先週、近所のレストランで持ち帰りのお総菜を買った。
原村に移住した時に実家の兄から、硬く硬く、買い食いをしてはいけないと言い聞かされた。
歳をとった妹が田舎暮らしをしたら食事の支度が面倒になると考えたのであろう。
そのことはなぜか耳に焼き付き、ここまでけなげに守って来た。ショウケースに並んだ
お惣菜類の中でサバの南蛮漬けが目に入った。
小鯵の南蛮漬けは母親譲りで得意料理の一つであるが、サバ?は食べたことがない。
夜の食事に食べてみたが、この量では値段が高いとの感想を持った。
自分で作ればどれほどの量が作れるか試そうと思い立った。
今日の夕方、食材を取りそろえ料理に取り掛かった。
長雨が続き、料理をするにはたっぷりとした夕方の時間がある。
料理をするにはBGMが必要でYou Tubeで気に入った音楽をMixで聞けば世話なしである。
サバを油で揚げ始めた時に、紛れ込んで冬のソナタが流れて来た。
ああ懐かしい・・・・・と思って冬ソナのMixに切り替えて料理に集中したが
思い出すことしきり。
今から10何年前になるか、日本橋の企業で働いているときに冬ソナのドラマが始まり
人気沸騰した。昔、君の名はという銭湯がその時間帯は空になるというほど当時の人々を
夢中にしたドラマがあったが、今度は韓流という名前でテレビで視聴率が高く評判になった。
50代であった自分が見事にはまった。
同じ企業に勤めている友人3人と金曜日に飲み会をしながら、ドラマをネタに飲みながら
来週の展開をワクワクしながら待った。
実はその当時の自分は職場では非常に苦しい毎日を送っていた。
今でこそ、セクハラ、パワハラ、モラハラ、エイジハラスメント、とハラスメントが
ドラマになっているが
10年も前の職場はハラスメントは社会問題として取り上げる時代ではなかった。
会社は上司が変わればいう通りにしなければならない。
新人で入社して来た同僚の嫌がらせとそれに同調した上司のパワハラとダブルの
ハラスメントで2年間苦しんだ。
持って行き場がない悩みは常に会社を辞めたいと思いながら、
現実的には辞められない事情があり、葛藤しながら仕事をした。
ちょうどその時に毎週観ていたドラマが冬ソナであった。
そして苦しい自分が逃げ込んだドラマが冬ソナの場であった。
通常あり得ない悲劇が続き、どんどんドラマに引き込まれていったため
自分の問題からは逃避できた。
友人たちはいつも励ましてくれた。
上司はいつか異動で代わるからそれまで我慢しようと頼りになってくれた。
会社の職場関係はヒトが代われば状況も変わる。
昔から続いている陰で見えないハラスメントは今でも世の中では続いているが、
法律でも守ってくれるとは限らない。
あの2年間を何とかやり過ごし、代わりにがむしゃらに働いたなという思いが残った。
冬ソナのそれぞれのパーツ毎のテーマ曲を聴くと見事にその当時を思い出してしまった。
しかし悪いことではない。
自分のこれまで経験のないどん底の時期が確かにあり、それを通過し、今があるのは
あの時期を過ごせたからと考えた。
音楽は深い海の底に沈んだ、通常では思い出せない出来事をあっという間に浮かび上がらせてくれる。
間もなく前期高齢者の年齢を過ぎていく老人になったが、若かった時に懸命に過ごしていた
職場の思い出を色々あったがひっくるめると良かったなぁと思うようになった。
サバの南蛮漬けは大量に出来上がり、信州のスーパーの売り場に並ぶサバのフィオーレは
塩分が強かったというのが感想である。
.....あらかじめ塩抜きすべきだった。
原村に移住した時に実家の兄から、硬く硬く、買い食いをしてはいけないと言い聞かされた。
歳をとった妹が田舎暮らしをしたら食事の支度が面倒になると考えたのであろう。
そのことはなぜか耳に焼き付き、ここまでけなげに守って来た。ショウケースに並んだ
お惣菜類の中でサバの南蛮漬けが目に入った。
小鯵の南蛮漬けは母親譲りで得意料理の一つであるが、サバ?は食べたことがない。
夜の食事に食べてみたが、この量では値段が高いとの感想を持った。
自分で作ればどれほどの量が作れるか試そうと思い立った。
今日の夕方、食材を取りそろえ料理に取り掛かった。
長雨が続き、料理をするにはたっぷりとした夕方の時間がある。
料理をするにはBGMが必要でYou Tubeで気に入った音楽をMixで聞けば世話なしである。
サバを油で揚げ始めた時に、紛れ込んで冬のソナタが流れて来た。
ああ懐かしい・・・・・と思って冬ソナのMixに切り替えて料理に集中したが
思い出すことしきり。
今から10何年前になるか、日本橋の企業で働いているときに冬ソナのドラマが始まり
人気沸騰した。昔、君の名はという銭湯がその時間帯は空になるというほど当時の人々を
夢中にしたドラマがあったが、今度は韓流という名前でテレビで視聴率が高く評判になった。
50代であった自分が見事にはまった。
同じ企業に勤めている友人3人と金曜日に飲み会をしながら、ドラマをネタに飲みながら
来週の展開をワクワクしながら待った。
実はその当時の自分は職場では非常に苦しい毎日を送っていた。
今でこそ、セクハラ、パワハラ、モラハラ、エイジハラスメント、とハラスメントが
ドラマになっているが
10年も前の職場はハラスメントは社会問題として取り上げる時代ではなかった。
会社は上司が変わればいう通りにしなければならない。
新人で入社して来た同僚の嫌がらせとそれに同調した上司のパワハラとダブルの
ハラスメントで2年間苦しんだ。
持って行き場がない悩みは常に会社を辞めたいと思いながら、
現実的には辞められない事情があり、葛藤しながら仕事をした。
ちょうどその時に毎週観ていたドラマが冬ソナであった。
そして苦しい自分が逃げ込んだドラマが冬ソナの場であった。
通常あり得ない悲劇が続き、どんどんドラマに引き込まれていったため
自分の問題からは逃避できた。
友人たちはいつも励ましてくれた。
上司はいつか異動で代わるからそれまで我慢しようと頼りになってくれた。
会社の職場関係はヒトが代われば状況も変わる。
昔から続いている陰で見えないハラスメントは今でも世の中では続いているが、
法律でも守ってくれるとは限らない。
あの2年間を何とかやり過ごし、代わりにがむしゃらに働いたなという思いが残った。
冬ソナのそれぞれのパーツ毎のテーマ曲を聴くと見事にその当時を思い出してしまった。
しかし悪いことではない。
自分のこれまで経験のないどん底の時期が確かにあり、それを通過し、今があるのは
あの時期を過ごせたからと考えた。
音楽は深い海の底に沈んだ、通常では思い出せない出来事をあっという間に浮かび上がらせてくれる。
間もなく前期高齢者の年齢を過ぎていく老人になったが、若かった時に懸命に過ごしていた
職場の思い出を色々あったがひっくるめると良かったなぁと思うようになった。
サバの南蛮漬けは大量に出来上がり、信州のスーパーの売り場に並ぶサバのフィオーレは
塩分が強かったというのが感想である。
.....あらかじめ塩抜きすべきだった。