信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

東西動物事情

2010年08月06日 23時09分41秒 | Weblog
7月の初めにアフリカのムスメに食料品を入れて、小包を送った。
3週間くらいかかると言われたが、果たして本当に到着するかどうかも予測不可能で
あやふやな国には期待は出来なかった。

栄養失調か、半端ではない暑さのせいかそれとも体力低下か、4月に赴任して
既に8キロ減ったという。
重量制限のため、大した食料品は送れず、乾燥食品に走ってしまった。

ムスメは猫を飼い始めた。
飼い主に似て栄養失調の痩せ猫で、いわしという意味不明の名前をつけられた。
キャラメルの紙で数日いわしは遊んでいると聞き、不憫で小包を送る時に
猫にもおもちゃや媚薬のまたたびを入れた。

いわしがまたたびを見て大喜びして転げまわる妄想に浸った。
キャラメルの紙よりおもちゃで遊ぶ姿は考えても楽しい。

ははは・・・・母は娘の喜ぶ場面より猫が大喜びするのが楽しみで、まだ荷物が届かぬかと
心待ちした。

3週間ちょっとかかって、8月になり荷物が届いたとの連絡をもらった。
どんなに荷物をあけてから猫が喜ぶかと聞くと、意外に別な反応だった。

日本の猫は、またたびを見せるとよだれを流して喜ぶが、アフリカの猫のいわしは
反応が少なかったようだ。
むしろ栄養失調をカバーしようと一緒に入れた犬たちのおやつのささみ巻きガムをずっと喜んでかじっているという。
お前は犬か!とがっかりしたが、アフリカの猫と日本の猫は好みが違うのかもしれない。

丁度このブログを書いている時間にテレビでは、ハリウッド製作のHACHIの映画が
洋画劇場で放映され最後は泣きながら見た。

日本の秋田犬だがリチャードギア演ずるご主人様の忠犬となり、主人の亡き後10年も
駅で待ち続けたという話には23年前の日本での映画の時も同様に泣きながら見たものだった。

犬の世界にも出来不出来があり、人間と同じではあるが、フランダースの犬のパトラッシュやハチ公はいつの世になっても
人の心のなかに悲しみを残す名作の犬で、我が家の犬を考えると、
忠犬らしき場面は、はて?・・・・記憶になく、常にご主人様を食事とおやつとお散歩係りと見ている節がある。