信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

この音が聞きたかった。

2013年12月01日 17時41分23秒 | Weblog
伊那へ引っ越して、暖房は薪ストーブになった。
これまでの炬燵や石油ストーブと友の冬は思い切り、未知なるストーブを焚く生活になった。
薪の確保、ストーブの構造、対費用効果、など勉強した後、恐る恐る薪を焚き始めた。
その日その日によって燃え方が違うのがわかってきた。
自分次第ということもわかった。
薪は宅配されるので、1年以上乾燥し良く乾いた薪なので焚き付け方や、薪の太さや、燃えている最中の
足し方や、随分あれこれ毎日学んでいった。
手袋をして薪に触れるがそれでも、とげが刺さる。
筋肉痛は覚悟の上だったが、寒風が吹いても心地よい暖かい日でも、薪割りは数日置きに欠かせない。
特に細い焚き付け用の細薪は太薪を割り、中薪を作り更に細い薪を丹念に作っていく。

 

初めは短い斧でその作業を行っていたが、筋肉痛がずうっと続き、更に先週は頭痛が治らなくなった。
約3週間の薪割により体中の筋肉痛に発展したようだ。

部屋の片付けも終盤戦に向かい、先週ムスメの産科への定期検診のあと、高遠のストーブ会社に寄り
今度は長い斧を購入した。
東京に住んでいる姪夫婦の有り難い新築祝いということになり半ば強制的に斧を選んで頂いてしまった。
斧はスェーデン製で28歳の若い女性が社長の会社であるという。



結果はすばらしい。

スパーン

太い薪を割るその確立は上手くなったらほぼ一発。
最初は少し外していたが、もう3日目になったら、頭の上で斧を振りかざさなくても
僅かに振り上げるだけで命中する。
若い時にゴルフをしていたお陰で狙った場所に落とすのが、自分ながら上手いと思う。
絶対にこれは1回では割れないと思う薪は思惑を外してスパッと1発で割れる。
その爽快さ。

短い斧を何度もたたきつけて割っていたのが嘘のようだ。
面白くてたちまち太い薪を20本くらい30分もかからず割ってしまい、細薪まで完成する。



中薪が沢山出来上がるようになり、ストーブの焚きつけが時間短縮した。
体中が煙臭いと、自分ながら嫌だった初めの頃は卒業し、短時間でめらめらと燃える
技を身につけるようになった。

ストーブは前日の燃えカスや灰、炭を掃除し飛び散った床を掃き、汚れたガラスをきれいに
磨きそれから薪を並べて焚き始めるが、短時間で出来るようになってきた。
燃え始めて30分も経たないが、ストーブの温度はもう400度を越している。

最初に使い始めた頃を思うとおっかなびっくり、恐々時間がかかり挙句の果て
煙い部屋になっていたが、薪割りが面白いということは脳の活性化に繋がり、
認知症予備軍の防止策とも思える。


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