信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

手仕事の魅力、ふたたび

2014年12月22日 18時27分51秒 | Weblog
先週のNHKの番組、ベニシアさんの過ごすクリスマスの日々で古い友達と一緒に過ごす
クリスマスのリース作りが目を引いた。
刺繍家の村田かつ子さんと秋本容子さんが刺繍をブランドを立ち上げ子供服に刺繍を施し
ネットで販売していると伺う。
村田さんの名前を聞きおやっと思った。どこかで聴いた覚えが・・・・・と思ったら背守りという
練習帳の製作に携わっていた。



昨年の今頃、まだ見ぬマゴに何かプレゼントして残したいと思うが、なかなか難しく
ぴたっとしたものが浮かばない。
ところが何かのきっかけで子供の背守りという刺繍を見つけ、その練習セットを取り寄せた。

子供はあの世からやってきて、まだこの世の中に定着しない曖昧な存在で
大人とは全く違う独自の世界を生きていると考え祖先たちは魔よけに背中に背守りを考えた。

子供を守るために母親はまだ見ぬ子供のために糸も布も碌に手に入らない時代。
命のもろさから守るために一針心をこめて後ろからの魔よけに背中に刺繍をした。









と、練習帳を読んで勉強したが、何十年も遠ざかっていた刺繍にてこずった。
引越し後、毎週諏訪までムスメの健診で送り迎えしていたら目の前に予定日が迫ってきた。

焦り焦り、夜になって目がしょぼしょぼするが何とか下手くそながら肌着2枚に背守りの刺繍を仕上げた。
あなたを待つ間に・・・と書かれた文章はまだこの世に現れないマゴが想像の粋を外れていたが
無事生まれてきて欲しいとの願いは毎日膨らんで一針ずつ図案を縫っていったのである。



もう明後日はクリスマスイブとなりマゴは1歳の誕生日を迎える。
ふたたびベニシアさんの番組で背守りにお目にかかり、赤ちゃんは終わるがこれから幼児として
まだ危うい日々を過ごしていくマゴに又刺繍を再開しようと思った。
手仕事は子供の頃から好きだった。

洋裁でミシンを踏んでいる母親の傍でミシン糸や糸巻きの模様や象牙のへら、ちゃこ、指ぬき
待ち針、糸くず、ボタンを入れた缶、などで遊んだ。糸巻きと割り箸でおもちゃの車を作った。

おもちゃがない時代に育ったが、母の傍にへばりついて編み物やアップリケ、刺繍などを自己流で学び
やがて子供を育てる時にはミシンでふたりの子供服を作るに至った。

古い思い出ははっきりと思い出すが、今になり目が老眼だからとか夜は見えにくくなり
何となく逃げていたが、村田さんの刺繍をする姿を見てやる気が出た。
編み物も毎晩数センチずつ編み続け、腹巻帽子は2枚目が出来上がる。

初めて編んだのは教えどうりに網目を作ったが手がゆるいのか帽子には大きすぎ
腹巻にぴったりとなった。
お洒落な色合いで、しかも暖かさが違う。
今年は気温が低すぎて朝からぶるぶるだが、腹巻のお陰で下半身の血行が良く、お腹を暖めるのは
冷え防止に効果が高い。

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