や
漆博物館を見たりしましたが、
一番すごいと思ったのが、
このきりこ会館です。
きりこというのはお祭りのときにおみこしの前や後ろにお伴もする
のぼりみたいなものです。
それがスケールがすごいんです。
高さ12メートルのものもといいます。
それが一堂に集められているこの会館はもうすごいです。
灯篭みたいなものでなかに明かりも入るらしくて
暗くしてあるので、もう不思議な世界に入ったようです。
能登半島のお祭りには欠かせないもののようです。
イヤ、この会館自体が能登のお祭りをガイドしてるんですね。
ここはミシュランのガイドブックに2つ星とか。
ユネスコの遺産に指定されている「あえのこと」というお祭りについても紹介されています。
さらに詳しくはこちらへ・・
北陸を旅行してると太平洋岸にない
伝統的な力強い、庶民の文化とそれを守ろうとする力を感じるんです。
日本もまだまだ捨てたものではないな~って感じたんですよ。
美味しいものも一杯食べましたがそれは普通のガイドブック満載されてますから・・
輪島の朝市でいつも買う「いしるの塩辛」やら
うってるおばさんが、自分で作ったという「のどグロの干物など」美味しいものが満載、
香箱蟹もおいしいですよ。
でも、なによりも日本に生まれてよかった~って感じる旅行でした。
読んでくださってありがとう。