信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

Glass lamp、table & window LAMP.YA

2008年02月24日 22時47分47秒 |  日記
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昨日は一日中吹雪いており外出も出来なかった。
丁度諏訪地方は諏訪いちと称しお菓子祭りの日であったが、外へ出る騒ぎではなかった。
今朝は一段と冷え込み、昨日降った雪はきらきら光っていた。
昨年の年末以来、大泉の陶芸家から紹介されたガラス工房を訪ねていくことにした。
最近アロマランプに魅せられて、その穏やかな光を毎晩見ているが、今ある蛍光灯やシャンデリアではなく手元を照らす明かりも欲しいとふと思った。
雪景色の原村から小淵沢、北杜市へ向かうが、長坂のインターを降りた途端雪がないことに気が付いた。
やはり八ヶ岳の南麓は気温が違い、標高が高くても雪が降らないのだ。
小海線の甲斐大泉駅を過ぎて、日野水牧場の裏手にアトリエはあった。
目の前に八ヶ岳の三つ頭、権現岳が大きくそびえ木立の中のアトリエにガラスのランプが幾つも燈っていた。
同じ作品は2つとなく、どれも個性的でこれまで見たことも無い、ガラスと蝋燭や電燈の明かりとのコラボレーションに一目で魅せられてしまった。
もともと個展の案内状の作品に魅かれたのだが、実物はその数倍も素晴らしい。
一つ一つゆっくり見て廻ったが、硬いガラスがこれほどこれほど柔らかい形を作るとは知らなかった。
作家の七尾裕子さんは東京の仙川からこの八ヶ岳に2002年にアトリエを移住し毎年東京で個展を開いている。
それもランプデザインの仕事に専念し独特の作品を作っている。

DSCN5354.JPG → LANP.YA.

その作品を見ている内に外はいつの間にか夕暮れの薄紫色になっていた。
道路が凍結しないうちに原村へ帰らなければならない。
ランプも欲しいが今日は小さな作品を2つ求めた。
揺らめくキャンドルの明かりで、ゆっくり手紙を書いてみたい。
可愛い小さな一輪挿しも、大好きなイメージだ。
これで今日は昨日の吹雪きに閉じ込められたせっかくの休日が払拭できた。
大泉はこういった陶芸、画、工芸、クラフトなどなど沢山の作家が住んでいる。これから暖かくなり始めたら、見て廻る楽しみがある。
雪と寒さで縮こまっていた気持ちが、やっと外へ向かっての気力が充実し始めて来た様だ。

こうしてパソコンに向かっている手元では、キャンドルの光がほんのり明るく揺らめいている。
視線の上では先に載せた、ハリネズミのモビールがゆっくりと泳いでいる。
外はマイナス10度だが、部屋の中の雰囲気は小物のお陰で誠に暖かい。