信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

2月は飛んでゆくが如く

2010年02月20日 14時57分23秒 | Weblog
2月は早い。
毎年同じ言葉を言いつつ、もう自分の誕生日も目前になる。
あらぁ、12か月もあったかしら?
半年くらいで歳を取っていく思いがこの60才を過ぎてからの感想になった。

昨日は雨水であった。
大寒、小寒を今年ほど気に掛けた年はなかった。
例年に比べ気温が低く、毎日マイナス10度前後の寒さに嫌気が差しながらもじっと我慢の子になった。
珍しく雨水が過ぎたのを意識し、犬と散歩に出た。
この1週間の過ぎるのが早かったと思うのと、のろのろとじれったいと思うのと
まぜこぜであった。

犬達は飼い主が朝早く出て行ってしまうし、夜は真っ暗になって待たされて
暗い部屋で気の毒にうらめしそうに待っている。

抜歯し、食事が不自由になり、おまけに精密検査後の結果が思わしくなく、
遠ざかっていた心臓の痛みで不安になりこの1週間、いつもの自分でなくなった。
体と心は一緒だから、段々やる気を失った。

職場は毎日、仕事の途中からは新システムのデモを行うが、案の定、
思うように動かずくじける。
けれど、システム会社のSE達は毎日期限付きのソフトを作るのに泊り込みだから、
気の毒に思え任せるしかなく、文句も言えない。
3月1日の稼動は大丈夫かしら?

八ヶ岳の山は相変らず真っ白で凛としているが、この一週間、仕事の行き来で山を見ずに終わっていた。
朝は背中に、帰りは真っ暗になり見る場面がない。
地元の人はこういう風に慣れてしまい感激がないのかもしれない。
やる気がないのをどうしたら良いかと思いながら、
自分の敵は自分の中にあると誰かがいっていたのを思い出す。

掃除のときに片付けていた箱の中から退職する際に頂いた色紙が出てきて眺めてしまった。
色々な言葉がびっしり隙間のないほど書かれて、一人ひとりの顔を思い出しながら、
確実にあれから3年が経っていくのだと時間の流れを感じる。

いつまでも輝いていてくださいという言葉があった。
ということは過去には輝いていると思われていた自分がいたのだ。

今はくすぶっていてやる気をうしなっている。
立派な環境の中にいながら、あれやこれやの事柄に振り回されている自分がおり
、この1週間を送っていたのだ。

時々、オリンピックの選手はもっともっと重圧の中で生活し苦しいのだと思いなおし、
気持ちを立て直すのだが、あまりうまく行かない。

ところが昨日職場で、上司から残業した時間を批判され削除された。
同僚が亡くなり、おまけに休みや研修に行くものもおり、更に人員不足になり、
その穴埋めをしながら、新システムのデモに毎日時間を奪われ、
追いつかない毎日の業務は時間外になった。
そのことが上司は仕事がのろいからと判断し、やり方を責めた。
全く的外れであるが、反論しても無駄で、それならこちらも考えようと、帰宅する頃に憤慨する気持ちは変化した。
怒りは不思議なことにやる気を起こさせる。
しかし反面、怒りという感情はこの年になってもまだ未熟であることかな
とも思う気持ちも片一方にあるのである。

庭はまだ雪があるが、日当たりの良い土から緑の芽がのぞいている。
我が家で一番初めの新芽である。


                      

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