北陸自動車道のフェンスは、いろいろな蔓植物がからまっていて、身近な生きものウオッチングには最適の場所です。この場所のフェンスはノブドウを主体に、ヘクソカズラなども混生しているので、葉を食べるもの、蜜を吸うもの、集まってくるものを食べるものなどいろいろな生きものを見ることができます。
ここで07/14にスキバホウジャクを見かけましたが、うまく撮れませんでした。今度こそと、ここを通るたびに注意して探しています。
この日も、(散歩している犬には少し我慢してもらって)時間をかけて探していると、フェンスの金網を白緑色の何かが動くのを見つけました。尾角がある大きな芋虫なので、スズメガの幼虫です。
『イモムシハンドブック③』を見て、「尾角は短く腹側に湾曲」「第1腹節に楕円の白色紋」「第2腹節にごく小さな白色紋」などの特徴があることから、キイロスズメの幼虫だとわかりました。幼虫の食草は、ヤマノイモ、オニドコロなどヤマノイモ科の植物です。
《フェンスの金網で見つけたキイロスズメの幼虫 2020/07/15》
《フェンスの金網で見つけたキイロスズメの幼虫 2020/07/15》
※ フェンスで見つけたカラスウリの蕾を持ち帰って花瓶にいれておいたところ、夜になってレースのように繊細な花(完全ではありませんが)が咲きました。
《夜になって咲いたカラスウリの花 2020/07/16》
《カラスウリの蕾 2020/07/09》